世界中でプログラミングの重要性が叫ばれており、どのような職業に就くとしても身につけるべきスキルだと言われています。
ですが、まだまだ日本ではプログラミングに触れる機会が少ないのが現状であり、大学生でもHTMLやCSSといったマークアップ言語すら知らない人もいます。
- 大学生がプログラミングを学ぶべき理由は?
- プログラミングを学ぶとどんなメリットがあるの?
- どうやってプログラミングを学ぶの?
- プログラミングが学べるおすすめサービスは何?
この記事の目次
なぜプログラミングを学ばなければならないのか?
アメリカでは既にプログラミングは小学生の必須科目として取り入れられており、日本でも近いうちに学校でプログラミング学習をするのが常識となってきます。
仕事の現場でも作業効率化にプログラミングは欠かせないツールとなることは間違いなく、もしプログラミングを学習していなければ今後やってくるプログラミングネイティブ世代に追い越されていくことになります。
プログラミングを学ばなければならない理由は色々とありますが、最も大きな理由はこれです↓
プログラミングが世の中を管理していく
現代はネット社会であり、私たちの利用するインターネットサービスは全てプログラミング技術によって動いています。
ロボットや人工知能もプログラミングによって動作しており、インターネット・プログラミング・ロボット・人工知能によって代用できる人間の仕事は減少の一途をたどっていきます。
インターネットは社会インフラとして世界で普及し、大量の情報がプログラミングによって動的に制御され、Webサービス・スマホアプリ・ロボット…となって私たちの生活を支えていきます。
近年有名な企業といえば、Google・Apple・Microsoft・Uber・Tesla Motors・IDEO…がありますが、どの企業も優秀なエンジニアの採用競争をしています。会社が生き残っていくためにプログラミングができる人材は必要不可欠なのです。
ネット社会においてプログラミングを学ぶことは、資本主義社会で金融・ビジネス知識を学ぶのと同じ(いやそれ以上)くらい大切です。
でも、プログラミングって難しいんでしょ?
プログラミングを難しいと思う方は大勢いますが、そんなことはありません。(小学生の必修科目として学ぶような授業すら難しいという人以外は…)
難しいと思ってしまう理由は簡単で、それは「先入観」です。世界中みんな始めていることがあなたにとって難しいはずがありません。それに、面白くないものを世界中の人が辛い思いをして始めると思いますか?
大学生がプログラミングを学ぶメリット
プログラミングを学べぶことは、あなたに大きなメリットをもたらします。
1.人材不足だから就活に有利
経済産業省の『国内IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果』によると、IT人材は現時点で17万人超が不足しており、今後人口減少に伴い深刻化する可能性があります。
さらに、IT市場が今後も高成長を遂げた場合、30年には78.9万人ものIT人材が不足することが予想されます。
現状、エンジニア(プログラミングのできる人材)は世界規模で圧倒的に不足しています。アメリカにおいては2014年のIT人材の不足数はおよそ40万人。2020年には100万人まで上昇すると言われています。
こんなエンジニア不足の時代にプログラミングを学んでおけば、就活で困ることはありません。就職できるか不安な学生はプログラミングを学んでおけば間違いなく就職できます。
2.個人でも仕事をもらえる
多くの個人や中小企業にとっては高給取りのエンジニアを雇うことや高額のシステム開発の仕事を発注するのは、経営的に難しい所がほとんどです。
そんな時に個人のエンジニアが単発の案件として処理することで、個人や企業は予算を抑えてシステムの開発ができます。(エンジニアにとっても発注額がそのまま自身の売上になるので十分な利益が得られ、Win×Winの関係になります。)
3.高収入を得られる
エンジニアの平均収入は他の職業と比べて高いです。理由はエンジニアの労働価値が高いことはもちろん、人材不足なので高給を出してでも採用したいから。
