就活生の内定状況|大学生の内定率は?内定時期はいつ頃?

就活生の内定状況

就活生にとって内定をもらえるかどうかは死活問題ですよね。

近年は売り手市場と言われる中、 内定状況はどのようになっているのでしょうか。

2016年卒のデータを見て整理していきます。

この記事を読んで分かること
  • 就活を終える時期はいつ頃?
  • どれくらいの就活生が内定をもらえているの?
  • 入社予定企業には満足しているの?
  • 新卒一括採用は必要か?

就活生の内定状況

10人に1人の就活生は3月時点でも就活を続けている

就活を終えている就活生の割合

  • 6月:16.1%
  • 9月:67.5%
  • 3月:89.9%
データからの考察
ほとんどの就活生が3月の段階では就活を終えているが、残りの10%は内定がもらえていないか現在の内的先に満足できていないなどの理由で以前就活を続けている。

参考:一般財団法人 雇用開発センター『2016年卒大学生就職活動調査

3月時点では内定取得率と就活を終える就活生の割合ほぼ一致

内定取得率

  • 6月:35.2%
  • 9月:74.5%
  • 3月:90.1%
データからの考察
6月の段階では内定を取得した学生の半数が就活を続けており、9月にもなってくると就活を終える就活生が倍増してくる。この時期に内定をもらえないと焦りや不安を抱くようになってくる。

参考:一般財団法人 雇用開発センター『2016年卒大学生就職活動調査

就活生の10人に7人の内定取得者数は2社以下

内定取得社数 (16年3月調査)

  • 1社:45.4%
  • 2社:24.9%
  • 3社:15.0%
  • 4社以上:14.6%
  • 平均:2.57社
データからの考察
1社または2社からの内定で就活を終える学生が半数以上いる。多くの就活生は内定が不要となるであろう企業には応募せず、志望企業をうまく絞って就活をしているのではないだろうか。

参考:一般財団法人 雇用開発センター『2016年卒大学生就職活動調査

内定を辞退する就活生は約半数

内定を辞退したことのある就活生の割合

  • 内定を辞退したことがある:54.8%
  • 内定を辞退したことがない:45.2%
データからの考察
内定を辞退するのは約半数。企業は内定辞退を予測した上で内定を出しているが、予測が外れると内定者が多すぎる/少なすぎるといった問題が生じる。辞退するなら、なるべく早く伝えるように。

参考:一般財団法人 雇用開発センター『2016年卒大学生就職活動調査

20人に1人の就活生は内的先の対応の悪さで内定を辞退している

内定の辞退理由

  • 第一志望の会社ではなかったから:56.7%
  • 内定を受けた他の会社に決めたから:71.5%
  • 内定後の会社の対応が悪かったから:5.9%
  • 内定後の研修等で印象が変わったから:3.0%
  • その他:0.7%
データからの考察
内定をもらった企業の対応を見て内定を辞退する学生も1割ほどいる。

参考:一般財団法人 雇用開発センター『2016年卒大学生就職活動調査

4人に3人の就活生は第一・第二志望の企業から内定をもらっている

入社予定企業の就職活動開始当初の志望状況

  • 第一志望:40.4%
  • 第二志望:35.2%
  • 当初は予定していなかった:24.4%
データからの考察
就活で希望する企業に内定をもらうのは大学受験よりも簡単かもしれない。

参考:就職みらい研究所『就職白書2016』

5人に4人の就活生は入社予定企業に満足している

入社予定企業への満足度

  • 入社予定企業への満足度:81.7%
データからの考察
新卒者の離職率は3年で3割と言われるが、入社予定企業への満足度を踏まえると、内定に満足している人はそんなに離職するわけではないことが分かる。

参考:就職みらい研究所『就職白書2016』

近年は過去最高の売り手市場

『5月19日、文部科学省と厚生労働省が共同で調査する「大学等卒業者の就職状況調査」が発表された。2016年3月に卒業した大学生(学部)の4月1日時点の就職率(就職者数÷就職希望者数)は、前年比0.6ポイント増の97.3%。昨年に引き続き、1996年の調査開始以降の最高値を記録した。97%を突破したのも初めてのことだ。』過去最高の就活「売り手市場」は来年も続く?

就職率が過去最高であったことを踏まえると、売り手市場であることは本当のようです。3社に1社は内定辞退などで十分な人数採用ができなかったようです。選り好みさえしなければ、内定はもらえるのかもしれません。

Column

日本の新卒一括採用の仕組みは狂っている

こうしたデータを見て、企業に就職できた学生が勝ち組・そうでない学生は負け組と分ける人がいます。ですが、就活生に常にトップの人気を誇る企業である電通からも過労自殺者が出てます。

新卒一括採用の仕組みに流されてしまうと何が正しいのか分からなくなってしまうかもしれませんが、冷静に考えてみれば、たかが就活で人生決まるわけではないことが分かるはずです。

世界的に見ても新卒採用はおかしく、ほとんどの国では新卒一括採用という概念が存在しません。卒業して就職する人もいれば、働かないでふらふらする人もいて、良い悪いもなくそれが普通なのです。

最後に

随分前からですが、新卒採用については、堀江貴文氏もこのように発言しています。

『堀江貴文「俺は、新卒採用なんかさっさとぶっこわしたいんですよ。あれ、本当何なんですか?みんな新卒で就職しないとドロップアウトしちゃうって思ってる訳ですよ。でも本当は人生にレールなんかないんですよ、あるって思ってるのがおかしいんですよ。みんなが向こうの方向に向かってるからあっちがレールなのかなって思って、ただそれに付き従って歩いてるだけじゃないですか」』「新卒採用なんかぶっこわせ」 堀江貴文さんたちの考える”21世紀の働き方”とは

他人に引かれたレールの上を歩く時代はもう終わっていて、自分の道は自分で決めるべきです。

「何が正しいんですか?」と聞いて、本当に正しい答えが返ってくると思っていますか?

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