就活で内定を獲得するには何が大切だと思いますか。
学歴、大学時代の活動内容、資格やコミュニケーション能力?
確かにどれも無いよりは良いですが、就活で内定を獲得するための本質とはずれています。
では、どうすれば就活で簡単に内定を獲得することができるのか?今回は最も重要な6つのテクニックを紹介します。
この記事の目次
採用担当は就活生の能力を評価していない
まず、前提としては日本の採用担当の能力は非常に低いです。彼らは会社のためとは名ばかりに個人の好みで就活生を選考しています。
例えば、採用担当が意識高い系が嫌いだったら「将来は起業して立派な会社を作りたいです」と言った時点で、「そのために何かやってることはある?(はい、こいつボツ)」と判断してしまいます。
あらゆる物事には二面性があるので、良い方向に捉えようと思えば良いように見えますし、悪い方向もまた然りです。
つまり、あなたが内定を獲得できるかどうかは、あなたの能力とは関係なく、ただ「採用担当の好み」で決まっています。
【好みに引っからない=内定がもらえない】ということなので、内定がもらえなくとも落ち込む必要はありません。無能な採用担当の適当な判断を深刻視してしまうのはバカらしいと思いませんか。
とはいえ、とりあえず内定はとっておきたいと考える就活生もいるかと思うので、今回はそのための裏技的な方法論の一部を紹介していきます。
第一印象は2秒で決まる
諸説ありますが、人間の第一印象は出会ってから2秒の間に決まると言われています。そして、その印象は半年間以上変わることはないそうです。
例えば、初対面で「おしとやかで可愛い子だな」と思ってしまったら、実は悪女だったとしても「(彼女が私を騙すはずがない)本当は良い子なんだ」と第一印象を肯定する認知不協和をおこしやすくなります。
メラビアンの法則では、相手に与える印象は【視覚情報:55%・聴覚情報:38%・言語情報:7%】の割合で決まるとされています。
つまり、いくら自己PRのトークを練ったところで、外見や声が与える印象の10分の1以下の効果しかないのです。
就活でマナーや自己PR、トーク技術を磨くのは非効率的である
就活になるとESや自己PRを必死で頑張る人が出てきますが、そのほとんどが無駄です。就活生の自己PRは皆一様なので、特殊な実績を持っていないのであれば、別の部分で勝負すべきです。
それは、先ほどのメラビアンの法則にある「視覚情報と聴覚情報」のことになります。細分化して言うならば、【視覚情報:姿勢・表情・服装・髪型・仕草・メイク】と【聴覚情報:声の大小・トーン・話し方】といった部分です。
「そんなの就活に関係ないのでは?」と思うかもしれませんが、1000人・1万人もいる就活生の合否を採用担当がどのように判断するかというと、それは「印象が良いかどうか」に過ぎません。
以下、採用担当から良い印象を得て、内定がグッと近くテクニックを紹介します。
2秒で内定がもらえる!採用担当を手玉に取る6つの就活テクニック
その辺の就活本に載っている情報よりも価値があるはずなので、ぜひ最後までチェックしてください。
1.外見を会社の人間に合わせる
多くの採用担当は自社の社風に合った人材を選ぼうとします。それはつまり「自社で働いている社員に近い素養を見出すことのできる人材を採用する」傾向にあるということです。
あなたの外見を志望企業で働く社員のように演出すれば、あなたが会社で働くようになった姿を想起させることができます。これだけでも相当採用される確率は上がります。
恋愛でも「この人とは上手く付き合えそう」と想像させることができれば、半分勝ったようなものですよね。無意識に共通項を提示してあげることで、親近感を獲得することができます。
なお、格好を寄せ過ぎると相手は「うちの斎藤と同じじゃないか?」と気づいてしまうので、微妙です。採用担当の無意識に働きかければ良いだけなので、外見のテイストを寄せるのがコツです。
私服OKで社員も私服で働いている企業の面接には、私服で行きましょう。
2.メイクアップして清潔感を演出する
残念なことですが、外見が良い方が採用されやすいです。就活時は面接対策と同等以上に、髪型・メイク・ファッション・体型に意識をおくことをおすすめします。
外見が良い人は、生物的に優れているという印象を与えるので、能力を過大評価してもらえます。
例えば、クジャクのオスは性的に優れていることを立派な羽を広げてアピールしますが、これと同じような話です。就活では、生物的に優れていると印象付けることができれば、相当有利なのです。
同様の理由で、貧乳よりも巨乳の方が採用されやすいことが推測できます。貧乳の方はヌーブラをつけてDカップまで胸を盛ってみると良いかもしれません。
女性のスタイルにおける黄金比は、【 B:W:H = 1:0.7:1 】だと言われているので、理系の方はこれを計算して就活に臨んでみると面白いと思います。少し紅めの口紅にするなども有効なはずです。
男性は程よく筋肉がついていた方が良いです。筋トレをしておくと健康になり、女性にモテ、就活に受かりやすくなります。
