彼氏・彼女ができて関係が深まってくると、「この人と結婚するのかな」なんてことを妄想してしまいますよね。
そこで、同棲を始めるカップルもいると思いますが、どれくらいの大学生が同棲をしているのでしょうか。
今回は、スタディサプリの憧れだけど…。同棲している大学生ってどれくらいいるの? <大学生実態調査>とRoochの同棲経験者100人にアンケートを参考に大学生カップルの同棲について考察していきます。
同棲している大学生の割合
同棲している大学生は12人に1人
同棲している大学生 | 8.3% |
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参照:憧れだけど…。同棲している大学生ってどれくらいいるの? <大学生実態調査>|スタディサプリ
同棲している大学生は8.3%いるようです。12人に1人程度ですから、大学生の2人に1人彼氏・彼女がいるとすると、大学生カップルの6組に1組が同棲していることになるので、案外多いのかもしれません。
同棲にはメリットもありますが、デメリットもあります。どちらかの賃貸契約を解除して同棲を始める際は、リスクを計算してからの方が良いでしょう。
大学生の同棲は仲間内で広まってしまって面倒に思う人もいると思います。一人で暮らしているよりも同棲していく中で得られるものも多いので、よく家に泊まりにきたりするような関係なら誘ってみてはどうでしょうか。
同棲中の人のうち、半数以上が親に報告済み
同棲中の人のうち、親に報告済み | 61.5% |
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参照:憧れだけど…。同棲している大学生ってどれくらいいるの? <大学生実態調査>|スタディサプリ
因みに、同棲している大学生の半数以上が親にそのことを報告しているそうです。真剣に付き合っているのだと思いますが、かなり多いですね。
現在の賃貸を解約して共同生活をしてくなら親への報告もした方が良いですが、「頻繁に親との連絡をとっていて、学業や恋人との関係など報告している」なら、親離れしていくことも考えていきましょう。
同棲してみてどうだった?
始まる前は明るい想像ばかりの同棲生活ですが、実際に経験したカップル達はどう思っているのでしょうか。
2組に1組が同棲して後悔している
同棲して良かった | 53% |
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後悔している | 47% |
参照:同棲経験者100人にアンケートRooch
2組に1組近くが同棲に後悔しているようです。大学生の同棲では、立地的な問題を考えると同じ大学に通うカップルであることが多いと考えられます。
すると、毎日ずっと一緒で大学生は時間を持て余していますから、どちらかが飽きてしまう可能性が高いです。適度に距離を置くことも大切にしてみると良いかもしれません。
同棲は辛いことも多い
楽しかった | 47.1% |
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辛かった | 52.9% |
参照:同棲経験者100人にアンケートRooch
「同棲して良かった」と回答した人のうち、約半数が「辛かった」と回答しています。全体としては、4人に3人が同棲に後悔しているということです。
好きな人同士の同棲は楽しいことばかりではないことを念頭に置いておきましょう。
同棲するメリット
同棲する場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。
- 生活費が抑えられる
- お金が貯まる
- 家事の量が減る
- 規則的な生活習慣が身につく
- 結婚後の生活が想像できる
- 浮気しづらい/させづらい
交際関係のもつれ等がなければ、同棲をすることは非常にメリットがあります。特にお金のない・時間にルーズ・片付けが苦手な人にとっては、共同生活を送っていく中でこれらが自然と解決していくことがあります。
体調を崩しても1人じゃない
体調を崩したとき、ツラくてもすぐ近くにいてくれるからすごく安心だった。大学の課題などで困ったときでも、すぐに相談できる。二人の時間を優先したい人は、同棲をおすすめします。(大学2年生/男性)|Rooch
嫌な部分を知った
同棲をしてみて、相手のダメなところ、嫌なところがたくさん見つかった。彼のことを何でも知っているつもりだったけど、それは学校での彼の姿で、一緒に生活してみないと気づけないこともあるんだと良い勉強になった。(大学4年生/女性)|Rooch
同棲をすることで月5万円程度の生活費は浮くと思いますので、これまで行きたくてもお金がなくて行けなかった美味しいレストランでの食事や旅行にも行けるようになります。
もし彼氏・彼女がいて同棲できるような環境にいるのであれば、まずは1ヶ月から同棲を始めてみてはどうでしょうか。
同棲するデメリット
では、デメリットは何があるでしょう。
- お金の管理で揉める
- 自由な時間が減る
- 生活習慣の違いに戸惑う
- 別れた時の対応が大変
- 結婚しても、あまり変わらない
同棲中に大きな問題となるのが、これらの事項です。
家賃を全然払ってくれなかった
家賃は2人のアルバイト代から出すという約束で同棲を始めたのに、同棲して半年後くらいから相手がだんだん家賃を払わなくなってしまった。私一人でも何とか払える金額だったので3ヶ月分くらいは私が全額払ったけど、だんだん相手が「家賃は払わなくて当たり前」みたいな態度になって、大喧嘩の末別れました。(大学院生/女性)|Rooch
