大学生が一人旅に出るメリット・デメリット計17選を徹底解説!

大学生に伝えたい一人旅のメリット・デメリット

一人旅をしたことのない学生はどれくらいいるでしょうか?

半数程度は学生期間中に経験するのとして、一人でどこか遠くに出かける機会はこれまでそんなに経験してこなかった方が多いのではないかと思います。

そこで今回は一人旅のメリットやデメリットについて詳しく解説してみました。

社会人の中には一人旅を勧めてくる人がいたり、自由人系(笑)の人たちの中に一人旅が好きな人がたくさんいますが、良いことばかりではありません。


日本人は世界で一番一人旅が好きな民族

引用:エクスペディア

世界最大級の総合旅行サイトを運営するエクスペディア・ジャパンの世界28ヶ国18歳以上の有職者男女計9,424名を対象とした調査によると、日本人の4人に1人〜3人に1人(29%)が「ひとり旅は好き」だと回答。

調査対象国の中では、日本人は世界でもダントツで一人旅を好む傾向にあることが判明しました。

また、2人に1人は一人旅の経験があり、旅行先で他人を気にかけることなく自分の好きなように時間を使えるのが好まれているようです。

そんな人気の一人旅ですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。

一人旅のメリット

1.他人に左右されず自由に行動できる

一人旅の最大のメリットは「自由」に行動ができることです。集団行動の旅はある程度スケジュールを決めて行動し、個人の意思よりも集団の意思が尊重されます。

一人旅ならそうした制限がないので、自由に行動することができます。集団行動では、常に影響力のある人間に従うこと・多数決に逆らわないことが暗黙の了解として求められます。

もし海水浴のような集団で行った方が楽しいタイプの旅行が苦手なのであれば、一人旅の方がメリットを感じやすいです。

2.独立心・チャレンジ精神が養われる

一人旅では、未知の場所に足を運ぶ危険を冒すことになります。

「どこに行くのか?」「どこに泊まるのか?」「移動手段は?」「何のために行動しているのか?」すべてを自分の頭で考え判断し、行動に移さなければなりません。

それと同時に「荷物が盗まれるかも」「悪い人に絡まれるかも」「体調を崩すかも」といったリスクにも対応することが求められます。何が起きても、友達や先生、保護者の責任にすることはできません。

今ではスマホで困らないことが増えてきましたが、道に迷う、宿が見つからない、電車を乗り間違えるといった自然と発生し、その対処が求められます。

想定外の連続の中で問題解決力が高まるわけですが、仕切りたがりの友人や保護者の存在があると、勝手に話を進められてしまって何も身につきません。

一人旅なら「自分の頭で考えて行動すること」「何が起きても自己責任が問われること」という、自立する上で必要不可欠な思考が身につきます。

3.行きたい場所に行ける

行きたいと思ったら、個人の意思でその場所に足を運べます。例えそこが現在地よりずっと遠い場所でも、危険な場所であっても自己責任で行き先を決めることができます。

東京や京都や沖縄のような、誰でも行ってみたいと思える比較的予算のかからない場所であれば、友達を誘うのも簡単です。ですが、マイナーな地方や海外となると話が変わってきます。

一人旅であれば、友達の予算や好みを考えて行く場所を制限する必要がなく、本当に行きたい場所に自由に旅することができます。

4.いつでも予定を変えられる

一人旅であれば気軽に予定を変更して自分の好きなように行動することができます。

一人旅であっても旅行を充実させるためにスケジュールを組んだ方が良いですが、「やっぱ別の場所に行ってみたい。あそこにも行こうかな」といったわがままが通用するのは魅力的ですよね。

友人との旅行で予定を勝手に変更しようとすると、「いや、美ら海水族館に行こうってみんなで決めたじゃん」「好き勝手予定を変更されたらキリがないよ」と咎められがちです。