髪型を整えたり、ヒゲを綺麗に剃るなども重要です。身だしなみは社会人の基本と言いますが、良い印象を与えることが利益に繋がるので、そのような説が定着しているのだと考えられます。
就活のメイクアップサービスは流行ってきているので、女性はもちろん、男性でもそうしたサービスを利用することで内定を獲得できる確率が格段に向上します。
3.証明写真で重視すべきは、口角・清潔感・人間性・有能性の4つ
人が他人の顔を判断する際は、まず相手に敵意がないかを確認した上で、どのような人間なのかを見ていきます。
なぜ、笑顔(口角が上がった)の写真が好まれるのかというと、敵意がない、友好な関係性を築こうをしていると捉えることができるからです。
目を大きくして生き生きとした感じを出すと、外交的で仕事ができる感じを演出できます。あとは、髪があまり顔にかけないようにして清潔感を出し、撮影機材の機能で自動補正をかければできあがりです。
上記を踏まえた選考基準が、人間性(どのような性格の人物に見えるか)と有能性(仕事ができそうか)になります。
人間性では、優しく誠意ある人柄を感じられると好ましく、有能性では、外交的であると感じられると好ましいです。先ほど挙げた口角や目が大切になってきます。
口角を上げて良い表情を作るには表情筋を鍛えておくと効果的です。表情筋を鍛えると印象が良くなり、就活では内定をもらいやすく、仕事ではコミュニケーションが円滑になって成果を上げやすくなります。
顔の筋肉を鍛えることは経済的価値を生み出すので、面倒がらずにやっておくと良いと思います。割り箸を口に加えて「い」の形にするのが有名ですね。
裏技としては、Photoshopで画像加工ができるセンスのある人に少し加工してもらった画像を使用するのもありです。
プロフィール写真を自分で選んではいけない
可能であればきちんとした場所でプロフィール用の写真を撮影してもらいましょう。男性は自分で外見を整えることに慣れていない人も多いので、メイクアップをしてくれる写真館等で撮影をしてもらうと効果的です。
なお、プロフィールで使用する写真は他人に選んでもらってください。
プロフィール写真を自分で選んだ場合、「自分のコンプレックスが隠れている写真」を選んでしまう傾向にあります。こうなると実は、他人からの印象はあまり良くない場合が多いです。
自分が判断する自分の顔の印象と他人が判断するあなたの顔の印象は全然違います。「自分が良いと思う写真」ではなく、「友達が良いと言った写真」をプロフィールに設定するようにしましょう。
そうした方が良い印象を与えられます。少し抵抗があるかもしれませんが、この方が内定を得られる確率は上がるので、我慢してください。
4.姿勢・目線・表情・声で相手の印象を操作する
印象操作を行う上で、外見を整えることも大事ですが、姿勢や目線などの細かい要素にも気を使うと効果的です。
・猫背で目を伏せがちで表情の変化が少なくおどおどした喋り方をする人
・姿勢良く目線を合わせ表情豊かではっきりとした喋り方をする人
この両者を想像してみてください。どのような印象を抱きますか。
前者からは、自信がなくコミュニケーションが苦手で、受動的でマイナス思考である印象を受けます。後者からは前向きで行動力があり、積極的に物事に取り組むような印象を受けるはずです。
ここで重要なのは、印象の良さと有能であるかは関係がないということです。前者でも優秀な学生はいくらでもいますし、後者でも仕事ができない学生もいます。
では、なぜ後者の方が好印象なのか?
ほとんどの企業の場合、その方が都合が良いからです。暗い印象を与える人が周りにいると、こっちまで暗くなってしまいますが、明るい印象を与える人であれば、こっちも元気が出ますよね。
男性であれば、美人な同僚がいるだけで仕事に精を出すものです。
コミュニケーションでは互いの印象が相互に影響し合うので、周りも明るく優秀な社員で固めた方が良い文化が生まれやすいと考えられます。
「印象よりも頭の回転や有能さで判断されるべきだ」という主張は正しいですが、現実的ではありません。正しい選択を行うことは難しいからです。
自転車置き場の議論が有名ですが、人間は困難な議論を放置し、簡素な議論に白熱する傾向にあります。
様々な試験を通じて就活生の有能さを判断するには、膨大な専門知識と経験が必要ですが、それらを兼ね備えている採用担当はほとんどいません。
要するに、分かりやすく自分の良さを伝えてあげないと、採用担当はあなたの良さが分からないのです。
幼い子供と接するときはみな、大げさに笑顔を作りますよね。いくら論理的に説明しても、相手が理解できないのですから、相手の理解力に合わせてあげるしか無いのです。
(採用担当の理解力がないと言っているのではなく、就活生一人当たりに割く時間と労力を考えた場合に、適切な判断を下せる人は少ないという話です。)
メラビアンの法則からも分かる通り、言葉ではなく感情に訴えかけることで印象操作するのが手取り早いと考えて、外見や姿勢、話し方にも気を使っていきましょう。
声については項目を分けて解説します。
5.好印象を与える話し方を実践する
外見だけでなく、声によってもあなたの印象は大きく左右されます。外見を整えると同時に、発声や話し方の練習もしましょう。
