無意味な就職してる?|2030年までに消える仕事まとめ

2030年までに消える仕事

技術革新によって人間の働き方はどう変わるのでしょうか?

今あなたの考えている仕事は2030年にはなくなっている可能性があります。技術革新によって時代の流れは非常に早くなっており、この流れの早さには日々驚かされるばかり。今回は、技術革新が与える仕事への影響について考えていきます。

この記事を読んで分かること
  • 技術革新が仕事に与える影響

2030年までに、全ての仕事の50%がなくなる

2012年の2月にトルコのイスタンブールで開催された国際会議「TEDxReset」の講演の中で披露されたトーマス・フレイ氏のスピーチで「2030年には、全世界の雇用の半分である20億人の雇用が消えるだろう」という人生設計を考える上で欠かせない事実が発表されました。

トーマス・フレイ氏とは?
元IBMのエンジニアで、世界屈指の未来学者としても知られるダ・ヴィンチ研究所所長。

社会の変化などの外的要因は個人では抗えないので、何も考えずに生活して時が来てから政府や地方自治体に泣き寝入りするようなことをしたくないのであれば、自らが今後の社会がどうなるのかを読み解いて社会の変化に対して対応策を考えるしかありません。

では、どんな仕事がなくなるのか?

今後なくなる仕事は、技術革新によって代用される仕事または自動化される職業です。古いものは新しいものに取って代わり、肉体労働はロボットが行うようになり、システム化できるものは人財が不要になります。

この流れを止めることは核戦争で地球を滅びるくらいのことがなければ難しいので、社会の流れを変えるよりも自分を社会に適応させる方が圧倒的に楽なのは間違いありません。

Point!

もし本当に50%の仕事が15年後に消えていたとしたら、働く意味が大きく変化していることが考えられます。どうなっていくのか楽しみな反面、とても不安になりますね。

今後なくなる仕事の例

電力業界

電力業界が消える

・発電所の閉鎖・多くの鉄道や交通機関で労働者が必要なくなる・大規模な風力発電所、天然ガス、バイオ燃料の発電所は閉鎖(マイクログリッドは小規模エネルギー・ネットワークのため)・電力会社の維持管理者(エンジニア)・エネルギー網のメンテナンス(修理工)・・・

エネルギー産業は未だに非効率であったり何からエネルギーを生み出すのかなど不安定な部分が多いです。特に電力業界では、既存の大規模発電システムから小規模な発電システムに変化していくと言われています。

自動車産業

自動車産業が消える

・トラック、タクシー、リムジン、バスなどの自動車ドライバー・ガソリンスタンド、駐車場、交通警察、交通裁判所・交通事故によるケガ人に対処していた医師、看護婦・ピザを代表とした宅配員・郵便局の郵便物配達員・宅配業者の宅配員(フェデックス、ヤマト、佐川などの宅配員)・自動車製造業者・・・

Google自動車を自動で運転するシステムは最近になって話題になっていますが、自動車が自動化することで交通に関わる仕事が大きくなくなります。運転は、時間、エネルギー、お金という資源の無駄を引き起こしており、毎年500万人が交通事故で死傷している現状がありますが、自動運転車によってこれら全てが解決すると言われています。

教育

教育者が消える

・教師・トレーナー・教授・・・

教育の現場では近年急速に起こっている大きな変化があります。それは、「教育のビデオ化」です。体系化された学習システムを教師ではなくコンピュータから学習し、自力で勉強できるようになり、これまでのような画一的な学校の授業は不要となります。高い授業料を払って学校に行かなくても同じ内容を低価格で学ぶことができ、興味のない教師の話は聞く必要がなくなります。

製造業

製造業が消える

・衣類メーカー、衣料品小売業者、靴メーカー、靴の小売業者・建築資材、木材、石、石膏、砂利、コンクリート、その他多くの建設産業者・あらゆる製造業者、小売業者・・・

製造業の多くは3Dプリンターにより、壊滅的な被害を受けることになります。3Dプリンターの技術があれば、家も自動車も衣服も雑貨もあらゆるものが機械で制作できるようになり、製造のプロセスに人の手は不要になるでしょう。

ロボット

ロボットによって消える

・漁師ロボットによって漁師は消えます・農業ロボットによって農家は消えます・検査ロボットによって検査官は消えます・兵士ロボットによって兵士は消えます・3Dプリンターから出てくる建築資材をロボットが組み立てて家を建築するようになり大工は消えます・ロボットがロボットを製造するようになります・・・

ロボットの技術は日々進化を続けていますが、高性能ロボットの開発により、人間が行うほぼ全ての物理的な仕事はロボットが行うようになると言われています。そして、人間の仕事は肉体的な労働はなくなっていき、精神的・知的なものに集中していきます。

Column

現代は人類が直面したことのない問題を抱えている

人工知能やIoTによって私たちの生活はインターネットの登場以上に変化すると言われています。「2048年に人工知能が人間を超える」と言われている2048年問題はもちろん、氷河期の到来・不老不死の実現・宇宙人の登場・タイムマシンの実現なんてことも現実に起こり得ます。

