大学生になってからアルバイトを始める人は多いと思いますが、大学生はどのような基準でアルバイト先を選んでいるのでしょうか。
今回は、anの『若年層白書』を参考に、大学生のアルバイト選びの基準をランキング形式でまとめていきます。
この記事の目次
大学生のバイト選びの基準
1位:シフトの融通度
大事にしている大学生の割合:49.6%
大学生は採用側の都合でシフトを決められてしまうと、学業等に重大な支障をきたす恐れがあります。どれだけ学生都合のスケジュールに調整してもらえるかどうかはアルバイトを選ぶ上で大事な要素となります。
2位:時給の高さ
大事にしている大学生の割合:47.2%
アルバイトはどれだけ大変な仕事であれ、時給で雇われていれば[働いた時間×時給]のお金しかもらえません。例えば、時給800円の仕事と時給1200円の仕事では、同じ時間働いたとしても1.5倍の給与差が生まれます。
同じような仕事でも企業によって時給が異なったりしますし、お金が欲しければ時給の高いアルバイトを探すのは基本です。
3位:自宅・もしくは学校や遊び場などからの近さ
大事にしている大学生の割合:44.8%
家や学校からアルバイト先までが遠く、通勤にかなりの時間を要するアルバイトは時給が高かったとしても効率が悪い場合があります。実働時間ではなくお金は出ないとしても、通勤時間もアルバイトのために費やされる時間です。
時間を効率的に使いたいなら、通いやすい職場を選びましょう。
4位:興味のある仕事内容
大事にしている大学生の割合:42.7%
大学生はまだアルバイト経験が少なく、「おしゃれなカフェで接客のアルバイトをしてみたい」などアルバイト願望があると思います。アルバイトをするのは学生時代だけかもしれないので、興味のある仕事があるなら一度経験してみると良いと思います。
5位:店舗・職場で働いている人の雰囲気がよいこと
大事にしている大学生の割合:42.1%
気持ちよく働く上で職場の人間関係は大変重要です。ありがちなのは、怒らないと仕事ができない人や文句ばかり言う人のいる職場です。
気質の悪いアルバイトに慣れてしまうと、自分も無意識のうちに同じような仕事をしてしまいがちです。面接の時などに店長や職場の雰囲気を気にするようにしましょう。
6位:交通費が支給されること
大事にしている大学生の割合:34.6%
各種交通サービスを利用して通勤する場合は、交通費が支給されるかを必ず確認しておきましょう。交通費が支給されるかどうかで片道500円だとすると1日1時間分のアルバイトが無駄になってしまいます。
7位:勤務日数・時間数が少なくてもかまわないこと
大事にしている大学生の割合:31.5%
大学生の本業は学業であり、授業・サークル活動・テスト等に多くの時間をとられてしまいます。シフトの融通が利くアルバイトであると同時に勤務日数・時間数が少なくて良くないと採用されにくいです。
8位:駅からの近さ(お店・職場の立地)
大事にしている大学生の割合:29.5%
家や学校からアルバイト先までが遠く、通勤にかなりの時間を要するアルバイトは時給が高かったとしても効率が悪い場合があります。実働時間ではなくお金は出ないとしても、通勤時間もアルバイトのために費やされる時間です。
時間を効率的に使いたいなら、通いやすい職場を選びましょう。
9位:店舗・会社のイメージがいいこと
大事にしている大学生の割合:29.0%
少し前に「ブラックバイト」という言葉が流行語となりましたが、劣悪な労働環境であるとの情報があるアルバイトに当たったら嫌ですよね。店舗や企業の情報を事前に調べ、
10位:職場がきれいなこと
大事にしている大学生の割合:27.8%
アルバイトによっては空気が悪い、作業する場所が汚い、スタッフの利用する部屋がかなり狭いなんてことがあります。職場がきれいで整っている環境で働きたいと考えている大学生もある程度います。
大学生に人気のアルバイト
タウンワークの『大学生のバイト人気職種ランキング』によると大学生に人気のアルバイトは以下のようになっているようです。
- 1位:カフェ・喫茶店
- 2位:ファミレス・レストラン(ホールスタッフ)
- 3位:イベントスタッフ・コンサートスタッフ
- 4位:食品製造・販売
- 5位:居酒屋(ホールスタッフ)
- 6位:コンビニ
- 7位:キッチンスタッフ(ファミレス・レストラン)
- 8位:レジ・スーパー
- 9位:アパレル販売
- 10位:インテリア・雑貨販売
大学生に人気のアルバイトはほぼ接客・事務関係の仕事だそうです。カフェや喫茶店は定番ですね。
まとめ
大学生はアルバイトを単に時給が高ければ良いというものではなく、総合的にどれだけ利点があるかどうかで決めていっているようです。
- 人:職場の人間関係は良好か、魅力的な人はいるか…
- 仕事:仕事は楽しいか、職場はきれいか…
- 時間:シフトの融通がきくか、通勤の時間はかからないか…
- 金:時給は高いかどうか、交通費はでるか…
企業としては人・仕事・時間・金の4つの視点から大学生が働きたいと思える環境づくりをしていくと良いでしょう。