仮想通貨でお金を稼いだ学生も、「仮想通貨で稼いだ」という友人の話を聞いて仮想通貨投資を始めた学生もいるようです。
後者のほとんどは損失を出しているか、薄利な状態で暴落を迎えているはず。
そこで、「下がっている中で売った方が良いのか」「まだ持っていた方が良いのか」迷っている人も多いと思いますので、その辺を少し解説していきます。
仮想通貨はバブルなのか?
これまでのバブル相場と比較してみると、仮想通貨市場がバブルである可能性が極めて高いことが分かります。
ITバブル時代のチャート
ITバブル期のチャート|Crypto Bubble Will Burst and It Will Be Ugly
ITバブルの際は全体の株価が5分の1、IT銘柄であるソフトバンク社の株価は約100分の1の価格まで下がりました。
ビットコインの最近のチャート
かなり似たチャートとなっていますね。同じ歴史を辿るとすれば、まだ下がりそうです。
*興味ある人は、チューリップバブル、ITバブル、日本 高度経済成長期など検索してみてください。時代背景なども知ると理解が深まります。
現在の仮想通貨市場では暴落によってすでに5分の1程度まで下落している銘柄が多数あり、人類史上最大のバブル崩壊が予見されています。
しかし、仮想通貨とブロックチェーン技術自体は極めて価値ある技術です。いつでもどこでも世界中の誰とでも正確で安全で高速な契約・取引ができる技術が普及しないわけでないですよね。
仮想通貨市場の詐欺やハッキング、マネーロンダリングや北朝鮮やテロ組織による資金調達などの問題がひと段落すれば、健全な成長を遂げていくのではないかと考えられます。(当たり前ですが、価値ある銘柄は残り、価値のない銘柄は消えていきます)
市場規模自体は執筆時は40兆円前後であるものの、株式市場が7,000兆円規模であることから、潜在的な市場は100倍近くはあるのかもしれません。
仮想通貨市場はバブルかもしれないものの、その将来性は十分に期待できます。
高値で掴んでしまった人は残念ですが、これから投資をするにはチャンスが到来していると言えるでしょう。
今持っている仮想通貨、売った方が良いの?
すでにNEMやその他仮想通貨を持っている人は、暴落している場合、損失を抑えるために売ってしまった方が良いのでしょうか。
もし余剰資金で仮想通貨を持っているのであれば、その答えはNOです。(一度損切りして、さらに下がったら買い増しをするか、短期投資で資金を回すなら別。)
当たり前ですが、購入価格よりも低い価格で売らなければ損失は出ません。
例えば、10万円で購入した仮想通貨の価値が現在3万円になっていたとします。
もしかすると、その価値が1万円を割って数千円の価値になるかもしれませんが、結果として10万円以上の価値になった時に売れば勝ちです。
購入した仮想通貨が将来有望で持続的な成長を遂げることができれば、いずれ購入した金額以上の価値になるはずです。
暴落した際に焦って狼狽売りをするのは素人のすること
数ヶ月の暴落で5年先の未来は確定しません。もし仮想通貨の将来性に投資をしたのであれば、その将来を見届けてから換金するのが良い形なのではないでしょうか。
考えられる基本的なシナリオは2つです。
- 1.暴落したまま、一向に価格が上がらない
- 2.暴落を終えた後、価格が上昇していく
今売ってしまうと、2の選択肢を排除してしまうことになります。
もしかすると数年後に全く価値がなくなっているかもしれませんが、それは単純にあなたに見る目がなかったという話であり、期待して投資したならその行く末を見守ってみましょう。
レバレッジ取引ではなく現物取引をしているのであれば、資金がマイナスになることはありません。
勝つまで待つ。これが投資で勝つ最もシンプルな方法です。(流石にいくつかの撤退条件は設定しておくと良いですが…)
下がったときはむしろ買い増し時です。あなたが10万円の価値があると思っていたものが1万円で買えるとしたら、安いとは思いませんか?