そんな中で私たち人類がどのように生活していけば良いのかは極めて難しい問題であり、(まだ先のことにはなりますが、)生きているうちに起こるようなことなので、心の準備と対応策を考えておきたいところです。

社会は常に大きな変化の可能性を秘めている

今後は、産業の効率化が図られていき、ルーチン化している仕事はロボットに変わっていきます。エネルギー産業はより効率の良い技術を用いてエネルギーを生み出し、自動車は自動化され、教師は映像に保存され、物質はどんなものもデータさえあれば機械が加工する。そんな世界になっていきます。

あらゆる技術革新は、単純な仕事を真っ先に消し去ります。つまり、単純労働をしている人は仕事を失うことになります。新たな社会では、労働の需要と供給を一致させることが大きな社会問題となると思われており、単純労働しかできないと働く場がなくなって社会生活を営めなくなる可能性があります。

今の当たり前は15年後には通用しません。

もし現状維持で今持っているスキルや知識だけでずっと生きていくのであれば、機械にも誰にも負けない圧倒的な価値あるスキルを習得するしかありません。しかし、そうでないなら、社会の変化に合わせて新たな知識やスキルを身につけていくことが必要です。

注意事項
時間が経つにつれ、誰にでもできる仕事の価値は下がっていきます。社会に必要とされるビジネススキルを身につけ、自身の市場価値を高めていかなければ、時代に追い越されてしまいます。

まとめ

T.フレイ
『2030年には、全世界の雇用の半分である20億人の雇用が消えるだろう。』トーマス・フレイ(未来学者)

まだこの事実を知らなかったのであればこの記事を読むことで、2030年の仕事の在り方の知識は少しですがついたはずです。そして、これからの社会で何が不要で何が必要となってくるのかも少しは分かってきたはずです。「ヤバいな。」と感じた方はなるべく早いうちに何かしたの行動に移していきましょう。

社会の変化に対応するために今しなければならないたった一つのこと

  • 社会の変化に対応できる価値ある人財になる

これ以外にこれからの社会を生き残る術はないと言っても過言ではないです。できなければ社会に淘汰される未来が待っている可能性が大きいです。どうすればこれからの社会でも生き残れるのかを常に考えて生活をすることは必要不可欠であり、「今だけよければ全てよし」という生活を続けていると後で痛い目に合うことになります。

ロボットにはできないような頭を使うクリエイティブで温かみのある仕事こそこれから人間が行う労働であり、肉体的・物理的な労働がなくなることで労働そのものの在り方が変わり、しいては人間の在り方が変わる可能性すらあります。この今を生きるのが辛いと感じる人生を歩むか楽しいと思える人生を歩むのかはあなた次第です。

T.フレイ
『私たちは考えの幅や、技術的能力を高め革新に備えなければならない。』トーマス・フレイ(未来学者)

P.S.

詳しくはガジェット通信の『2030年までに技術革新によって全ての仕事の50%が消滅する!!社会の変化と「消える仕事」「新しい仕事」をまとめてみた』に載っているので、興味を持った方はリンク先の記事を読んで下さい。

また、トーマス・フレイ氏のスピーチが気になる方はこちらからどうぞ。(言語は英語となっています)

1 COMMENT

匿名

完全に間違ってるね。

筋肉の動きのトレースはまだまだ出来ないし、農業のロボット化と漁業のロボット化って、ロボットが何するの?多分あと14年じゃあ、全てやらせたら人間使うより100倍近く高くつくよ?反対に、デザインとかはコンピュータが作り出せるかも。既に絵とか曲は作ったし。ただ、ロボット化できるのは最適化だけだよ?

そもそも、ロボットには定義がある。そのとおりのものを作れば人間の代理は務まらないはずだが、ユーモア欠乏症の馬鹿どもがやらかし続ける。

自動運転は、死亡事故が続出してから。それでもタクシー会社は消えるけど(代わりにレンタカー屋が伸びる)運送業者は消えない(玄関先まで荷物を運ぶロボットが出来るまでは)。あと、ロボットでは今の所、向こう10年は人間の介添なしに鮮魚とか精密機器の配達は出来ない。

究極、失業だらけになったとしたら、誰がモノ買うの?

多分だけど、士業と、工場内単純作業がまず消える。特に税理士。クラウド会計サービスが伸びて、一部の節税対策用の人以外殆どの人が失業。日本において郵便は残る(習慣が違う)。クリエイティブの仕事がどんどんチープになっていく(IT化、WEB化の弊害で、例えば音楽制作者側は既存の一般的な手法ではダウンロードの場合かなり売れても単価が安すぎて赤字になるので、広告だよりになる)ので、ロボット化される。

何でもロボット化したなら、保守要員もロボット化出来る。ロボット開発者は先っちょにいる人はわりと長く残る仕事。何作るかデザインせにゃならんので。

漁師、農家は最後まで残る。ロボット化は進んでるけど、メシのまずいジョンブルの、しかもクソ野暮天には、ガチの一次産業は解らないよ。

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