近年海外旅行をする人が増え、目的地の選択肢も以前に比べ非常に多くなってきました。
欧米諸国やオセアニア方面などはお洒落で行ってみたくても、「旅費が高過ぎる」「充分な時間が取れない」といった理由で、結局諦めてしまっていませんか。
そこでおすすめしたいのが、東南アジア諸国への旅行。
今回は東南アジアの国々の魅力や、私がおすすめする国をピックアップしてご紹介します。記事を読み終える頃には、きっと今すぐに東南アジアへ飛び立ちたくなっているはず。
魅力たっぷり!東南アジアへの旅行
もしかすると、東南アジア諸国への旅行をしたことがない方の中には、あまりその国々の事情を知らない方も多いかもしれません。しかし実は、東南アジアへの旅行にはメリットがたくさんあります。
1.海外旅行なのに格安!費用問題とはこれでお別れ
大学生で、何度も海外旅行するほどの経済的余裕がある方はあまり多くはないのでしょうか?
とはいえ、社会人になると金銭的に何とかなっても時間が取れないのが現実。そこでおすすめしたいのが、東南アジア諸国への旅行です。
「海外旅行にはお金が掛かる」と考える人は多いですが、東南アジアは日本に比べて物価が安い国々が多く、国によっては国内旅行よりも安く行けてしまう場合もあるほど。
例えば、個人で計画から予約まで全てを行った場合、安い時期やホテルのランク、また利用する航空会社によっては3万円~6万円程度で行って帰ってこれます。国によっては、6万円も出せればかなり豪華な旅が出来ます。
これはヨーロッパ旅行にすると、航空券代だけで使い切ってしまう金額です。特にヨーロッパは物価も高いですから、宿泊費用も馬鹿になりません。最低でも20万円は必要になっきちゃいます。
大学生だとあまり豪遊するような余裕のある予算は持っていない方も多いので、まさに東南アジアへの旅行はぴったりと言えます。
2.英語がカタコトでも大丈夫!海外初心者にはおすすめ
例えばアメリカやイギリス、それにオーストラリアやカナダなど。海外旅行先としては魅力的で選びたくなりますが、ここで時折問題となってくるのが、「現地の言葉」です。
上記の国々は英語圏にありますから、当然現地に住んでいるのは英語のネイティブスピーカーたちということになります。
日本語は一切通じないので、旅行をする際にはガイドブックや旅行英会話本などを手に持ってコミュニケーションを取ることになります。これは海外初心者の方であればあるほど、やはりどこか気恥ずかしような気持ちになってしまうもの。
もちろんヨーロッパ諸国であっても現地の言語、もしくは英語で会話することになりますが、やはりカタコト英語しか話せないと不安は付きものです。
しかし安心して下さい。東南アジア諸国はカタコトの英語でも全く問題ありません。単語を繋げられさえすれば、発音や文法などを気にせずとも充分に通じることが出来ます。
特にマレーシアやシンガポール、バリなどといった国々は主な産業は観光です。観光客慣れしているということもあり、どこへ行ってもカタコト英語で問題なし。更に、交通の便が発達している国も多く、表示も非常に分かりやすいというのも海外初心者の方には優しい部分です。
分からないことがあればカタコト英語だからと躊躇うのではなく、どんどん現地の人に話し掛けていきましょう。ほとんどの人が笑顔で教えてくれるはずです。
3.見所満載!観光にはうってつけの東南アジア
シンガポールやマレーシア、バリ、それにフィリピンやベトナムなど。東南アジアに分類される国はたくさんありますが、どれもとても小さな国です。
例えばシンガポールの面積(719.1㎢)は、東京23区(619㎢)と同じくらいです。そう考えると1日程度の余裕があれば観光地をぐるりと一周出来てしまいそうですが、そう簡単にいきません。小さな面積の中にぎゅっと観光地が詰まっているんです。
これはその他東南アジア諸国にも言えることで、一般に観光地と言われる場所が多いため、見所満載です。また、小さな国だと観光地から観光地までが比較的近くにあります。そのため、電車やモノレールのみで移動出来るなど、交通の便がかなり良いです。
旅行前のプランニングの段階でも、調べれば調べるほど楽しみになること間違いなしです。
4.イメージは最悪?実はそれほど悪くない治安
東南アジア旅行をするにあたり、最も大きな心配はその国、もしくは地域の「治安」なのではないでしょうか?
