就活には不安がつきものですが、就活生はどのような不安を抱えているのでしょうか。
今回は、(株)ライセンスアカデミーの進路情報研究センターが公表している『就職に関する意識調査』を元に就活生が就職活動で不安なことをランキング形式で見ていきます。
- 就活生は就職活動でどんな不安を抱えているの?
- 就活の不安をなくすためにはどうすれば良い?
就活生が就職活動で不安なことTOP5
1位面接
就活で不安に感じている学生:62%
企業によって面接の仕方はそれぞれで、私服でフランクな対応をしてくれる面接官もいればスーツで頑なに圧をかけてくる面接官もいます。多くの場合、面接がうまくいくかどうかで採用が決まるので、面接に対して不安を抱くのは仕方がないです。
とはいえ、3人に1人以上は面接に対して不安はないようです。社会人とのコミュニケーションに慣れていたり、悩んでも仕方がないと割り切れているのではないしょうか。
対策
いくら知識を詰め込んでも不安は消えない、とにかく慣れが大切。普段から社会人との交流がある学生は面接に対して過度な緊張をしておらず、学生どうしで連むだけでなく、社会人とのコミュニケーションをとるのが効果的。
2位履歴書
就活で不安に感じている学生:51%
履歴書に書くことがない、志望動機をどうしようか迷ってしまう学生は多いです。履歴書は調べれば他人の志望動機など盗めるので簡単ですが、無理に取り繕っても見苦しいので本心を書くべきだと思います。
企業の中には書類選考の段階で一定の学歴がない応募者は選考から外すこともしていますが、応募人数が多く効果的に優秀な人材を得るためには仕方がないでしょう。ほとんどの企業では学歴で落とすことはしていないので、書類選考で落とされたからといってごく一部の企業の採用方法に文句を言っても仕方がありません。
対策
- 留学やインターンシップをするなど、事前に履歴書に書けるようなネタを用意する。
- 履歴書の書き方を教えてくれたり、履歴書を診断してくれるサービスを利用する。
ホリエモンも言っていましたが、手書きの履歴書を書くのはどうかと思います。手書きを求めてくる企業や手書きを推進する就職エージェント的な人たちは古いですから、どうしても就職したい企業でなければ逆にこちらか願い下げしてはどうでしょうか。
3位筆記試験
就活で不安に感じている学生:35%
SPiや記述形式の筆記試験に対して不安を抱いている就活生も多いですが、この不安は勉強することでしか和らぐことがなく、筆記試験が終了するまで残ります。筆記試験は自分のインプット量と思考で問題に対して適切な回答を出せるのかという得点ゲームなので、不安でしかたがないのであれば対策本などを研究していくしかありません。
対策
- 本をたくさん読む
- 事前に模擬テストを受けておく
- 筆記試験の対策本を購入して勉強する
4位業界選び
就活で不安に感じている学生:11%
業界を絞り込んでしまうと他の業界のことが中々知ることができず、「自分の選択はあっているのか?」不安になることもあると思います。事前の業界研究で様々な業界を調べることと知人と業界情報を交換し合いながら就活をしていくと良いでしょう。
対策
- 事前に様々な業界研究を行う
- 業界情報を知人と交換し合う
4位服装など
就活で不安に感じている学生:11%
1世代前よりはかなり減ってきていますが、挨拶の仕方や服装、マナーなどを厳しく見てくる企業も未だに多いです。姿勢や挨拶、敬語の使い方…「こうしなければならない」というルールを守るのって面倒ですが、大きな企業を運営していく上ではこれらがあった方が使いやすい→採用されやすいという仕組みとなっています。
対策
- 服装などの粗相で評価が落ちない能力をつける
- メイクアップしてくれるサービスを利用する
- ノウハウを調べる
就活に対する不安はなぜ生まれるのか?
就活に対する不安がどのように発生するのかを考えると、過去の失敗体験の振り返りと将来起こりうる失敗の想像によって生まれます。
このどちらも現在には全く関係のない情報であり、過去に失敗したから次も失敗する、将来失敗する想像をしていると本当に失敗するなんてことは因果関係として成立しません。
準備は最大限した方が良いですが、結果はテストの場での成果によって決まります。どうせ無意味は想像をするなら、良い方に考えた方が良いと思います。
まとめ
就活での不安なことランキングは以下のようになりました。
- 1位:面接
- 2位:履歴書
- 3位:筆記試験
- 4位:業界選び
- 5位:服装など
就活生がこのようなことで悩んでいることを知ったことで、就活前の学生ならどのように対策をしていけば良いのか対策を練ることができるようになりました。
この記事を参考に、色んな情報を集めてみてください。