同じ大学生でも一人暮らしの学生と実家暮らしの学生では生活感が全然違いますが、どのような違いがあるのでしょうか。
今回は、一人暮らしと実家暮らしの学生生活のメリットとデメリットを比較してみようと思います。
※長くなってしまったので、後日一人暮らしと実家暮らしで別々の記事も作成しておきます。
一人暮らしのメリット
自由が手に入る
1.家族に気を遣う必要がない
実家暮らしだとご飯や風呂・トイレ・洗濯などはもちろん、会話などで気を遣う心配がありません。一人暮らしの部屋はまさに自由の空間です。
2.家族に口出しされない
部屋で何をしていても家族にとやかく言われる心配なく、自分の好きなことを自由にできます。また、ご飯を食べる時間や家に帰る時間なども口出しされないので、解放感があります。
3.部屋のコーディネートも自由
部屋に自分の好きなものを置いてコーディネートを楽しむことができます。実家にいる時は親に見られるのが恥ずかしくて飾れなかったものも飾れたりと制約がありません。
色々と便利
4.好きな場所を指定できる
実家の場所を決めることはできませんが、一人暮らしでは住む場所を選ぶことができます。自分の選んだ場所に住むというのは今までとは違った感じがあります。
5.通学が楽チン
一人暮らしの賃貸は、基本的に通勤や通学に便利な場所を選ぶので通学が楽です。実家暮らしの学生は1時間以上かけて大学を通うのも良くありますから、通学に余裕が生まれます。
6.好きな時に友達や恋人を呼べる
実家だと友達や恋人を家に招くのはなんだか気がひける人も多いと思います。ですが、一人暮らしでは家族の目を気にすることなく自由に友達や恋人を招いて勉強をしたり遊んだりできます。
7.頑張ってる感が出る
大学生で一人暮らししているのは地方から来ている人が多いので、「一人暮らししている」というだけで親元から離れて頑張っているんだなという印象を与えることができます。
スキルが身につく
8.自立していく
一人暮らしの学生は全てを自己管理して生活していくので、自然と自立した考え方や生活が身につきます。
9.損益管理能力が身につく
一人暮らしで仕送りを送ってもらっていても、それだけで自由に遊んで生活できるほどはない学生がほとんどです。たいていはアルバイトの給与を足して補ったりしているので、お金を管理していく力がついていきます。
10.時間管理が得意になる
朝の通学はもちろん、勉強やバイトなどで上手く時間を使えるかどうかは大学生活を充実させる上で必須事項です。どれか一つでも上手くいかないと全体のバランスが崩れてしまいがち。でも乗り切れば時間管理が得意になれます。
11.料理が上手くなる
一人暮らしで毎日外食するにはお金が勿体ないので、自炊を考えることになると思います。実家暮らしでご飯は親に任せきりだったりで料理が苦手でも、少しずつ美味しいご飯が作れるようになっていきます。
12.家庭的になる
料理はもちろんですが、洗濯やゴミ出し、部屋掃除などでずぼらな学生も家庭的になっていきます。家事を一通りこなせることができれば、結婚したら相手の気持ちも分かるし手伝ったりもできるのでずっと役に立ちます。
一人暮らしのデメリット
お金がかかる
1.お金が貯まらない
一人暮らしでは家賃に水道光熱費、通信費や食費などを自分で払っている人が多く、実家暮らしと比べて圧倒的にお金は貯まりません。
2.遊びに行けないことが多い
お金が貯まらないので、お金のかかる遊びにはなかなか顔を出せなかったりします。旅費は作れても旅行先であまりお金を使えなかったりもするので、遊びを充実させるのは難しいかもしれません。
3.引っ越しが大変
引っ越しをする際には30万円〜50万円ほどかかるので、どうしても引っ越さなければならない時はお金の工面に苦労します。
4.借金を返せない
一人暮らしで借金を抱えている人は、返済が進まずに借金苦に陥ることも少なくありません。返済の目処がたたないのであれば、娯楽などのためにお金を借りるのは避けましょう。
大変なことも多い