一人旅でないと気分で予定を変更できるのはできません。現地の人の話を聞いて「じゃあ、そこ行ってみよ」という醍醐味も味わいづらいのです。

5.質素な旅行ができる

誰かと一緒だと何かしらの見栄を張ってしまって、きちんとした宿に泊まる・旅行先での支払いをケチらない・ちょっと贅沢な遊びをしてしまうなどしてしまいがちです。

一緒に旅行している友人が一人だけケチで「俺はいいや」みたいなことを言い出したらちょっと引きますよね。

ですが、一人旅なら旅費を最小限に抑えることができ、本当に使いたい場所にお金を費やすことができます。

ボロボロの格安旅館に宿泊して、少し遠くても歩いて移動したり、新幹線で移動すべきところを青春18切符で電車移動にしてみたり…質素な旅を真剣に楽しめるのはお金のない学生の時だけです。

6.ゆっくり自分と向き合うことができる

生活圏から離れば場所で一人きりになった空間は、自分を見つめ直すのにぴったりです。

非日常的な空間で客観的に自分の生活を見つめ直し、「元の生活に戻った時に何をすべきなのか?」「何を大切にしていけば良いのか?」といったことを考えることができます。

ずっと都心暮らしだった方であれば、壮大な自然と辺り一面の星空のある環境に身を置くと、流れ星を探しながら自分の将来について考え出してしまうものです。

7.出発・帰省の予定を他人と合わせる必要がない

一人旅は思いついたその日に旅立つこともでき、自分のペースで気軽に出発・帰省することができます。

誰かと一緒に旅行に出かける際には予定を合わせるのが面倒だったりしますが、一人旅にはそうした面倒なプロセスを踏む必要がありません。

大学生の生活では、学校・就活・バイトなど、様々な場面であなたのスケジュールを管理されています。管理された時間の制約から解放された日常を楽しめます。

8.集団だとできないことができる

一人旅だからことできることがあります。

現地の人と積極的にコミュニケーションをとったり、行くのが面倒な場所に訪れたり、マイナーな観光地に出かけたりするのは一人旅の方が向いています。

友人といると、せっかく遠出したのに友達同士で「ここヤバイね、楽しいね」といった会話で旅行が終わってしまいがちです。

一人旅だからこそ現地にどっぷりと浸かることができるのです。

9.新しい出会いがある

友達と一緒に旅行に出かけたら、旅行先でも友人同士でつるむことがメインになります。

ですが、実際には旅行先では様々な出会いがありますよね。

一人旅をしていると、寂しい旅を楽しませるためにも「現地での出会いを大切にしてコミュニケーションをとろう」と思うようになり、新しい出会いに繋がります。

10.集団行動の気苦労がなくなる

集団で旅行をしている時に、例えば「あ、ホテルの予約してなかったわ」なんて言われたら流石に「アホかw」ってなりますよね。

また、急に誰かが「予定変更で〜す」とか言って行く先を変え出したら楽しい旅行になる可能性は低いのではないかと思います。時には急にケンカが始まることもありますし、集団行動では気苦労が絶えません。

一人旅なら、友達に気を遣う必要がなく、旅行を満喫することができます。

11.どこでも生きられる自信がつく

一人旅していると、「何も知らない、知人が一人もいない世界」でも生きていける自信がつきます。

そうなると、「もし今の環境で上手くいかなくても、逃げる場所がある」ということに気がつくことができます。

人間関係に悩む人は大勢いますが、逃げられる場所があるというだけで精神的な余裕ができるものです。また、一人旅の経験がない方は、ぜひ一度は経験しておくと良いでしょう。

