24時間営業の牛丼チェーンなんかはブラックバイトの代表例として語られるが、どのような職種がブラックバイトの危険性が高いのだろうか。
働きやすい職場も数多くあるが、一般的にブラックバイトが多いと言われる職種を挙げておく。
ブラックバイトの多い職種7選
1.飲食・接客
学生が最も従事するアルバイトは飲食業であり、ブラックバイトの報告が相次いでいる。ブラック企業として正社員としても働きたくないと考えられている。
居酒屋・牛丼チェーン・レストラン・ファミレスなど、企業から店長へ過酷な労働・ノルマがかせられる→店長からアルバイトへ過酷な労働・ノルマがかせられるという流れができやすい。
2.学習塾
学習塾では「コマ給」という授業時間のみ給与が支払われる報酬体型となっているところが多い。このような学習塾は例え時給が1,500円等であっても授業準備時間・授業外の保護者対応・質問対応などで時間をとられるので、実質時給は非常に安くなる。
塾業界の仕組みは労働法違反のオンパレードで、2015年3月には異例ながら労働基準局から全国学習塾協会や私塾協同組合連合会など7団体に、労働条件改善の要請文が送られている。
3.コンビニ
各コンビニには販売ノルマがあり、その成果が店長の収益に大きく影響を与える。販売ノルマを達成するため、コンビニによってはアルバイトにも販売ノルマを与え、達成しない場合には買取などを強制するところもある。
また、24時間営業でシフト調整が大変なこともあり、深夜勤務・希望シフト外労働などが強制され、学業に支障をきたすことが良くある。
4.引越し
引っ越しバイトは、割れ物など慎重に扱わなければならない肉体労働だ。気を張り詰めないといけない仕事なので、職場によってはすぐ怒鳴ったりする怖い人がいる。
新人バイトはいじめられたり大変な仕事を押し付けられやすい。モノを壊した場合に損害賠償を請求するような業者もあるようだ。
5.パチンコ店
パチンコはギャンブルであり、怖い客が集まりやすい。アルバイトには元々パチンコに興味のある人たちが集まりやすい。店内は常に騒音でストレスも溜まる。時給は比較的高いが、おすすめはできない職だ。
6.テレアポ
電話の前に座って与えられたリストにかたっぱしから電話をかけ、トークスクリプトに従ったトークをひたすら繰り返す。電話相手には「人の電話に勝手にかけてくるな!」と怒られる。テレアポは、時給は高いが精神的にきついバイトの代表格だ。
企業は成果を出すため必死でリストを集め、トークスクリプトを練り上げる。一番のカモは人を簡単に信じてしまう優しい高齢者。
7.派遣バイト
派遣バイトは超ブラックなことがある。というのも、アルバイトを使い捨てできるから。また、派遣先では一番の下っ端として扱われ、最初から効率よく仕事ができるわけでもなく、良い扱いは受けづらい。
「言われたことを言われた通りにやる」のが求められる派遣バイト(特に日雇いの)は、給与も安定しないし精神的にも辛いと感じやすい。
ブラックバイトの偏差値ランキング
2チャンネルにブラックバイトの偏差値をまとめてあったそうで、面白かったのでシェアしておきます。
『S+ 荷揚げ 発掘
S 引っ越し とび職 建築作業 倉庫内軽作業 きぐるみ
S- 地盤調査 刺身に菊 パン工場 介護
A+ 牛丼屋 キャバクラ 寿司屋 焼き肉屋 ライブハウス レストラン 有名居酒屋
A ファーストフード クリーニング パチンコ イベントステージ 結婚式場
A- 映画館 ラーメン屋 パン屋 服屋
B+ 冷蔵室管理 荷出し 牛の世話 電話勧誘
B ホームセンター 葉書の配達 新聞配達 ピザ宅配 ケーキ屋キッチン ポスティング
B- コンビニ カフェバー スーパーの品出し ホテル
C+ ゲームセンター ガソリンスタンド
C コールセンター 塾講師 カラオケ 花屋 治験 ドラッグストア
C- 書店 スーパーレジ 交通量調査
D+ 葉書の仕分け ピザ宅配(田舎) 無名な居酒屋
D リサイクルショップ データ入力 美術館 レンタルショップ 100均
D- 家庭教師 ソープ
E パソコンショップ(田舎) ケーキ屋ホール 楽器屋 セルフガソリンスタンド
F プールの監視員 コンビニ(夜勤) ネット喫茶 写真屋 ビリヤード場
G 試験監督 工場ライン 病院の窓口(夜間) ホテル(夜間) コールセンター(夜間) 駐車場管理 モデルルーム案内』
2ch きついバイト一覧
まとめ
業種としてブラックバイトであることが多いと言うことはできるが、実際にブラックバイトかどうかは働いてみないと分からない。
仕事や職場の人間との相性もあるし、会社の経営状況、アルバイト人材を管理・運用するマネージャーの気質や能力等によって大きく左右されるからだ。
とはいえ、全体として見ればブラックバイトはそう多くはない。ブラックバイトという言葉が広まっていき、多くの企業がアルバイト人材に働きやすい環境を整える努力をしている。
「ブラックバイトかもしれない」と恐れてしまうのではなく、興味があるなら実際に働いてみて判断してみてはどうだろうか。
もしかすると魅力的な異性との出会いがあるかもしれないし、色々と勉強になるはずだ。