優秀なエンジニアは20代で年収1000万円を超えるのもざらであり、高給を得たいと思う方はプログラミングを学んでおくことをおすすめします。(エンジニアとして就職しなくても、プログラミングを学んでおけばコードを書いて業務を効率化するなどスキルが役に立ちます。)
そういえば少し前ですが、GREEが新卒エンジニアに年収1,000万円出してました。
4.社会人になってからは時間がない
いくらプログラミングが大事だからといっても社会人は学ぶ時間が少ないです。日常業務に追われているのはもちろん、他にも専門知識の収集をしなければならないし、休日は趣味にも時間を使いたいですから。
ですが、大学生は時間が有り余っており、プログラミングを学ぶには絶好の機会です。特にパソコンが得意でない方にとっては今やっておかないと社会人になって忙しい中で「プログラミングを勉強しよう。」となる可能性は低いです。
一度大学生の内にプログラミングに触れておくべきです。
5.世界中どこでも通用するスキル
プログラミング言語は世界共通であり、プログラミングを学べば世界のどこでも仕事ができます。グローバルに仕事をするなら英語と同等にできておくと、かなり価値の高い人材になります。
6.パソコン1台あればできる
プログラミングはパソコン1台あれば誰でも始めることができます。経済的な学習障壁が低いですが年をいっている方の多くはパソコンに苦手意識を持っており、始める方は少ないです。
経済的に余裕のない学生でも気軽に学ぶことのできるスキルの中でここまで汎用性のあるものはプログラミングくらいです。
7.アイデアを実現できる
プログラミングを学んでいて楽しいのは、思いついたアイデアを実現できることにあります。初心者でも簡単なクイズアプリを作ってandroidアプリとしてリリースするなんてこともできちゃいます。
少しずつ技術が上がってくると作れるものの質も高くなっていくので、どんどんプログラミングが楽しくなっていきます。今まではサービスを利用する側でしかなかったかもしれませんが、プログラミングを学べば作る側に回れます。
8.考えることを学べる
1995年、スティーブ・ジョブズはインタビューでこのように回答しています。
『この国のすべての人がプログラミングを学ぶべきだ。なぜならプログラミングはどう考えるべきかを教えてくれるから。プログラミングを学ぶことは法律を学ぶことに似ている。みんながみんな弁護士になる必要はないが、法律を学ぶことは一定の視点からどのように考えるべきかを教えてくれる。私はコンピューター科学を一般教養だと考える。
Everybody in this country should learn how to program a computer, should learn a computer language, because it teaches you how to think. It’s like going to law school. I don’t think anybody should be a lawyer, but going to law school can actually be useful because it teaches you how to think in a certain way….I view computer science as a liberal art.』スティーブ・ジョブズ
参考:『The Most Interesting Things Steve Jobs Said In A “Lost” Interview Showing Next Week』
今身につけるべきプログラミング言語
とはいってもプログラミング言語はたくさんあり、何から始めれば良いのか迷ってしまいますよね。パソコンに疎い人であればなおさらだと思います。
最近の人気ランキングはこんな感じです。
1位:Ruby
2位:Python
3位:javascript
4位:PHP
5位:Swift
それぞれに特徴があり、どの言語を選ぶのかによって作業領域などが変わってきます。最初の言語選びは重要ですしトレンドもあるので、学ぼうと思ったら現役のエンジニアに聞いてみるのが手取り早いです。
どうやってプログラミングを学べば良いの?