5.家事を自分でやらないといけない
実家暮らしでは毎日掃除や洗濯などの家事をやる必要はないですが、一人暮らしではやらないと部屋は汚れていき着る洋服がなくなっていきます。雨の日には干していた洗濯物がずぶ濡れになるなど面倒なことが多いです。
6.生活習慣が乱れやすい
上手く自己管理ができないと規則正しい食事や睡眠がとれなくなり、太ったり朝起きれなくなるなどします。一度乱れた生活習慣を取り戻すのは大変です。
7.何もかも自己管理が必要
一人暮らしでは親に何かを言われて行動するのではなく、全て自分の意思で行動する必要があります。親に頼ってきた人は苦労することが多いはず。
寂しさや不安がつきもの
8.帰っても誰もいない
一人暮らしでは、家に帰っても誰もいない・帰ってくることはありません。家で一人でいることに慣れている人であれば大丈夫かと思いますが、家族団欒で楽しい日々を送ってきた人にとっては苦痛かもしれません。
9.一人だと寂しい
田舎から都会に出てきて現地での生活に慣れずに一人でいる時間が長いと、寂しくてホームシックになりがちです。
10.病気の時に看病してもらえない
実家暮らしだと病気の際に心配してもらえて看病などしてもらっていたと思いますが、一人暮らしだと著しく体調を崩している時も一人なので一層気持ちが落ち込みます。
11.防犯対策が不安
実家は親の管理下にあったので心配する必要はありません。ところが、一人暮らしとなると、家に帰ったときに不審者はいないか・空き巣などは大丈夫か・通帳などの貴重品を置く場所は大丈夫か…と不安が増えます。
12.人との交流がなくなる
一人暮らしで勉強ばかりになってしまうと人との交流ができずにぼっち生活が待ち受けることにもなりかねません。
不便
13.使えるお金が少ない
一人暮らしだと十分な稼ぎがあるか裕福な家庭で仕送りを多めにもらっていない限り使えるお金が少なく、買えるものやできることが限られてきます。
14.朝起こしてもらえない
実家であれば朝遅くまで寝ていると口うるさく起こしてもらえますが、一人暮らしではそうはいきません。目覚ましをセットして学校や仕事に送れないよう自分で起きて出発の準備をする必要があります。
15.洗濯やゴミ捨ても自分でしなきゃいけない
ただ面倒でしかない洗濯やゴミ捨て等も自分でやる必要があります。無駄なタスクが増えているように感じてイライラすることもあります。
実家暮らしのメリット
お金がかからない
1.お金が貯まる
家賃・水道光熱費・食費・日用品などの生活する上で必要不可欠な出費を支払わなくて済むので、必然的にお金が貯まります。社会人であれば年数百万単位でお金が貯まることも少なくありません。
2.趣味にお金を使える
無駄な出費がないのでお金をかけたい箇所にたくさんのお金を注ぎ込むことができます。同じ収入の一人暮らしの人と比べるとその差は歴然です。
3.高い買い物ができる
車や時計、高級ブランド品といった高額商品も臆せずに買うことができます。ローンで支払ったとしても大抵は少し節約するだけで支払いができてしまいます。
4.自由に旅行できる
旅行にはお金がかかるので、一人暮らしだとなかなか海外旅行に遊びに行くのは難しかったりしますが、実家暮らしなら比較的出費のかかるヨーロッパへも行けちゃいます。毎週末は旅行なんて人もいるのではないでしょうか。
5.リッチなデートができる
オーケストラに音楽鑑賞へ・宝塚に劇を観に・ヨーロッパへ世界遺産巡りに行く・風情ある旅館やホテルに泊まるなど、少しお金を貯めれば恋人とリッチなデートに行けます。
安心
6.ご飯の心配がない
実家暮らしなら毎日ご飯を用意してくれますし、冷蔵庫を開ければ食材が豊富に入っています。いつ何時でもご飯の心配はなくスーパーへ買い物に行く必要もありません。
7.防犯の心配がない
実家は親が管理しているので、あなたが防犯を心配する必要はありません。
8.寂しくない
「ただいま」と言えば「おかえり」と言葉が返ってきます。家にコミュニケーションをとれる人がいるので寂しい思いをすることはありません。