特に女性であれば、出来るだけ危険な場所には行きたくないですよね。日本は世界的に見ても非常に安全な国家と言えますから、東南アジアの治安は良くないという風に聞いた方も多いかもしれません。
しかし実は、もちろん気を付けなければならないエリアなどはあるのが事実ですが、全ての国が危険というわけではありません。
そのため、「東南アジア」と一緒くたにして選択肢から外してしまうのではなく、興味がある国を見付けたら取り敢えずリサーチを掛けてみることをおすすめします。もしかしたら、そこがあなたの「行くべき場所」かもしれません。
ただ、注意しなければならないのは、先述した通り、日本は世界的に安全な国であるということ。さすがに日本と全く同じようにはいかないことは、覚えておいて下さい。
例えば夜の一人歩きは避けることや、スリや置き引きに注意すること。現地の人と仲良くなるのは国際感覚を養うためには非常に素晴らしいことですが、少しでも怪しいと思ったら近付かないようにするなど…基本的な部分に注意を払っておきましょう。そうすれば、どこの国でも充分に楽しむことが出来ます。
5.時間がなくても大丈夫!休日だけで行けるから日常生活の邪魔にならない
欧米諸国に行くのであれば、飛行機で現地に向かう時間と観光する時間を合わせると最低でも一週間程度は必要になってきます。
しかし東南アジアであれば日本と近いということもあり、休日を利用するだけで行けてしまうのです。土日が休みの人であれば、金曜日の夜、もしくは土曜日の早朝に出発して日曜日の夜に帰宅、ということも出来ます。
これは日々忙しい生活を送っている人にはとても嬉しいことです。もちろん弾丸旅行のようになってしまいますが、疲れるだけなのかと言えばそうとも限らないのが海外旅行の魅力。
海外にいるというだけで日常の忙しさから解放され、ストレスを発散することが出来ます。
恋人と、友達と、家族と、ひとりでも!おすすめの国とポイント
東南アジア旅行の魅力としては、物価が安い国が多いということ、治安の良い国も中にはあるということで、恋人や友達、家族と大勢で楽しむことも出来ます。また、近年では流行しているひとり旅行でも満喫出来るのも魅力の一つです。
しかし東南アジアと言っても、選択肢はたくさん。どの国もそれぞれの魅力がありますが、中でもおすすめ出来る国をご紹介していきます。
1海外初心者ならマスト!日本人歓迎の「台湾」
おすすめ度 | ☆☆☆☆☆ |
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必要予算 | ☆☆☆ |
観光地の多さ | ☆☆☆☆☆ |
※【必要予算】は☆が多いほど、かかる費用は少ない
台湾では、カタコト英語どころか、そのほとんどの場所で日本語が通じます。そのため、海外旅行初心者には特におすすめ。親日国家でもあり、日本人歓迎の空気感が、海外旅行に慣れていない人でも安心させてくれます。
食事が美味しく、特に台湾デザートなどは日本でも有名です。台湾を訪れるのであれば、「食」文化にぜひ触れてみて下さい。
見所も満載で、ジブリ作品「千と千尋の神隠し」の舞台と酷似していると有名な「九份」があったり、様々な場所で「夜市」が開かれていたりと、朝から晩まで楽しむことが出来ます。夜には「フットマッサージ」で1日の疲れを癒してみてはいかがでしょうか?
2小さいけれどとても綺麗!ゴミひとつ落ちていない「シンガポール」
おすすめ度 | ☆☆☆☆☆ |
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必要予算 | ☆☆ |
観光地の多さ | ☆☆☆ |
シンガポールは「綺麗な国」として有名。ゴミひとつ見当たらないほど街の規制が取れていて、気持ち良く過ごすことが出来ます。ただチューイングガムの持ち込みや使用、電車内での飲食が厳重に取り締まられており、それを犯すと罰金が課せられてしまうので注意して下さい。
また、シンガポールは国自体が小さいため、観光地同士の移動が比較的楽に行えます。休日のみの利用で訪れる観光客には便利です。マーライオンや動物園、ユニバーサルスタジオやビーチなど、3日ほどあればこれらの観光地を回り、お土産を購入することも出来てしまいます。
ただシンガポールは東南アジアの中でも物価が高いと有名なので、予算は多めに見積もっておいた方が安心です。
3女子におすすめ!アジアン雑貨がお好きなら「ベトナム」
おすすめ度 | ☆☆☆☆ |
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必要予算 | ☆☆☆☆ |
観光地の多さ | ☆☆☆ |
流行に敏感な、特に女子大学生におすすめなのがこの「ベトナム」。日本でも注目を集めているアジアン雑貨が言葉通り「買い放題」です。ベトナムは物価も日本の約3分の1ととても安いので、好きなだけショッピングをしても大丈夫。
食事も美味しく、場所によってはカフェなどが栄えていたりと、観光地巡りよりも海外の雰囲気を味わいつつゆっくりしたい、というような方におすすめです。
観光地を回りたい場合は、徒歩圏内で行ける場所以外だと大きな都市から外れた場所にあることもあるので、現地のツアーなどに申し込んだりするのがベストでしょう。コストパフォーマンスを重視したい方にとって外せない国、それがベトナムです。
まとめ
上記では特におすすめの観光地3ヶ国をご紹介しましたが、マレーシアやバリ(インドネシア)、フィリピンなど、他にもたくさんの国がある東南アジア。それぞれに魅力があり、日本からのアクセスも良好ということもあって、東南アジア諸国は手軽に行ける海外旅行としてはうってつけです。
ぜひ一度、調べてみて下さい。大学生にとってはどれも欠かせない、費用面や自身の興味、必要日数の問題など、必ず自分のプランに合った国が見付かるはずです。