そこで2万円分買い増しておけば、暴落分の半値まで戻せば資金を回収できます。(ナンピンと呼ばれる投資法です。無限ナンピンにはご注意を)
*ただし、稼げるから…と拝金主義的に生活費を削って投資を始めた人であれば、もうやめるか一度仕切り直した方が良いかもしれません。投資は自己責任であるにも関わらず、損をしたら他人のせいにしてしまうお笑い芸人のような末路を辿るかも…
自殺なんてしないように…
『2018年2月2日、中国メディアの鳳凰網は、韓国メディアの報道を引用し、韓国で仮想通貨の暴落をきっかけに男子大学生が自殺するという事件が起きたと伝えている。
韓国・聯合ニュースによると、自殺したのは釜山市に住むソウル大2年生で、2000万ウォン(約200万円)を元手に仮想通貨に投資していた。仮想通貨の価値は一時10倍の2億ウォン(約2000万円)にまで高騰し、多額の含み益があった。だが昨年末の暴落で利益ばかりか元手まで全てなくしてしまい、うつ病になっていたという。』韓国の大学生、仮想通貨投資に失敗し自殺、一時は10倍に高騰も―中国メディア
韓国では、大学生が自殺する事例も出てきています。なくなっては困るお金を投資するのは本当にやめてください。
既に失敗してしまった人は、その経験を忘れずに生きていけば良いだけです。時間が経てば笑い話にできます。
大学生が仮想通貨投資する利点
「大学生に投資は早い」という人がいますが、いずれ学ぶものであれば早い方が良いに決まっています。むしろ大学生だからこと仮想通貨投資に触れる以下のメリットがあります。
- 情報収集する時間と感受性がある
- 時代の先読み力は普通の大人よりも高い
- 投資の経験は一生役に立つ
世の中のトレンドを形成するのは、やはり若い層が最初です。Facebookは大学での利用からスタートし、世界中の老若男女へ浸透しました。有名な仮想通貨であるイーサリアムは当時19歳だったヴィタリック氏(現24歳)が提案し、創業メンバーとして開発を進めたものです。
社会の常識にとらわれることのない若者の思考は、世の中の動きを敏感に捉えることができます。
感受性と自由な時間のある大学生であれば、新しい波に人よりも早く気づけるため、投資にはうってつけの存在です。
特に仮想通貨では早いうちから投資をしておくと、1万円が数年後に100万円になったりするので、貯金にいくばくかの余裕がある人は始めてみるのをおすすめします。
社会人になったら資産形成のための投資は必ず経験するものです。損失を出したとしても、今のうちから投資に触れることは非常に価値があります。
ここで投資の神様と言われるウォーレン・バフェット氏の格言を一つ。
『十分なリターンを得るために、何かの専門家である必要はない。それより重要なのは、自分の限界を認識することと、うまくいく合理的な方法を選択すること、そして物事をシンプルにとらえ、ホームランは狙わない、すぐに確実にもうけられるという話には即座にノーと言うことだ。』ウォーレン・バフェット
今仮想通貨に興味を持っている人にとっては金言だと思います。
まとめ
今の若い世代は日本のバブル時代を経験していません。よって、バブルとはどんなものか理解している人はほぼ皆無です。
ですが、仮想通貨投資ではそのバブルを学べるチャンスでもあります。
余剰資金での投資を絶対条件として守れば、生活に困ることはありませんし、お金・投資とは何たるかを学ぶことができます。
大学で仮想通貨を学ぶ授業が増えているとのことですので、本サイトでも少し仮想通貨関連の基礎的な学習記事を掲載していく予定です。
投資は暴落した時がチャンスであり、高騰しているときは危険な状態です。一般に言われていることとは逆なのを覚えておきましょう。
一応、登録しておいた方が良いおすすめの仮想通貨取引所のリンクを貼っておきます。
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