【5分で解決!】「やりたいことがない」と悩む大学生がすべきこと

【5分で解決!】「やりたいことがない」と悩む大学生がすべきこと

マイナビ学生の窓口の調査によると、3人に1人以上の大学生が「将来の夢ややりたいことがない」と回答。

自分のやりたいことが見えていない学生が非常に多いようです。「やりたいこと」がないと「何をすべきか」が見えてきません。

今回は、やりたいことで悩まなくなる簡単な方法をお伝えします。

経験上、この方法でこれからの大学生活の方向性が見えてこない人はほとんどいないので、何をしようか迷っている学生の方はぜひ試してみてください。


やりたいこととは何か?

ここでは「やりたいこととは、実現したい未来像のこと」と定義して考えていきます。

すると、「晩御飯にお寿司を食べたい」「彼女が欲しい」「パイロットになりたい」「起業してお金持ちになりたい」もやりたいことの範疇にあることが分かります。これに納得いかないという人はいないですよね。

つまり、「やりたいことがない」人は存在せず、「どれだけ先の未来を描けているのか(期間)」と「どうなりたいのか(具体性)」に問題があると考えられます。

そう考えると、大学生にとって【やりたいことがない=卒業後の進路・将来設計に悩んでいる】という意味だと推測できます。

4年先の卒業後という確実に訪れる未来で自分が何をしているのかイメージがつかないから、「(社会に出て)何をすれば良いか分からない」と不安に思っているわけです。

であれば「Webマーケティングの仕事に就きたい」など、「卒業後の自分像」を考えることができれば、「やりたいことがない」という状態が解消されるはず。

では、そのためには何をすれば良いのでしょうか。

1年後になりたくない大学生像を考える

1年後になりたくない大学生像を考える

まず始めにどんな大学生になりたくないのかをイメージしてみてください。大学1年生のうちに卒業後の姿を考えるのは難しいと思うので、最も直近の1年後を考えてみます。

なりたくない大学生像を考える利点は、以下の4つです。

1.なりたい姿はイメージし辛い(なりたい自分像が明確であれば、そもそも困っていない)

やりたいことが明確でない人にとって、なりたい自分像を想像すると漠然とするだけで、具体性がありません。

理想像をイメージすることは大事ですが、「お金持ちになりたい」「イケメンと結婚したい」といった曖昧な目標から現在の行動を見直せる人は少ないので、後回しにしてしまいましょう。

2.なりたくない姿は簡単にイメージできる

日本の大学生は遊んでばかりの人が多いので、「こんな風になりたい」という人よりも「こんな風にはなりたくない」という人の方が簡単に見つかります。

  • ウェイ系になりたくない
  • 飲み会や遊んでばかりのちゃらんぽらんになりたくない
  • 狭いコミュニティ内で偉そうにしている先輩みたいになりたくない

もし周囲が尊敬できる優秀な学生ばかりであれば、「A先輩みたいに、優しくてイケメンで3ヶ国語話せるようになりたい」といった人が見つかっているはずです。

この記事を読んでいる人は、そうした先輩に出会えていないと思うので、「反面教師」のようには絶対にならないことを意識してみてください。

3.なりたい姿は可変的だが、なりたくない姿は普遍的

小さい頃の「パイロットになりたい」「お花屋さんになりたい」といった夢を今も抱いている人は少数派です。

小さい頃のなりたい姿は、年を経て知識と経験が身についてくると、考えが変わっていきます。なぜなら、理想を実現するには時間が必要であるため、優先順位をつけていかなければならないからです。

では、なりたくない姿はどうでしょうか。

  • 喧嘩ばかりしている親みたいになりたくない
  • 貧乏な生活から抜け出したい
  • 太った体型をなんとかしたい
  • 人種差別をする人間になりたくない

こうした価値観が変わった方はほとんどいないはずです。

なりたくない姿は、同時に実現することが可能です。しかも普遍的なものであり、なりたくない要素を排除することで、自然と良い方向に足が進むようになります。

4.なりたくない姿を想像する方が2~4倍効果がある

損失回避バイアス(心理学用語)の研究では、「人は獲得の喜びよりも損失の痛みのほうが2~4倍大きく感じる」と言われています。

つまり、なりたい姿をイメージするよりも、なりたくない姿をイメージした方が強力な動機付けが可能となります。これを利用しない手はないですよね。

なりたくない姿を紙にリストアップしてみると、より効果的です。

※他人を批判しても意味がないので、あくまで自分自身の問題として考えてください。

1年後になりたい大学生像を考える

1年後になりたい大学生像を考える

なりたくない大学生像はイメージできましたか?