プログラミングを学習するには主にこのような方法があります。
- 本を読んで学ぶ
- 動画を見て学ぶ
- 勉強会に通う
- 専門家(現役エンジニア)に教えてもらう
それぞれ特徴があるので、一つ一つ見ていきます。
本を読んで学ぶ
学習速度 | ★★ |
---|---|
持続性 | ★ |
習熟度 | ★★★ |
コスト | ★ |
メリット
- 自分のスピードで学べる
- コストを抑えられる
デメリット
- 続かない
- 効率よく学習できない
- 最新の情報でない
- どこまでできているか分からない
こんな人におすすめ
- もともとパソコンが好き
- プログラミングに非常に興味がある
- コツコツ勉強するのが得意
本を読んでプログラミングを身につけられる方は既に取り組んでいると思います。
ネットの動画を見て学ぶ
学習速度 | ★★★ |
---|---|
持続性 | ★★ |
習熟度 | ★★ |
コスト | ★ |
メリット
- 自分のスピードで
- 人が教えてくれる感がある
- 比較的低コストで学べる
デメリット
- 質問できない
- 疑問点が解消されない
こんな人におすすめ
- プログラミングが少し気になっている
- 学習にお金をかけられない
動画は情報が不足していることも多いので、少し分かってきたら本と動画の両方とも組み合わせることがおすすめです。
勉強会に通う
学習速度 | ★★ |
---|---|
持続性 | ★★★ |
習熟度 | ★★★ |
コスト | ★★ |
メリット
- グループで学ぶことができる
- 人の繋がりができる
- 集中しやすい環境
- 最新の情報を学習できる
- 比較的低コストで学べる
デメリット
- 基礎ができるのが前提
- 学習についていけない
- 学習があまり進まない
こんな人におすすめ
- プログラミングの基礎を理解している
- 一緒に学ぶ仲間が欲しい
勉強会に通うのはプログラミングの基礎を学んでからが効果的です。
専門家に教えてもらう
学習速度 | ★★★★ |
---|---|
持続性 | ★★★★★ |
習熟度 | ★★★★ |
コスト | ★★★★ |
メリット
- 挫折しづらい
- 分からない点は質問すれば教えてくれる
- 最新の情報を学習できる
- 現場で速攻役立つスキルが手に入る
- 学習のマネジメントができる
デメリット
- お金がかかる
こんな人におすすめ
- 就活に有利なスキルを手に入れたい
- 本気でプログラミングを身につけたい
即効性があり現場で役立つスキルを効率良く学ぶには、現役のエンジニアに教えてもらうのが一番手っ取り早いです。
少しお金は必要ですが、プログラミングを身につけて仕事にできれば確実にもとはとれるので費用対効果はかなり高いです。
プログラミングが楽しく学べるおすすめサービス
色んな場所からこの記事にアクセスされている方がいるので、全国どこからでも学べるおすすめのサービスを紹介します。
プログラミング学習を個人で行うと、1日かけても分からないようなコードエラーが出てきます。これでプログラミングを挫折する人が多いですが、プロに質問すれば数分で解決できます。
よってプログラミングを継続する上で最も重要なポイントは、「プログラミングのできる人に教えてもらう」ことであり、CodeCampやTechAcademyといった学習サービスを利用するのが最適です。
Code Camp
CodeCampは最も確実なプログラミング習得を実現する、現役エンジニアによるオンラインレッスンです。サービス開始から2年ですでに累計受講者が8,000名を突破している有名サービス。
おすすめポイント
- 現役エンジニアによる
- オンラインでのマンツーマン形式の講義
- 大手企業にも導入されている実践的なカリキュラム
実際に企業で実践されているカリキュラムを学ぶことができるのでおすすめです。無料体験レッスンも受け付けているので、とりあえず試してみましょう。
CHECK NOW
TechAcademy
最短4週間で未経験からプロを育てるオンライン完結のスクールです。どこかに通う必要なく、自宅でもプログラミングやアプリ開発を学ぶことができます。
おすすめポイント
- 自宅にいながらプログラミングを学べる
- 受講生に1人ずつ現役のエンジニアがついて教えてくれる
- チャットで質問すればすぐに回答が返ってくる
- 実際にオリジナルサービスやオリジナルアプリなどの開発までサポート
現役エンジニアが本気で教えてくれるので、真剣にプログラミングと向き合いたい方はこのサービスを利用しましょう。
CHECK NOW
最後に
就職するのにプログラミング技術がなければならないわけではないですが、ビジネスの現場ではプログラミングの重要性が高まっており、人材が不足しています。企業研修でプログラミングを取り入れる企業も増えています。
今回は就活に注目してプログラミングを学ぶ理由について書いていきましたが、プログラミングは頭の中にあるアイデアを形にするためのスキルとして役立ちます。
就職して会社の仕事をする時だけでなく、個人で仕事を請け負うこともできるし、思いついたアイデアを形にして起業するという選択肢もあります。
要は社会に出た後の選択肢が圧倒的に広がるんです。それに自分で何かを作る自信があれば、やりたくない仕事をする必要なんてない。好きなことを仕事にしていけます。
個人的にはプログラミングを学ぶ本当の意義はここにあると思っています。
もし社会に出た後の不安があるなら、大学生はプログラミングを学んでみることをおすすめします。