印象力UP!!秘書検定の資格を取得する必要性とメリットを解説

秘書検定の資格を取得する必要性とメリットを解説

就職や転職の際に、少しでもアピール要素を増やしたい、と思ったときに有効なのが資格の取得です。

中でも秘書検定は比較的簡単に取得できる資格として女性の間で人気を集めています。

そこで今回は、秘書検定について説明すると共に、取得することでどんなメリットがあるかを紹介していきます。


秘書検定とは?

秘書検定とは、毎年約14万人が受験している、企業からの評価も高い人気の資格の1つです。秘書検定は2月、6月、11月の年に3回実施されており、2つの級まで併願が可能となっています。

内容は主にビジネスマナーについてで、社会人としてのマナーや一般常識とが含まれています。試験の構成は、必要とされる素質職務知識一般知識マナー・接遇技能の5つとなっており、マークシート形式の選択問題や記述問題があります。

一番簡単な3級では基本的なビジネスマナーが問われ、日常的に必要な知識を身に付けることができます。2級ではより秘書として求められる細かなビジネスマナーを身に付けることができ、より実践的な内容になっています。そして、準1級、1級では記述問題や面接試験も加わり、コミュニケーションスキルを身に付けられる内容となっています。

それぞれの合格率は、3級が約60%、2級が約55%、準1級が約35%、1級が約30%となっています。

準1級、1級のレベルになると独学での取得は難しくなり、スクールに通って取得をする人も増えてきます。

単に基本的なビジネスマナーを身に付けたいのであれば3級までの取得で十分ですが、就職、転職でアピールをしたいのであれば、他の受験者とも差別化できる準1級まで取得することがおすすめです。

秘書検定はどんな人に必要なの?

秘書検定では基本的なビジネスマナーを身に付けることができるので、就職を控えてる学生から社会人まで幅広い人におすすめできる資格です。

中でも、就職の準備として受験する高校生や大学生、短大生や専門学校生が半数以上をしめており、ビジネスマナーを効率よく身に付ける方法として重宝されています。

特に事務系の職種に就職するのであれば、秘書検定で求められるビジネスマナーは必須ともいえるので、あらかじめ取得をしておくといいでしょう。また、接待などが多い営業職でも知っておきたいお酒のマナーなどを身に付けるのに役立ちます。

一方で技術系の職種であったり、オフィス内での仕事がほとんどない人にとっては、秘書検定は不要といえます。

また、接遇やマナーなども主に女性が身に付けておきたいスキルとなるので、秘書検定は男性よりも女性向けの資格といえます。

秘書検定を取得するメリット

1.履歴書に記載することができる

秘書検定を履歴書に記載すると、一般常識やビジネスマナーがすでに身に付いていることをアピールすることができるので、企業から高い評価を得ることができます。

秘書検定は比較的取得をしやすいので、履歴書に書ける資格を増やしたい、という場合にも気軽に挑戦できる資格です。

2.実務で役に立つ

秘書検定ではビジネスの場で必要な文書、ファイリング、事務用品、会議などについての初歩的な知識や用語も身に付けることができます。

こういった知識をあらかじめ身に付けておくと、就職したばかりの学生であってもスムーズにオフィス環境になじみやすい上に、他の新入社員とも差を付けることができますし、先輩社員などにも好印象を与えられるようになります。

3.個人の印象をアップさせることができる

秘書検定で扱っているビジネスマナーの中には接遇も含まれており、挨拶やお辞儀の仕方、言葉遣い等を身に付けることができます。

こういったものが普段から正しくできていると、初めてあった人にもいい印象を与えられますし、上司、先輩上司からもいい評価を得やすくなります。

人と接することが苦手、という人でも話し方や目のやり場など、人と話す際のコツをしっかり学ぶことで、コミュニケーションスキルを向上させることができます。

4.日常生活でも使える一般常識を身につけられる

冠婚葬祭の際にも秘書検定で身に付けた知識は役に立ちます。お祝儀の包み方や冠婚葬祭当日の立ち居振る舞い、服装など、普段はなかなか身に付けることのない知識も学ぶことができます。

特に若い世代はこういった知識を身に付けていない場合が多いので、いい勉強になるはずです。そのため、いざとなったときにも慌てることなく、冠婚葬祭に対応することができるようになります。

秘書検定ははどんな仕事で役立つのか?

秘書検定は、その名の通り秘書の仕事をする際に役に立ちます。ビジネスマナーに加え、スケジュール管理なども試験内容に含まれているので、秘書として必要なスキルを一通り身に付けることができます。

また、お茶の入れ方や敬語の使い方など人には聞けない基本的なことも、秘書検定を取得していれば知識に困ることもありません。1級まで取得をしていれば、上司をサポートするための必要な知識、実践スキルはほぼ網羅しているといえます。

秘書や事務系の仕事はもちろん、新入社員だけではなくベテラン社員であっても、いい学びとなるはずです。

ホテルや航空関連、窓口業務の行員などサービス業をはじめ一部の職種では、秘書検定の資格取得を推奨しているところもあります。

秘書検定は特定の職種で役に立つというよりも、オフィス業務、人とかかわる業務が多い職種全般で役に立つ資格といえます。

まとめ

秘書検定は、社会人として基本となるビジネスマナーを身に付けるには最適な資格です。

就職や転職の際に直接的に使える資格とは言えませんが、準1級、1級まで取得をしておけば、ライバルと差を付けることができます。

特に、これから就職活動、就職を控えている学生にとっては、立ち居振る舞い、言葉遣いなど、できて当たり前のスキルを効率よく身に付けることができるので大変おすすめです。

単に履歴書に記入するだけではなく、自己スキルの向上につながる資格ですので、取得しておけば、ビジネス場面からプライベートまで多くの場面で役に立つはずです。

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