今度は反対に、1年後になりたい大学生像を考えてみてください。

なりたくない姿の反対こそが1年後になっていたい姿です。すぐに出て来ない人は、先ほど考えた「なりたくない大学生像の逆」をイメージしてみて下さい。

  • 遊びばかりは嫌→遊びと学業を両立したい
  • 変態ばかりのサークルは嫌→憧れられる先輩のいるサークルに入りたい
  • 成長しないのが嫌→社会で役立つスキルが身につけたい
  • 就活に困りたくない→良い就職に繋がる経験を積みたい

これで、あなたの理想の大学生像が簡単に出力できるはずです。

極端に考えれば、常に1年後になりたくないこと、なりたい自分像をイメージできれば、一生「やりたいこと」に困ることはありません。

でも、「具体的になりたい姿が何か分からない」という人も出てくると思います。

確かにその通りですが、「なりたくない姿の逆」が当てはまる選択肢はかなり絞られているはずです。

あとは、相性なので、手当たり次第にやれることをやってみるしかありません。

世界最高の経営者と謳われたスティーブ・ジョブズ氏は、以下のように言っています。

Steve Jobs
すばらしい仕事をするには、自分のやっていることを好きにならなくてはいけない。まだそれを見つけていないのなら、探すのをやめてはいけない。安住してはいけない。心の問題のすべてがそうであるように、答えを見つけたときには、自然とわかるはずだ。|スティーブ・ジョブズ
The only way to do great work is to love what you do. If you haven’t found it yet, keep looking. Don’t settle. As with all matters of the heart, you’ll know when you find it.
方向を間違えたり、やり過ぎたりしないようにするには、まず「本当は重要でも何でもない」1000のことにノーと言う必要がある。|スティーブ・ジョブズ

不要な要素を除外したら、あとは好きなことを探し続けるしかありません。あなたの行動に納得するかどうかは、自分次第だからです。

やりたくないことに対して悩むのをやめたいなら、「やりたいことを見つけること」をやりたいこととして、それに全力を注いでみてください。

これにより「自分のやりたいことを見つかった状態」を生み出すことがあなたのやりたいこととなるので、「やりたいことがないことで悩む状態」からは解放されます。

矛盾しているようですが、「やりたいことがない」と悩むよりも100倍ましな考え方です。

むやみに夢は持つな

有名なロボット工学研究家である石黒浩さん(2007年に英国コンサルティング会社SYNECTICSの「生きている天才100人」で、26位(日本人最高)に選出されたすごい人)はGlobisのインタビューで次のように発言していました。

『Q.「やりたいこと」を実現させるために、私たちは日々、何をすべきか?

石黒氏:「そもそもやりたいことっていうのはどうやって生まれてくるのかなってなかなか難しいんですよね。
だから僕よく「夢を持つな」っていうんですけど、夢を持っちゃうというのは、逆に言うとできないことを決めているようなもので、いろいろなことを勉強してればどんどん膨らんでいくはずなんですよね。

やりたいことって1万も2万も出てくる。

とした時に、どれを実現するかじゃなくて、まずはできることをやるってことですよね。できることをちゃんとやれば物事ってちゃんと繋がっているのでそこから新しい可能性が出てくると。

だから、「今できることをきっちりやりなさい」というのが正しい答えで、夢とかそういったものに縛られすぎると、結構ネガティブな、将来が閉ざされてしまう方向にいく。

最も重要なのは、「どれでも良いから我慢して苦労すれば、そこから可能性はもっと大きく広がるんだ」と、そういう体験をさせることなんですね。

そのために「夢を持て」というのは、要するに「色々なことに興味を持って頑張れ」っていうくらいの話だったのに、「夢!夢!!」という言葉が一人歩きして間違ったメッセージになっていると思ってます。

好きなことを探すためには我慢をしないといけないんです。

要するに努力して我慢してはじめて能力が増えるわけで、能力が増えてはじめて好きなことが見つかるわけですよね。

努力も何もしないのに好きなことがあるはずないんですよ。だからやりたいことが最初にあるっていうことの方が間違ってるんですよね。

だからやりたいことを探すために…
例えば、嫌なもんでも知らないもんでも我慢して勉強してその先に何があるのかを見てみろとうのが最も正しい答えだと思います。」』夢は持つな!~石黒浩氏