話す内容は大したことなくても大丈夫です。
いくら外見が良くても、「デュフフフ」とちびまる子の野口さんのような声や話し方をしていては、内定をもらうのは困難なのがわかりますよね。
では、どのような声が良いのか。感覚的な要素が結構含まれてきますが、少し列挙していきます。
・明るく柔らかい声
・穏やかで元気な声
良い声の条件は、「聞き心地が良く、聞き取りやすい」ことです。これを意識するだけでもだいぶ変わるはずです。
・どもっている声
・下品な声
反対に「聞き心地が悪く、聞き取りにくい」声だと印象が悪くなります。
声が高いと明るい印象、低いと落ち着いた印象を与えることができたりと、声の高低を調整することでも印象をコントロールすることが可能です。
声の大小、高低、透明感、スピード、抑揚といったポイントを意識して話す練習をしてみてください。他人と協力し合えば、声や話し方がいかに重要か分かってくるはずです。
もし面接の練習をするとしたら、意識すべきは「噛まずにしゃべること」ではなく「良い感じ声・トーン・話し方」ができているかどうかです。
女性は得意な分野ですが、男性だと人によって話し方を変えたりするのは苦手な人が結構います。社会人との会話は「経験がものを言う」」世界でもあるので、何度も失敗経験を積むことを恐れずに挑戦してみてください。
これらは意識して練習することも大事ですし、もし自分の声や話し方が致命的だと思うのであれば、ボイストレーニングの教室に通ってみると良いかもしれません。
なお、話す内容はさほど重要ではありませんが、言葉の使い方は大切になってきます。同じ意味でも「下品な言葉」よりも「上品な言葉」の方が好まれます。
6.メンタル・体調を整える
最後に、健康であることが案外大事です。
人間は無意識に相手の細かな表情の変化や血色、瞳孔の開き具合、声の周波数なども見ています。
血色が悪いと皮膚が青白く見え、「体調悪いのかな」「熱ありそう」と分かりますよね。表情であれば、0.2秒未満の細かな表情筋の力の入り具合などもしっかりと見ています。
薬をやっている人は「目がラリって」見えたり、声が上ずっていたら緊張しているか嘘をついているか等の推測ができます。
あなたの体調が悪いと、採用担当は「大丈夫かな、この子…」と評価よりも心配の方が優ってしまいます。あなたが逆の立場だとしたら、疲れて気だるさを抱えている就活生が面接に来てどう思いますか。
そんな状態では、「よし、採用だ」とはなりませんよね。
体調が悪いと十分なパフォーマンスが発揮できません。
ただでさえ緊張して普段の60%程度しか能力が発揮できなかったりする就活で体調を崩してしまうと、さらにパフォーマンスが下がり、結果が振るわずにメンタルも削れていきます。
体力面としては、しっかりと休息をとること。休むのも仕事のうちだと言いますが、これは本当に重要なことです。できれば毎日8時間ほどは睡眠時間を確保してみてください。
精神面では、ストレスを溜め込まないこと。ストレスが溜まっている人は塞ぎ込んだ目になり、無意識に不安で辛そうな表情を浮かべてしまいます。
心身ともに健康であるには、就活前から良い生活習慣を作っておくことが大切です。十分な栄養と睡眠をとること、適度な運動を習慣化すること、ストレスを発散する趣味を持つことなど意識的に行いましょう。
ストレス発散には、他人に打ち明けることも効果的なので、就活時に出会って仲良くなった友人に相談してみたりするのも良いです。
第一印象を演出するのは簡単だけど、第一印象を覆すのは難しい
なぜ、こんなにも表面的なことが大事なのかというと、第一印象がそれほどまでに強力だからです。
冒頭にも書きましたが、人間の第一印象は出会ってから2秒の間に決まると言われています。そして、その印象は半年間以上変わることはないそうです。
就活塾のような場では面接やES対策を頑張っていることが多いですが、そのほとんどが無駄です。
内定率を高めるため、内定をもらいやすいだけの企業に就職するよう勧められたりと、あなたの人生にとっては害を被る可能性すらあります。
内定を獲得するための就活塾ではなく、メイクや整体、ボイストレーニングにお金をかけた方が志望している企業から内定を獲得できる可能性は高まるでしょう。
信じるか信じないかはあなた次第
就活生は実績があることが大事であると考えている学生が多いです。確かに就活偏差値が高いと言われる企業においては、最低限の学歴や実績が求められます。
しかし、その他の圧倒的大多数の企業では、あなたの能力よりも「一緒に働きたいと思えるかどうか」という点を重視しています。なので、印象操作が得意な人は簡単に内定をとれてしまうわけです。
あなたの周りでも、大学では遊んでばかりで何もしてこなかったような人が、簡単に内定をゲットしていたりしませんか。
採用担当のほとんどは、あなたよりも学生のことを分かっていませんし、その能力を判断することはできません。あなたが「この人はやめたおいた方が良い」と思っても、何も知らずに「可愛いから採用」となります。
その理不尽さを理解した上で利用すれば、あなたも就活に困ることはありません。
これらの効果を信じるか信じないかはあなた次第です。