就活もさることながら、就活を終えて社会人になる時にも不安はなくなりません。
今回は、一般財団法人雇用開発センター『2016年卒大学生就職活動調査』を参考に、就活生が社会に出る前に抱えている不安ランキングを作成しました。
- 大学生が就活後に抱えている不安
就活生が社会に出る前に抱えている不安ランキング
1位:仕事がやっていけるか
不安を抱えている学生の割合:57.8%
責任が重くのしかかるビジネスの現場で仕事で成果を出していけるかどうか不安ですよね。ビジネスでの失敗は企業の損失になり、取引先企業に多大な迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。
また、新卒就業者の3割が3年以内に辞めると言われており、就業先企業で週5勤務1日8時間以上の労働を続けていけるかどうかも不安を感じているようです。
2位:会社での人間関係、付き合い
不安を抱えている学生の割合:56.3%
会社勤めで極めて重要なのは、「どんな仕事をするのか」と「誰と仕事をするのか」です。「誰と仕事をするのか」は選べるものではなく、生理的に受け付けないような上司と毎日コミュニケーションをとらないといけないような職場に当たると苦痛かもしれません。
社会に出たら多くの人と付き合いが生じるので、決して好きな人とばかり仕事ができるわけではありません。人間関係を上手に回すスキルも大切ですが、どうしても辛い時は信頼できる人に相談して無理に働き続けるのではなく会社を辞めることも選択肢として考えましょう。
3位:会社の組織や風土になじめるか
不安を抱えている学生の割合:37.5%
企業にはそれぞれ独自の文化があります。中には「毎朝の挨拶はハイタッチで」なんてアホみたいな企業もあり、ついていけない場合もあると思います。
長い間組織にい続けると異常な風習に対して違和感を感じないようになってしまいます。最初の違和感を大切にして、「変だ」と思った企業にはあまり長居しないことをおすすめします。
4位:社会人としての常識
不安を抱えている学生の割合:31.3%
政治経済の一般常識やマナー、エレベーター・タクシー・飲み会の席の位置など、社会人としての常識がないことに不安を抱く人も多いようです。ただ、社会人としての常識については本を何冊か読んでなんとなく頭に入れておき、その時々でネット検索すればなんとかなります。
それに間違えたら謝れば大抵のことはみんな許してくれますから、気を張りすぎなくて良いと思います。
5位:朝、ちゃんと起きられるか
不安を抱えている学生の割合:30.2%
毎朝決められた時間に通勤することに対して不安を抱えている学生も多いです。今時の会社では寝坊したくらいで怒られることは少ないですが、体育会系思考の上司がいる会社だと厳しく対応されることもあります。
たまに寝坊するのは誰にでもありますが、頻繁に寝坊してしまうような人は、寝坊しても怒られないような方法を編み出すしかないでしょう。
6位:どこの勤務地に配属されるか
不安を抱えている学生の割合:20.8%
就業後に勤務先が決まるタイプの会社では、配属される勤務地によって生活環境が大きくことなります。都心での勤務を希望しているのに地方に配属されては辛いですよね。
勤務地に拘る場合には、配属先が事前に分からない企業に就職するのは避けた方が良いかもしれません。
7位:毎日の通勤
不安を抱えている学生の割合:25.4%
都内の企業に就職して電車通勤をする場合、満員電車に当たる可能性が高いです。毎日のように満員電車に揺られて通勤することは多くの人にとってストレスです。こうした通勤の不安も多くの学生が抱えています。
※満員電車等が嫌であれば、勤務先の企業に徒歩または自転車で通勤できる位置に住むなどの施策を講じることでストレスから解消されます。
8位:希望する仕事に就けるか
不安を抱えている学生の割合:15.9%
就職して誰しもが自分のやりたい職に就けるわけではありません。最初のうちは希望とは全然違った仕事を任される人の方が多いでしょう。
もしやりたい仕事が今後もできる見込みがなさそうであれば、その企業に勤め続けるべきではありません。スキルを身につけ転職&キャリアアップを狙っていきましょう。
- 特にない:9.1%
- その他:1.1%
気にしないことも大事
年をいった上司には現代の常識が通じないことがあります。
例えば、いまどき
- エレベーターでの立ち位置を気にする
- 飲み会の席を念入りに決めておく
こういうの古いですよね。「お前らの方がアホだわ。」とか言うとケンカになりますから、怒られたりしても気にしないで上品にやり過ごすことも大切になってきます。
最後に
分かった上で常識から外れる
常識通りの人間はつまらない。決められたルールに従ってみんなと同じような行動しかしないことはある意味で個性ですが、それを楽しいと思える人は限りなく少数であると思います。
自分のやりたいことをするために常識から外れた行動すると批判の対象になりますが、批判さえ気にしなければやりたいことをやれます。
会社によってはそれでクビになるリスク等もありますが、常識を理解した上でそれが間違っていると思うであれば、それに従う必要はありません。
自分の信じた道を進んでいきましょう。