今回は、ネットビジネスが稼げない理由を誰でも分かるようにシンプルにまとめてみました。当たり前なのに、意外と忘れているこの考え。なぜ、「稼げる話」に手を出しても意味がないのか。その全貌が明らかに!
「楽して起業したい。」「自分だけのビジネスを始めたい!」「自由にのんびり暮らしたい!」という方がネットビジネスを始めやすい傾向にありますが、仕組みを知らないとどんどん悪い情報に躍らされて人生オワコンになると思われます。
いつの間にか詐欺師の仲間入りなんて人もちらほら。しかし、この記事を読めばある程度のビジネスに関する情報の価値判断ができるようになるかなと思います。
この記事では、ネットビジネスをネットを使って楽して稼ぐ情報ビジネス、特に稼ぐノウハウを提供したり実践するビジネスのことを指してます。
稼いでますアピールする人達をどこかでみかけたことはありませんか?
無駄な出費をせず、
稼ぎたい人、
稼ぐことは難しいけど、
近道なら教えられます(*^^*)
俺も支えます!!
一緒に、がんばりませんか??
興味を持ってくださった方、
DMでもなんでも待ってます!!!
— 月収100万円以上の大学生 (@rush01crawl) 2015, 8月 10
ネットやTwitterを見てれば分かると思いますが、稼いでます(風の)アフィリエイター多いですよね。「日給7万円アフィリエイター」とか「月収50万円稼いでます」とか「誰にでも稼げる方法を教えます」とか、たくさんいると思います。こういったアカウントや呟きを見たことありますよね?
何も知らない人にはネットビジネスやアフィリエイトやビジネスという言葉だけでスゴいと思うのかもしれませんが、ああいう人たちがどうやって稼いでいるのかを簡単に説明すると、稼げる方法を教えて稼いでます。
例えば、楽して月収100万円稼ぐ方法を30万円で売ってます。いわゆる情報商材というやつです。(1例です)
何だそりゃって思いますよね。でも、これが現実です。例えば、せどりやアフィリエイトで稼ぐ情報商材の場合だと、
- せどりやアフィリエイトにちょっと取り組んでノウハウを作ります
- 稼げるノウハウは使えなくなるから稼げなくなる前にノウハウを売って稼ごうとします
- そのノウハウに取り組む人が増えます
- 市場が一瞬にして飽和状態に陥ります
- ノウハウが廃れてその市場がオワコンに入ります
といった感じです。つまり、実務がめんどくさかったりノウハウはすぐ使えなくなるので、「せっかくだしノウハウを売って稼いでやろう!」と情報商材なりを売って稼ぐわけです。なので、これを買った人たちは得てして儲かりません。儲かったとしても一時的です。
ただ一つ簡単に稼ぐ方法があります。それは、自分も稼ぐ方法を売って稼ぐこと。こういう連鎖があるところが、社会から痛い目で見られる要因の一つです。
ノウハウは市場の変化によってすぐに使えなくなります
情報商材などを買ってそれに取り組む人間が増えれば、それだけ市場が縮小します。その結果どうなるのかなんて目に見えていますよね?
冷静に考えれば、ネット上の「稼げる方法」に手を出す意味がないというのが分かると思います。なので、ネットで出てくるような稼げる話など、そんなビジネスはやる価値ない。まさに時間とお金の無駄。とくに誰にでもできますという「誰にでも稼げる方法」はなおさらです。
本当にそれで稼げているのであれば、その「稼ぐ方法」は公開しないですよね。なぜなら、ビジネスにおいては「独占市場」が最も儲かるから。普通なら、公開せずに人を雇ってその市場で稼ぎまくります。でも、「稼ぐ方法」を情弱に教えるのが一番儲かるからやっているわけです。
昔はネットビジネスは儲かりました…
5年ほど前まではアフィリエイトも普通に儲かりました。有名な与沢さんが参入したのはネットビジネスが流行り出した頃で、まさにアフィリエイトで稼ぐことができていました。しかし、今ではSEO・リスティング・SEM・コピーライティング・SNS運用などの高度な専門性を持たないと儲かりません。
少し経った頃、オプトインアフィリというものが出てきました。それによって「月収200万円稼ぐアフィリエイター」などと顔つきで宣伝する黒歴史をまさに今刻んでいる人が続出。
数年前にアフィリエイトで月収1000万円稼いでた人も今では歌舞伎町のキャッチやってるとかいう話も聞くので、個人的には5年後10年後を考えると恐ろしくてやってられない。ブームが去った時に自分に何も残らないってことほど悲しいことはないと思います。
因みに、今グレーゾーンのビジネスで稼いでいる人たちはGoogleを筆頭に多くのWebサービスが業者排除の方向に向かってアルゴリズムを改変していっており、少しずつ排除されていく傾向にあります。
YouTubeのコピペ動画配信などしょうもないことやっている人がいますが、高度な専門スキルやビジネスに必要なスキルが身につくわけではありません。それでは、結局たいした価値を生み出せないわけですね。
ネットビジネスは稼げるのにどうして一般企業がこぞって参入してこないのでしょうか?
ここで少し視点を変えてみます。ネットビジネスをしないということは、営利目的で活動をしているはずの無数にある一般の企業が「ネットビジネスはやる価値がない」と判断しているのです。なぜなら、彼らが行っているビジネスの世界ではそれが通用しないから。
秒速で1億稼ぐ方法は真っ当なビジネスでは通用すると思いますか?
「秒速で1億円くらい簡単に稼げます。」というのは今は亡き与沢翼さんの名言ですが、そのやり方が本当にビジネスの世界で通用するなら、どんな企業もやっているはずです。どの企業も自分たちの頭を振り絞ってビジネスをしているのですから。
ネットビジネスの多くは、そこでしか通用しないビジネスなわけで、今その業界でうまくいっていたとしてもブームに乗っかって稼いでいるような人たちは一気に稼げなくなって人生の暗黒期に突入するわけです。
一時的に稼げてもブームが終わった時に何も残らないのであれば、長期的に見ると良いことなどありません。ノウハウやテクニックは誰にでもマネできるので、本当に必要なのは個人の力を高め続けることです。誰にでもできることほど価値はありません。
まとめ
誰にでもできることしかできない人間になりたくないのであれば、簡単に稼げるテクニックやノウハウにすがって生きたところで人生何も良いことなんてないですよという話でした。真っ当なビジネスをしたいなら、ビジネス知識を身につけること、専門スキルを極めること、情報発信力を高めることが大切です。
サラリーマンみたいに働きたくないなら、それができるだけ社会にとって価値ある人財になりましょう。起業したいなら、それができるだけの知識や経験や実績を積み上げていきましょう。スゴいシンプルな話だと思いますがいかがでしょうか。