12.高収入が得られる

引用:PRTIMES

統計上、一人旅をする人の方が高収入を得られることが分かっています。

特に収入が大きくなるのが、「小学生から大学生の間」に初めての一人旅を経験する層であり、3人に1人以上(37%)が年収500万円以上となっています。

一人旅をすると「前向きに考えられるようになる」など、精神面が成長し、それが仕事に活かされているそうです。

遠出をしたことのない人ほど、一人旅はおすすめ

狭い世界で生きてきた学生だと、ほとんど自分の住む都道府県から出たことがなかったりします。

ですが、世界の広さを考えると、その人は世界の何千分の1、何万分の1の地域・文化しか知らないことになりますよね。

狭い世界のことしか考えられないと、価値観が偏るのはもちろん、柔軟な発想もできなくなります。一人旅をすることで、あなたの世界を広げていきましょう。

それはあなたの可能性を広げることに繋がります。

一人旅のデメリット

1.思い出を共有できない

一人旅の致命的なデメリットは一緒に時間を共有し、旅を楽しめる仲間がいないことです。

同じことをしても、誰かと一緒の方が何倍も楽しいです。一人旅で起きた楽しい出来事を「こんなことがあってさ…超楽しかった」なんて話すのは少し寂しい感じもします。

最近ではSNSの普及でリアルタイムで一人旅の様子を共有できてコミュニケーションがとれますが、やっぱり好きな人と一緒に体験を共有できないのは少し寂しいですよね。

2.話し相手がいない

一人旅のほとんどは一人で誰かと会話をすることなく過ごす時間です。

話し相手がいないので、一人で黙っているしかありません。話好きな人にとっては辛いと思います。

3.何があっても自己責任(頼れる人がそばにいない)

旅行先で何があっても自分で対処するしかなく、辛い思いをすることがあります。

例えば、「怪我をした」「財布を盗まれた」「詐欺にあった」など、厳重な危機管理能力や対応力が問われて疲れてしまいます。こうなると観光どころではなくなってきます。

4.色々と危険が多い

一人旅をしている日本人はある種の人にとって絶好のカモです。

財布の中に入っているお金は比較的多く、助けを呼べる人もいません。治安の悪い場所・女性の一人旅は危険がつきものです。

5.ノスタルジックな気分に陥る

一人でいることに慣れてない人は旅行先でノスタルジックな気持ちに苛まれます。

せっかく遠くに出かけたのに「早く帰りたい」と思い、人によっては「楽しくないし、もう帰っちゃおうか」といった欲が出てきます。

一人旅に向いている人

以下のような人にとって一人旅は非常におすすめです。

  • 精神的に自立している(自立したいと考えている)
  • 好奇心が旺盛
  • マイペース
  • 一人でも大丈夫・一人で行動するのが好き
  • 主体的に行動できる
  • 状況に応じて柔軟な対応ができる
  • リスク管理ができる

逆に、旅行に対して特段の興味がなく、集団行動が好きで一人でいることが苦手な人は一人旅に向いていません。

ただ、そういう人ほど何か得るものはあるかと思うので、一度挑戦してみるのも良いかもしれません。

一人旅と一口に言っても、バックパック、ツアー旅行、バイク旅、○○巡り(温泉・美術館・世界遺産…)など様々です。自分に合ったスタイルを探してみましょう。

「不安なもの」には価値がある

「やってみたい」と思う気持ちと不安は同時に発生します。

好きな人への告白、初めてのデート、アルバイト、海外旅行、プレゼン、起業…

これらを不安に感じてしまうのは、思い描いている理想的な世界とは裏腹に「もしかしたら失敗してしまうかも」とネガティブに考えてしまっているからです。

慣れていないことほど不安に感じるわけですが、この不安を乗り越えることはあなたの成長に繋がります。

ただし、不安なのはやる前だけで、一度経験すれば大抵は「こんなもんだったのか」と思うようになります。

「不安だから、やめておく」という単調な思考は、あなたの成長を鈍化させてしまう考え方です。不安なものでもやってみたいという気持ちがあるのであれば、「きっと大丈夫」と前向きに考えてやってみた方が良いです。

目の前にある選択肢は、今しかない機会かもしれません。時には失敗することもありますが、その失敗はあなたの人生を豊かにしてくれる経験として蓄積されていきます。

楽な選択ばかりを選ぶのではなく、たとえ不安であっても心地良い環境から抜け出すことが時には大切なのです。

まとめ

一人旅と集団旅行を使い分けよう

分かったと思いますが、一人旅にも集団で旅行するのは全然別ものです。一人旅は自由に行動できて制約がない分、すべての行動は自己判断・自己責任で進んでいくことになります。

集団旅行のように友人や恋人と旅行先での出来事を分かち合うことができないのが最大のデメリットではありますが、マイペースで好奇心旺盛な学生にはおすすめです。

一人旅だけだと寂しいですし、いつも誰かと旅行に行くと自分の好き勝手行動できるわけではないので本当はやりたいことができないかもしれません。

両者のメリット・デメリットを理解して、目的に合わせた旅行スタイルを選んでいきましょう。

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