女の子なら誰もが意識する言葉「女子力」。一言では表しきれないこの言葉には、女性にとって必要不可欠な要素がたくさん含まれています。
今回の記事では、女性の永遠のテーマである「女子力」について、徹底的に解説していきます。
女子力とは?
女性が自らの生き方を向上させる力。また、女性が自分の存在を示す力。
[補説]平成21年(2009)ごろからの流行語。明確な定義はなく、女性らしい態度や容姿を重んじること、女性ならではの感覚・能力を生活や職業に生かすことなど、さまざまな解釈で用いられる。(出典:デジタル大辞泉引用)
女子力という言葉は、平成21年(2009)に新語・流行語大賞にノミネートされたのをきっかけに、多くの人に使われるようになりました。
確かな定義はなく、女性らしい態度や容姿を重んじること、女性ならではの感覚・能力を生活や職業に生かすことなど、さまざまな解釈で用いられています。人によって女性らしさに求める物も違いますが、一般的に女性が持つべき共通の要素もあります。
それは、気遣い力・清潔感です。この2つが備わった女性は、男性からも女性からも好印象をもたれます。
日本サービスマナー協会の理事長である沢野弘さんは、「身だしなみの印象をよくする決め手は「清潔感」。職業によって適した服装やファッションはさまざまですが、この点だけは共通」と述べています。
女子力=男性にもてるために作られたものといったマイナスなイメージを持つ人もいますが、そんな事はありません。女子力とぶりっ子は全く別物だと言い切れます。
女子力の高い女性の特徴・要素
○気が利くこと=気遣い力
気遣い力は、できそうに見えて実は難しい、訓練や意識が必要な要素です。細かいところに気がついたり、相手の感情を読み取って、思いやりの言葉をかけるのも、気遣い力の1つです。
例をあげると、レストランや飲みの席で、料理など小皿へ取り分けたり、誰かが食べ物や飲み物を頼みたそうだったら、そっとメニューを渡したり、少し面倒な事にも目を向けて、真摯に取り組むことです。
しかし、大事なのは男性がいる場面でも女性同士でも、その気遣い力を平等に発揮することです。男性の前だけ頑張っていたら、ただのぶりっこと称されてしまいます。誰に対しても同じように、気を遣える人こそ女子力のある人だと言えます。
○清潔感のある見た目・振る舞い
清潔感は、非常に大切なポイントです。メイクや、香り、服装、肌や髪のつや、チャックポイントはたくさんあります。
(1)メイク編
メイクですが、厚塗りしすぎない自分の顔にあったメイクをするのが1番です。今流行の素肌メイク(素肌やその人の顔立ちを活かしてメイクをする厚塗りしすぎないメイク)がまさに、おすすめのメイク術です。
その為に大切なのは、日々のスキンケアやお手入れ。肌がぼろぼろでは、素肌メイクもできません。美意識や女子力が高い人は、化粧品にお金を使っているという認識もありますが、実際は安くても自分に合ったものを見つけることが重要になってきます。
高級ブランド品にお金をかけるより、低価格で無添加・無着色の物もおすすめですよ。
(2)香り編
香りも女性らしさを感じさせる重要なポイントです。においがキツイ香水を身にまとうわけではなく、清潔感のあるいい香りがするのが特徴。
ほのかに香る”程度”がポイントで、女子力の高い人は柔軟剤を香りにこだわって選ぶ人も多いです。
(3)ムダ下処理
夏はムダ毛の処理を多くの人がしていますが、秋や冬になると気が緩んでしまう人も多いです。しかし、油断した隙に、お手入れしていないムダ下が見えてしまうことがあります。
女子力の高い人は、冬に女子同士で温泉に行くときでも、脇だけではなく、脚やのムダ毛の処理まで完璧です。人に見られる予定がないときでも、いつ誰に見られてもいいように、準備しておきましょう。
(4)洋服編
いつもお洒落なファッションに身を包んでいるのは当然のことながら、女子力の高い人は、TPOに合わせた洋服を身にまといます。
学校での普段着や、気合いを入れた合コン服、カジュアル服装でのアウトドア、その時々にあった服を選ぶことが大切。露出が極端に多い服装は、下品・チャライなどのイメージを高めやすいので注意が必要です。
(5)ネイル編
最近は、ネイルをするのが当たり前のようになってきています。手元をきれいに整えることは女性としても大切なことです。こまめなケアをしている印象を受けます。
しかし、注意したいのが、派手すぎるネイル(ごつごつした石がついているもの、きらきらすぎるもの)爪が長すぎるネイルです。相手に圧迫感を与え、逆に悪印象になるようです。シンプルで清潔感のある爪もとを心がけましょう。
(6)笑顔
相手を選ばずに、自然な笑顔を見せている人は、女子力が高く感じられ、男女問わず好かれます。気分によって、性格が変わったり、態度を変えたりするのはNGです。
学校やバイトが忙しいときでも、前向きに笑顔で頑張る女性は同性・異性問わず尊敬されます。またいつでも笑顔でいることで、その場を盛り上げたり、明るく雰囲気にさせてくれます。
(7)言葉づかい
言葉づかいには、一瞬にしてその人の人格が出るものです。女子力をあげたいのであれば、正確な言葉を選び、相手が心地よいと感じる言葉づかいに気をつけていきましょう。
普段から、ポジティブな言葉を発したり、前向きな考え方を口にしていくことを意識することをおすすめします。
ネガティブなことや、批判ばかりすり人には、人は集まりません。一緒にいるだけで、気持ちが明るく、ポジティブになれる女性を目指し、発言には気をつけましょう。
女子力をさらに磨きたい人!プラスアルファ―編
(8)料理を覚える
料理ができる女性は、誰からも好印象です。味だけではなく、見栄えがよくお洒落な料理が作れると、女子力の高さが感じられます。
(9)基本的な教養や常識を身につける
最低限の常識や教養は自分で調べて、身に着けておきましょう。特にあげられるのが、冠婚葬祭のマナーや、お辞儀の仕方です。知っておくだけで、いつか役に立ちますし、他の女性とも一歩差をつけることができます。
(10)身の回りの整理整頓を心がける
いくら外見をきれいに整えていても、バッグの中や自分の部屋が散らかっていては、マイナスイメージになります。バックの中やポーチの中、財布の中などは、人に見られていないようで、実は見えている部分でもあります。整理整頓を心がけてみましょう。
要注意!女子力に振り回されてしまうと…
一つ注意しておかなければいけないのは、女子力という言葉に振り回されて個性を失ってしまい、いわゆる「量産型女子」になってしまうことです。
量産型女子は、世の中のトレンドや周囲の目を過剰に意識してしまうことで同調圧力が高まり、自分の考えを持てなくなってしまうのが特徴です。
女子力という言葉を神聖視してしまうのではなく、女性としての気遣いや気品を保ち、自分の感性を大事にしましょう。
まとめ
女子力は、その女性の性格そのものを指すといっても過言ではありません。男性にもてるため、女子として一目置かれるために努力することがあるのは認めますが、外面だけ努力して磨いても化けの皮はすぐに剥げてしまいます。
内面的な女子力が高くなければ、不測の事態に女子力の高い言動はできないのです。
女子力には気遣い力や思いやりの心が大事ということを、心の隅において行動しましょう。女子力を高める行動は、社会にでた際に人間関係のトラブルを減らすことができ、毎日をポジティブに過ごす秘訣でもあります。