楽チン
9.家事をする必要がない
脱いだ洋服を放っておけば洗濯して干して畳むなどの面倒な家事をしなくて済みます。
10.日用品は勝手に揃う
何も買いに行かなくてもトイレットペーパーに常時予備があるように、生活に必要な道具はいつも揃っています。何が足りないかなどの心配はいりません。(ないものがあったら親に言えば良い)
11.無駄なことはしなくて済む
家で生活をする上でしなければならないことはほとんどありません。面倒なことは親が家族全員分一気にやってくれるので、無駄なく効率的に時間を活用できます。
実家暮らしのデメリット
ちょっと不便
1.通勤・通学が不便
実家は通勤や通学する場所によって移動することはないので、毎日の通勤・通学には時間がかかる地域にありがちです。
2.友人や恋人を家に呼びづらい
家に家族の誰かがいる状況では、友人や恋人を読んで遊んだりするのはちょっと気が引けます。恋人とイチャイチャしてるのが見られたら恥ずかしいですね。
3.ご飯の時間など伝えないといけない
親は夕食を食べるか食べないかによってご飯を作る時間を調節することもあるので、「今日はご飯食べる?」「何時頃に帰ってくる?」といった質問に答える必要があります。
親のスネかじってるの?
4.自立ができていない(と思われる)
大学生のうちは実家暮らしだとお金がかからなくて羨ましく思われることが多いですが、人によっては「自立ができてない。」と嫌味を言ってきます。社会人になると急激にこの傾向が強まるので注意しましょう。
5.家事が身につかない
実家暮らしで家事を全て親任せにしてしまっていると、基本的な家事すら身につかないこともあります。恋人との同棲や一人暮らしを始めた際に困ります。
6.他人任せになりがち
雑務を親に任せて自分は何もやらないという体質が身についてしまうと、面倒なことはやりたくない・他人に任せがちになってしまいます。
7.お金の管理が甘くなる
収支計算しなくてもお金が余るので、お金の管理に甘くなりがちです。お金が上手く回っている時は良いですが、経済的に苦しくなってきた時に苦労します。
干渉がうざい
8.帰りの時間を気にされる
毎日のように親から「今日はいつ帰るの?」といったことを聞かれるのは面倒ですしうざいと思う人も多いはず。家族との仲が悪ければなおさらです。
9.自由に行動できない
夜遅くに帰っても玄関の開く音で帰りの時間を把握されますし、朝帰りした際も知られるので、親の目を気にせずに自由な行動をするには結構な勇気がいります。
10.学業や仕事の話を振られる
実家にいるとどうしても「最近の勉強はどう?」「仕事は順調?」といった話を振られてしまいがちです。上手くいってない時にも振られることがあると、イライラしがちです。
11.マザコン認定される
学生ならまだしも社会人になって実家暮らしだと「家から離れられないんだ」と子供っぽく見られますしマザコンだと思われます。
それぞれの課題
一人暮らしの課題
一人暮らしをする際に大きな課題となってくるのが、お金のやりくりです。ひとまずこの課題を乗り越えることができたら生活が安定してやりたいことができるようになってきます。
また、友人や恋人を作って遊ぶことも一人暮らしを充実させる上で大切な要素です。お金と人間関係に問題がなければ一人暮らしは楽しいはず。
実家暮らしの課題
実家暮らしの課題は「他人の目」と「家族の干渉」です。他人の目は仕事を頑張っていたりすればなんとでもなりますが、家族から干渉されるのはどうしても避けられません。
家族仲が良い場合には楽できてお金も貯まって良いですが、家族仲が悪いと毎日が辛いと感じることになるかもしれませんね。
まとめ
一人暮らしにも実家暮らしにもメリットとデメリットが存在します。ただし、メリットを享受できるかデメリットを克服できるかはどう生活するかにかかっています。
それぞれ問題を抱えているかと思いますが、それは皆同じなので上手く課題に対処できるよう工夫をこらしていきましょう。