新鮮味がなくなった
学校でも家でも一緒で、アルバイトも一緒なので、ずっと一緒にいるせいで新鮮味がなくなってしまいました。彼氏も冷めている感じだったので、別れることにしました。(大学3年生/女性)|Rooch
生活においてお互い拘りがあるはずですし、似たような価値観どうしの男女が同棲したとしても必ず意見が食い違うことがあります。
目玉焼きに醤油をかけるかソースをかけるかで意見が食い違って別れるなんてのは極端な例ですが、同棲ならではの苦労がたくさん。お金の問題は超面倒ですし、異性ならではの特殊な癖や家庭内のおかしな習慣を持っていたりします。
理想ばかり夢見て同棲を開始するのではなく、これらを覚悟した上で同棲に望まないと現実に打ちのめされてしまうかもしれません。
同棲する前にルールを決めよう
1.お金の管理
例えば、「家賃の支払い割合をどうするか?」など、同棲した際にはお互いのお金をどのように管理していくかが問題となっていきます。
お互いの経済状況を見て、相談し合って両者ともに納得のいく落としどころを見つけましょう。因みに、家賃は半数近くが男5:女5で折半、男7:女3にしているカップルもいます。
2.同棲の期限
なんとなくで同棲をしたは良いものの、どちらか一方には快適でもう片方の相手にとっては居心地が悪い感じになるかもしれません。
面倒なのが、相手が同棲に対して肯定的で自分が「もう同棲をやめたい」と思っている場合です。相手に数十万円の損害を出させてしまうと考えると言い出しにくいですし…。
まずは自分が我慢できないほど不快に思っていることを一つ一つ指摘して、改善を求めましょう。
「もし改善してもらえなければ、同棲を続けるのは無理」と条件を提示しておけば、どちらに転んでもあなたにとって有益な展開となります。
また、アルバイトの試用期間と同じ感じで、「とりあえず1ヶ月」とか「長くても1年経ったらもう一度考えてみよう」など事前に期限を決めておきましょう。
3.役割分担
家事を二人でやるにしても、曜日を分けるなど工夫しておいた方が良いです。でないと、小さなストレスが溜まってどこかで爆発した際に、大目玉をくらう可能性があります。
同棲をしていくなら、何となく「相手は自分の気持ちを分かってくれるだろう。」という考えではなく、きちんとどうして欲しいのかを伝える必要があります。(というか、伝えてあげてください。)
4.問題解決の方針
二人の間に問題が生じた際に、どのように解決していくのかを話合っておくのも効果的です。例えば、「掃除をどこまですべきか」二人の意見が対立して平行線の議論となってしまった時。
幻影旅団であればコインの裏表で当てた方の良い分を聞きますが、感情論で口ケンカの強い方に従わなければならないという関係ではなく、お互いを尊重していけた方が良いですよね。
「お互いが信頼できる第三者の意見を聞いて、それに従う」など、なんでもかんでも自分たちの問題とせずに、外部にアドバイスを求めることも大切です。
ルールは明文化しよう
こうしたルールは、どちらか一方が忘れてしまうと成立しません。よって、例えばLINEのスクショなど、なんらかの形に残しておくこと、紙に書いて管理するなどしておくと、「言った言わない」で喧嘩することが減ります。
結婚前に同棲してみたい?
結婚前に同棲したいと考えている男女は以下のようになっています。
女性よりも男性の方が結婚前に同棲したがっているみたいですね。「結婚前の予行演習」といったイメージで同棲をする男女が多いようです。
ただし、これは注意が必要です。
なぜなら、米デンバー大学の調査によると、結婚前に同棲した方が結婚後の離婚率が倍以上に跳ね上がるからです。
以下、紹介記事の引用になります。
結婚前から一緒に住んでいれば、夫婦になってからも慣れ親しんだ生活リズムで、結婚生活はスムーズに進みそうなモノ。ところが同棲をしてからゴールインしたカップルは、同棲を経ずに結婚したカップルよりも離婚率が高いという調査結果が、米デンバー大学のアンケート調査で明らかになりました。
結婚生活経験が10年以下の18歳〜34歳を対象に同大学が行ったアンケート調査によると、同棲未経験のカップルの間では離婚率が10%だったのに対し、婚約を済ませてから同棲したカップルは12%、婚約しないまま同棲した場合では、25%にも上っていたのです。
この理由として、婚約をせずに同棲を始めたカップルは、結婚を真剣に考えずに「なんとなく」そうなったケースが多く、その後も成り行きで結婚をしてしまう傾向にあるのではないか、と調査を行ったスコット・スタンレー氏は推測しています。お互いのことを真剣に結婚相手としては捉えないまま一緒に住んでみたけれど、ズルズルと関係を続けた果てに結婚までたどり着いてしまった……ということなのでしょう。|「結婚前の同棲」は離婚率を高める? 同棲未経験者よりも危険性大。|ナリナリドットコム
「なんとなくで同棲して、なんとなくで結婚」というシチュエーションを望む方もいると思いますが、実は危うい決断なのかもしれません。
まとめ
同棲するなら、事前にどのような問題が起こり得る可能性があるかを話し合い、ルール作りを行った上で同棲することをおすすめします。
また、異なる生活習慣を持つ男女が同棲するわけで、お互いの役割分担や妙な癖についてなど様々な問題が生じてきます。最初の数ヶ月は賃貸を一つに絞らずにいることも大切です。
共同生活において何よりも重要なのは、お互いを尊重し合うこと。ただし、言いたいことはきちんと言うこと。
以上を踏まえた上で、楽しい同棲生活を送りましょう。