学生の一番の仕事はまずは勉強です。しかし、大学生のうちだからこそできることをやっておくというのも大切です。その一つが海外旅行です。
私は卒業まで約20か国へ訪れましたが、あの頃の自分に伝えられるのなら「もっと旅行した方が良い!」と言いたいです。
なぜ大学生のうちに海外旅行なのか?
社会人になっても、結婚して家庭を持っても海外旅行はできます。ではなぜ大学生のうちに海外旅行した方が良いのか。その1番の理由は、大学生が人生の中で最も自由に使える時間があるからです。そして若い。若く時間がたっぷりある大学生時代にたくさん世界を見てきてほしいです。
長期休みにはヨーロッパの周遊がおすすめ
旅行は時間もお金もかけてその国へ行きます。どうせ行くのならばじっくり周ってきたいですよね。その意味では日本から遠いヨーロッパは大学生のうちに行っておくのがお勧めです。
社会人になってからだと長期休みを取るのは難しいです。そうなると1週間~10日程度のツアーで行くことになると思いますが、往復の移動日もあるため内容はどうしても駆け足気味になりがち。しかもハイシーズンに…本当にもったいないです。
大学生であれば授業の組み方次第では夏休み等のハイシーズンを外して長期的な休みを取ることも可能ですよね!せっかくだからヨーロッパまで足をのばしちゃいましょう!
おすすめのヨーロッパ諸国7選
ヨーロッパは陸続きで国が隣接しているので、とにかくまとめて周るのが断然おすすめです!
ヨーロッパまで行ってしまえば、現地のLCCや鉄道、バスを利用して格安で周遊することができます。1か国しか行かないなんてもったいなさすぎる。ぜひ大学生のうちに時間を有効活用して周遊プランを組んでみてください!
1.イタリア
イタリアと言えば、どの都市を思い浮かべますか?ローマ?フィレンツェ?ミラノ?いろいろな都市が思い浮かびませんか?
フランスだったらパリ、オランダだったらアムステルダム、大体1か国につき1、2都市程度なのにイタリアは他にもナポリやヴェローナ、ヴェネツィアなどまだまだ行きたいところがたくさんありますよね。イタリアこそせっかく時間とお金をかけて来たんだったら、ゆっくり時間をかけて国内を周遊してほしい国の1つです。
またイタリアはヨーロッパの中でも屈指の観光大国です。国内の鉄道もとてもよく整備されていますし、ネットで調べたときに得られる情報も格段に多いです。個人旅行で行くのが初めてでも比較的安心して旅行を組むことができるのでおすすめですよ。
2.スペイン
スペインにも訪れたい魅力的な都市がいくつもあります。ガウディの街バルセロナ、THEスペイン闘牛のマドリード、壮大で美しいアルハンブラ宮殿があるグラナダ…。1つの都市にしか行かないなんてもったいないです!
サッカー好きの人は、時期を合わせてスタジアムに足を運ぶのも良いでしょう。シーズン中は街のいたるところでサッカー観戦が行われています。陽気なスペイン人たちとバルで本場の生ハムやパエリアを食べながら応援するのも楽しいですよ。
3.フランス
フランスと言えばパリ。誰もが思い浮かべるエッフェル塔とシャンゼリゼ通り、優雅なイメージですよね。なんと言ってもパリは買い物が好きな方にお勧めです。ハイブランドはもちろんですが、パリは蚤の市でも有名です。
有名な蚤の市は3つあります。アンティークやヴィンテージに興味のある方はぜひ足を運んでみてください。各蚤の市は電車やバスで簡単に行き来できるので蚤の市のはしごをするのも醍醐味です。掘り出し物から価値のあるお宝まで、面白い発見がたくさん。一番大きいと言われているクリニャンクールの蚤の市はとてもじゃないですが1日では周りきれません。滞在中に通ってお気に入りを見つけましょう!
ヨーロッパって高くない!?
でもヨーロッパって何もかもが高いイメージ…学生にはちょっと難しいかも。そう思っているあなた。ヨーロッパにも低予算で楽しめる国はありますよ!
