大学3年生は、就活を考え始める時期です。そこで、選択肢の一つに「インターンシップ」が出てくるのではないでしょうか。
結論から言うと、就活の際にインターンは参加した方が良いです。企業の事も深く理解できるし、人事とも仲良くなれるからです。それに、インターン先から内定を得られることも良くあります。実際、私はインターン先から内定をもらいました。
ただ、インターンが重要なのはわかっても、企業がありすぎてどのインターンに参加すればいいのかわかりませんよね?
それもそのはず。リクナビには29,000社も登録されています。時間は限られているので、ぜんぶに参加することはできません。
一度しかない就活、後悔したくないですよね?
そこで、15社以上のインターンに参加した私が、本当に行くべきインターンを紹介します。
インターンに行くなら選考アリ、なるべく長期
インターンシップに参加するなら、選考アリでなるべく長期のインターンに参加した方が良いです。
その理由は4つあります。
1.選考自体が就職活動本番の練習になる
本番では、選考無しで入社できる企業はありません。エントリーシートは書けば書くほど上達します。何回でも練習ができます。
ですが、面接は練習できません。知り合いに面接本番の雰囲気を出してもらうのは難しいですよね。素晴らしいスピーチの内容を準備しても、緊張して本番で伝えられなければ意味がありません。
インターンの選考を使って、本番の雰囲気に慣れておくことをおすすめします。
2.落ちることに慣れる
○○ 様
お世話になっております。
株式会社×× 採用担当の××です。先日はお忙しい中、面接にお越しいただき、誠にありがとうございました。
慎重なる選考を重ねましたところ、
残念ながら、今回はご期待に添えない結果となりました。多数の企業の中から弊社を選び、ご応募頂きましたことを深謝するとともに、
○○ 様の今後一層のご活躍をお祈り致します。株式会社××
採用担当(引用:私の「お祈りメール」集)
実際の就職活動で、お祈り(不合格)メールが来ない人はほとんどいません。特に文系の場合、数社は必ず落ちます。
一般の大学生が内定を獲得できる確率は30%です。つまり10社受けると7社は落ちます。お祈りメールは「就活につきもの」なのは頭でわかっていますが、結構ショックです。
私も就活本番で、お祈りメールが来たときは引きずりました。ただ、夏のインターン選考でお祈りメールの経験をしていたので、他社の面接までには立ち直ることができました。
本番でお祈りメールに落ち込んで、他社の面接まで引きずる友達もいました。そうなると、他社の面接結果も落ちて、また落ち込んで・・・負のスパイラルから抜け出せなくなります。
お祈りメールは「就活につきもの」だと頭でわかっているだけじゃなく、経験しておいた方がいいです。
3.期間が長い
選考アリのインターンは5days〜が多いです。開催日程が長い分、社員からのフォローも厚く、ワークにもじっくり取り組むことができます。企業の求めるハードルも高いですが、力がつくのは間違いありません。
一方、選考のないインターンは採用を意識していません。選考のないインターンにおける企業の目的は「自社を知ってもらうこと」です。なので、1day2dayを色んな日程で開催する傾向があります。
内容は、会社説明が3割、ワークが7割くらいです。正直、1dayや2dayではワークに取り組む時間が少なすぎます。当然、ワークに対する社員からのフィードバックも薄いです。参加人数も多すぎて、人事も学生の顔と名前をほぼ覚えていません。
企業のことを知るだけなら、OB訪問したほうがよっぽど濃い話を聞けますし、なんなら説明なら説明会でも聞けます。
4.内定に繋がる
インターンが内定に関係ない・・・そんなのは嘘です。
あなたは面接官です。
インターンで優秀だった顔見知りの学生と、初見の優秀そうな学生、どちらを選びますか? もちろんインターンに参加していた学生ですよね? インターンの学生は優秀であることが保証されているからです。あたりまえですよね。
エントリーシートと面接の選考があるインターンをおすすめします。
インターンシップにはどんな種類があるの?
インターンの種類を期間別に分けてみると、大きく以下の4種類に分けられます。
- 1day、2days
- 5days
- 2weeks
- 長期
それぞれの解説をしていきます。
1day、2days
上に書いたとおり、ぼくは短期のインターンをおすすめしません。内容が薄くて記憶に残っていないほどです。
ただ、面接本番の時に「なんでインターンに来なかったの?」「よく来なかったのに面接来る勇気あったね」などという悪質な企業もあります。そんな企業はこちらから願い下げですが、そういった会社でしかできない仕事もあります。
どうしてもその企業に入りたい場合は、1dayでも参加しておくと良いでしょう。基本的には面接選考等なく参加できます。
5days
5daysより長期になると、選考アリが普通になります。なぜなら、インターンで優秀な学生に目星をつけるためです。集まる学生も、優秀な人達が多いので、刺激を受けることができます。
優秀な人たちと知り合って、就活に有利な情報をゲットすると、就活を有利に進められます。金融系の大手などは5daysが多いです。
2weeks
理系に多いパターンです。寮に住んで朝から晩まで現場に参加します。とは言え、実際に業務に携わることは少なく、社員の仕事を見学する事が多いです。
学生側に何かを学んでもらうというよりかは、2週間かけて会社の良さを知ってもらう、というパターンが一般的です。
会社のことを知るには申し分ない機会です。理系の人で就職したい企業があるなら行っておくべきです。人事の方からは内定出すよと言われました。OBの方に会える機会も簡単に作ってもらえます。
長期
ベンチャーに多いです。期間に終わりは決められていません。アルバイトのような形です。生にも責任のある仕事を任せられるケースもあります。そのままインターン先のベンチャー企業に入社するパターンも多いです。
他のインターン形式と比べて、実践力は一番つくはずなので、かなりおすすめです。
いつもベンチャーで働く友達には圧倒されてます。地方在住なのが悔しいです・・・都心の学生なら、逃す手はありません。
まとめ
インターンの選び方、参考になりましたか?
私がおすすめするのは「選考アリでなるべく期間の長いインターン」です。
スポーツは練習を積み重ねて本番にのぞみます。それは就活も同じです。面接も回数をこなせば慣れてきます。それが内定に繋がります。ぜひ、インターンに参加して後悔のない就活をしてください。