大学生にとっての一大イベントである就活。ただ、就活で内定をもらえないが為に浪人を選んだ人や、既卒就職を狙う人など、就活に失敗したという人は多くいます。
就活を失敗した人がいう言葉の多くは、「もっと事前準備をしっかりすればよかった」という声です。その事前準備のうちの一つとして、資格取得があります。
あなたは就活の為に事前準備をできていますか?
就活の準備をしている、もしくは現在就活中というあなたの為に、今回は就活の時に役立つ資格を4つ紹介します。
この記事の目次
そもそも就活に資格は必要?
就活では事前準備として行うことがたくさんあります。大まかにいえば自己分析や業界研究、エントリーシートの記入や面接などです。
自分が何をやりたいのか、何が得意なのかを見つけることは難しいことですよね。あなたは自分の強みややりたいことを今すぐ口に出して言えますか?
自己分析がしっかりとできたら、あとは自分の興味のある会社にエントリーシートを提出し、面接試験などの選考に移ります。その選考の際に持っているだけで優位になるものが資格です。
資格は、あなたがどのようなことができるのか、また、どのような人間かを表すことができる貴重な武器です。さらに言えば、資格を取得していることで、あなたが目標達成のために努力し続けられる人であり、他の大学生よりも即戦力になりうる可能性があると面接官や人事の方に思わせることができます。
それでは、実際に就活の時に取得していると役立つ資格を見ていきましょう。
就活の時に役立つ資格
1.TOEIC
多くの企業がグローバルビジネスを展開しており、TOEICの点数が高ければ高いほど、英語を学ぶ意思があると面接官や人事の方には伝わります。また、昇進や転職の際にもTOEICは大きな武器となります。
では、実際に就活の際に必要なTOEICの点数はどれくらいかというと、「600点以上」です。この点数はあくまで目安ですが、現在のTOIECの平均点数が585点(2017年4月の試験の際のデータ)であった為、大体600点あれば平均以上は取れているということになります。
ただ、TOEICの点数をどれだけ求めるかは企業次第ですし、国際部門でしたらもっと高い点数の学生を求めていることもあります。600点でも低いと判断する企業もあることを忘れないでください。
2.自動車免許
地方の企業や外回りをする職種では、自動車免許はなくてはならないものです。例えば、不動産会社であれば顧客を物件まで案内することも良くあるため、自動車免許を持っている就活生を優先して採用します。
自動車免許は自動車の運転許可証としての使えるだけではなく、国際免許なので本人確認書類としても使えますし、就活にも役立ちます。(営業職を志望するなら特に)
都会の学生は自動車免許を持っていないことが多いですが、社会人になってからは中々免許をとる時間はありません。自動車は今後プライベートでも使うものですから、就活のためというだけではなく、時間に余裕のある大学生期間中に取得しておくことをおすすめします。合宿免許なら2週間程度で取得できます。
参考:『合宿免許予約サイトのユーアイ免許』
3.簿記2級
どの企業においても、会計や経理の業務がない企業は存在しませんし、営業などでも、お金の流れを知ることで優位に商談を進めることができます。簿記を取得することによって財務や会計の知識が身につき、会社のお金の流れがわかるようになる為、簿記の資格を取得することはお勧めです。
では、実際簿記の何級を取得すればいいかというと、それは「2級」です。簿記2級は、会社の財務諸表を読み取ることができ、経営状況を把握できるレベルです。経理職を目指すだけでなく、管理職を目指すのでしたら簿記2級は優位に働いてきます。
参考:『初月無料で経理の仕事に役立つ150以上の動画が学べるサイト【Accountant’s library】』
4.秘書検定1級
初めて会った人に対して、「この人感じがいいなあ」と感じることはありませんか?
感じがいいと思ってもらえることはとても大きな武器となります。面接やメールのやり取りのときも同様で、面接官や人事の方から「この学生は感じがいいなあ」と思ってもらえたら選考において優位になります。
人柄の良さはその人の性格による部分もありますが、大人としてのビジネスマナーや一般常識を持ち合わせていることによって第一印象がとても良くなり、一緒に仕事したいと思ってもらえるようになります。その為にも秘書検定がお勧めです。
秘書検定ではビジネスマナーや一般知識、職務知識や技能を学ぶことができます。また、秘書検定1級もそんなに難易度が高くありませんし、ビジネスマナーを学ぶという意味でも勉強しておいて損はないでしょう。
5.その他専門資格
ある程度行きたい業界や就きたい職種が決まっているのでしたら、専門資格を取得すると大きな武器となります。もし、旅行会社に就職したいのでしたら、「総合旅行業務取扱管理者」資格を、不動産業界に就職したいのであれば、「宅地建物取引士」資格を持っていた方が良いです。
ただ、専門資格は国家資格である場合が多く、資格取得に時間がかかり、難易度も高いです。それでも、専門資格を持っているということは、何よりもその仕事に就職したいという強い気持ちの表れであり、大きな説得力となります。
参考:『スマホで学べるオンライン資格講座』
番外編:インターンシップ経験
インターンシップの経験は資格というと語弊があるかもしれませんが、大学生が就活をする前に経験しておいて損はありません。インターンシップの経験では、実際にビジネスを経験することができ、自分自身の成長につながります。
また、自分が興味を持っている企業および業界の内面的な部分を知ることができます。その為自分の想像と現実とのギャップを埋めることができ、自分の進む道が明確に見えてきます。
参考:『大学生向け実績No.1海外インターンシッププログラム』
まとめ
資格取得=内定ではない
いかがでしたか?今回の記事では4つの資格+αを紹介させていただきました。ただ、こうした資格は、あくまでも「特定の業界」に対して「取得をしていない人よりも少しだけ優位になる」ものです。
資格を取得したから内定がもらえるとは限りません。確かに一つの武器とはなりますが、面接官が見ているのは、あなたの「人間性」です。
貴重な大学生活の中で、あなたが経験してきたことは、大きな財産となり、魅力になっていきます。あなたの学生生活を語る経験の一部が資格なのです。
あなたが持つ素敵な魅力を存分に生かし、納得のいく就活ができることを心から応援しています。