4.チェコ
物価が周囲のヨーロッパの国と比べると格段に安いです。しかし、かわいらしいカラフルな街並みからヨーロッパの雰囲気を十分に楽しむことができます。チェコの中でもおすすめなのはプラハです。プラハはヨーロッパの中でも、素朴さとかわいらしさを兼ね備えた歴史が感じられる街です。
低予算でも趣のある素敵なホテルが多いので、低予算ツアーでありがちなホテルについてテンションが下がる、なんてこともありません。またレストランも現地の人たちが通う超リーズナブルなところから、高級なレストランでも手が届くお値段で食事できるところも多いですよ。予算にあまり余裕がない学生時代にはうれしいですよね。
観光スポットがすべて徒歩圏内で周れるというのもうれしいポイントですよ!
5.ハンガリー
チェコと同様に、ヨーロッパの中では物価の安い国です。低予算でも楽しめるポイントもたくさんあります!
まずハンガリーは実は世界有数の温泉大国で、様々な温泉施設があります。その中でも最も有名なセーチェニ温泉は気軽にハンガリー温泉を楽しめるおすすめスポットです。ゆっくり浸かるというよりもプールのような感覚で入れるので、プールサイドで日光浴をしたり、カクテルを飲んだり、チルできる場所です。またメインの屋外温泉はとてもカラフルでフォトジェニックなので、インスタ映えも間違いなしです!
また、ハンガリーと言えばフォアグラ。日本では高価なイメージですが、ハンガリーでは市場などでとても安価で手に入れることができます。大学生だとユースホテルに泊まることもあると思いますが、キッチン付きならフォアグラを買って帰って焼くだけでフォアグラソテーを堪能することができます。
6.ドイツ
ドイツは日本でもメジャーな国ですね。その中でも物価はとても安い方です。同じドイツ語圏のオーストリアやスイス(一部)と比べてもその安さは一目瞭然です。
ドイツと言えばベルリンの壁や、ベルリン大聖堂、ブランデンブルク門など誰もが一度は写真で見たことがある有名な建造物がたくさんあるので観光もしやすいです。また、すこし足をのばせばカラフルでかわいらしいローテンブルクの街並みまで楽しめるので写真を撮るのが好きな方にはお勧めです。
7.ポルトガル
あまり知られていないかもしれませんが、ポルトガルも物価の安い国と言っていいでしょう。首都のリスボンは坂が多く狭い路地ぎりぎりを走る路面電車が有名ですよね。丘から見下ろすとずらりと並んだ赤茶色の屋根がとてもかわいいです。ユーラシア大陸の最西端のロカ岬も外せませんよね。海も近くにあるので、ビーチで寝転んでチルするのもありです。
また、エッグタルトの本場なので、スイーツが好きな人にはたまりません!焼きたてサクサクなエッグタルトが1~2ユーロで食べられます。甘すぎずとろりとなめらかなクリームとサクサクな生地のバランスが絶妙で10個くらいペロっといけちゃいます!
番外編
これまでは時間がある、と言う点で行くまでに時間のかかるヨーロッパを中心にご紹介いたしましたが、番外編で私がお勧めしたいのはインドです。
「インドに行ったら人生観が変わる」なんてよく聞きますよね。私がお勧めしたいのは、そのような理由ではありません。実際に、インドに行ったからって人生が変わるわけではありません。
私がお勧めする理由は、第一に若いうちに行くべきだと思っているからです。つまり、あの強烈で圧倒されるエネルギー溢れる国に行くにはそれ相応の気力が必要と言うことです。そしてそれを経験するならば若いうちの方が吸収するものが多いはずだ、と。
今までにない環境に身を置くことで感じることや考える機会は増えます。そしてある意味自分自身が鍛えられていくんですよね。意外な自分のポテンシャルを発見することでしょう。こういうことは遅すぎることはないにせよ、早いに越したことはないので若いうちに経験してほしいです。
おしまいに
旅行って、たくさん行きたいけどお金がかかるのでなかなかそう頻繁にはいけませんよね。社会に出るとそれプラス時間の問題も出てきます。お金があっても時間がなくて全然旅行に行けないという話はたくさん聞きます。
やっと休みが取れたとしてもハイシーズンで馬鹿高い航空券をとる羽目になったり、せっかく行っても現地でゆっくりできない日程だったり…。
同じ場所へ行くなら、少しでも安く、少しでも長く行きたいですよね。それが叶うのが大学生であるうちなんです。
もし海外旅行に興味があるのだとしたら、ぜひ今の時期にできるだけ多くの国を訪れてください。ヨーロッパでもリーズナブルで行けるところはありますし、まとめて周ることができれば決して高くはありません。みなさんがより有意義な時間を過ごせますように!