やりたいことがないのはいけないことではなく、他人任せでやりたいことを探さない姿勢は問題です。

あなたの人生の決断は、あなたが決めるものです。失敗を繰り返していきながらでも、大切なもの探していきましょう。

なりたい大学生像を考える3つのコツ

素直に1年後の自分像について考える方は少ないと思いますが、大切にして欲しい点がいくつかあるので3点だけ確認しておいてください。

1.まずは考えてみる

先のこといついて何も考えずに行動する学生は多いですが、考えることは非常に意味があります。

先を見据えた行動をしている人とそうでない人の行動には目的意識の差が明確に現れ、圧倒的な結果の差に繋がるからです。

  • 仲良くなった友人と同じサークルに入る
  • ずっとやりたかった英会話のサークルに入る

同じサークルに入るという行為でも、これだけの差で取り組む姿勢や生み出す成果が違うことは容易に想像できますね。他人に従うのではなく、自分の頭で考える癖をつけていきましょう。

2.順算思考と逆算思考で先読み力をつける

もしかしたら、今やりたいことはあるかもしれませんが、それをしたら1年後はどうなっているか考えてみてください。

また、「1年後に身につけておきたいスキルは何か?」を考えて逆算し、今してはいけないこと・すべきことを考えてみましょう。

あなたに必要な思考は、順算思考と逆算思考です。

順算思考
現在の行動を積み重ねた先にある未来像を想像して、現在のダメな点を分析、改善していく。

例)毎日英語を1時間学習
→3年後には上達してるはず
→だけどこれで十分か

例)毎日ソシャゲを3時間
→このままだと廃人
→今どうすべきか

逆算思考
なりたい自分像に当てはめて現在の行動が適しているのかを根本から考え直す。

例)海外で働きたい
→留学した方が良い
→留学前にTOEICで800点以上とれるくらい英語力を伸ばそう
→現在の英語学習の状況は問題ないか?

この繰り返しと調整によって、先読み力が身につき、どうなりたいのか?何をすべきかを具体的な行動に落とし込むことができるようになります。

3.なりたくない人がやっているような行動はしない

「こんの人にはなりたくない!」と思うような人の行動は絶対に真似しないようにしましょう。

また、そういった人が集まるような場所にはいかないように。正直、時間の無駄です。

大事なのは、「何をすればいいのか?」ではなく、あなたが「何をしたいのか?」です。やりたいことに熱中できると、時間を忘れ、面白いものが作れるようになります。

やりたいことが明確な人は、未来を限定してしまっているので、視野が狭くなっているとも言えます。

見つかってからはあっという間なので、「やりたいことが見つかっていない状況」を楽しむ余裕も持ってみると良いと思います。

「人生詰んだ」と思ったら、非日常を体験してみる

現状に不満を抱えている人間が、現状の中で答えを探しても、中々見つかりません。

そんな時は、一度外の世界に足を踏み出してみると価値観がガラッと変わります。

例えば、「武者修行プログラム」のような海外インターンに参加してみてはどうでしょうか。

海外ビジネス武者修行プログラムは、大学生がベトナムで現役の戦略コンサルのサポートを受けつつ、「自分で考えた企画を実践する」実践型海外インターンプログラムです。

2週間で「圧倒的な成長を求める」「挑戦する環境がほしい」「将来は海外で活躍したい」そんな大学生にぴったり。

過去200名以上が参加し、大学生向けの海外プログラムとしては、実績No.1・満足度No.1の海外インターンプログラムとなっています。

参加時の英語・ビジネススキルは一切不問で誰でも参加が可能です。お客様は欧米人観光客、スタッフはベトナム人という環境の中ビジネス経験をすることで強制的に実践的な英語が身に付けることができます。|大学生向け実績No.1海外インターンシッププログラム

武者修行プログラムは、ベトナムで現役コンサルタントの元、企画立案から実行までを実際に体験する海外インターンです。実際にやることは「ベトナム人相手に商売をして、利益を上げる」ことです。

海外ビジネスという普通の学生では味わえない非日常で刺激的な体験ができ、費用もかなり格安なので、おすすめです。

参考:大学生向け実績No.1海外インターンシッププログラム

最期に

できることなら、10年先のことまで見据えた長期的ビジョンが描けると良いのですが、大学生は知識も人生経験も浅く長期的な思考をすることができない人が多いです。

しかし、最低でも1年先の目標なら、大学生でも立てられますよね。毎年1年後に1年前よりも大きく成長していれば、10年後には相当能力がついているはずです。

  • 1.やりたいことがないなら、まずは「なりたくない自分の姿」を考える
  • 2.なりたくない姿の逆を考えて「なりたい自分の姿」を見つける
  • 3.あとは「自分のやりたいこと」が見つかるまで探し続ける

こうしたことを「面倒くさい」だとか「そんなの無理だよ」「机上の空論だわ」「お前は大学生の現状を理解してるのか」と言ってはダメです。

できない理由ではなく、できる理由を考えるようにしてください。そうしないと何も変わりません。

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