恋人が欲しいと思っている男子大学生以外は読まないでください。
ここでは彼女がいない男子大学生に向けて、恋愛心理学をもとにした彼女を作るための恋愛テクニックを紹介します。
なぜ恋愛テクニックを学ぶ価値があるのかというと、「人間の脳は、行動から感情が生まれたのか、感情から行動が生まれたのか判断できない」からです。
要するに、相手の行動をコントロールできれば、意図した感情を相手の脳に植えつけることができてしまうわけです。
相手に好きになってもらうためにはもちろん、こうしたテクニックに極力惑わされないためにも学んでおくことが大切です。※悪用厳禁
異性を落とすための恋愛心理学16選
1.単純接触効果(ザイオンス効果)
同じ人や物に接する回数が増えるほど、人間はその対象に対して好印象を持つようになります。接触回数を増やすことで相手の生活におけるあなたの重要性を高めることができます。
直接会って話をするのが一番ですが、それはメールでも構いません。相手にとってあなたと会うこと・あなたのことを考える時間を長くしましょう。
不特定多数の人間にモテたい人はSNS・ブログ・YouTubeといった情報発信メディアで異性に興味を持ってもらえるような情報をたくさん発信しましょう。
(因みに、進化心理学的に人間の脳は画面の中の人間と現実世界の人間との区別はさほどつきません。芸能人やYouTuberといった人たちになぜ好意を抱く人が多いのが分かると思います。)
2.返報性の原理
他人から何かの恩恵を受けた場合、お返しをしなければならないという気持になる心理作用を返報性の原理といいます。
例えば誕生日にプレゼントをもらったら、相手の誕生日に何か返してあげなくちゃと思いますよね。この心理を利用して、気になる相手に恩恵を与えていきましょう。
ジュース/食事をおごる・勉強を教えてあげる・旅行のお土産をあげる・荷物を持ってあげる…なんでも良いので相手の喜ぶことをしましょう。(恩着せがましい・おせっかいなのはNG)
相手に好きになってもらう(相手からのアプローチを待つ)だけでは恋愛は上手くいきません。かといって積極的にアピールするもの気が引けたりしますよね。そんな時は返報性の原理を上手く使いましょう。
※相手が返せるレベルの恩を作りましょう。でないと重た過ぎて逆効果になることがあります。
3.吊り橋効果
吊り橋の上のような不安や恐怖を感じる場所で遭遇した人に対し、恋愛感情を抱きやすくなる心理効果を吊り橋効果といいます。恐怖体験のドキドキと恋愛のドキドキを勘違いして相手を好きになってしまうのです。
ジェットコースター・観覧車・お化け屋敷・ホラー映画に足を運べば、この吊り橋効果を体感できることでしょう。
※吊り橋効果は一時的なものです。時間が経つと効果がなくなっていくので、早めに次の一手を打つことが大切です。
4.暗闇効果(暗闇理論)
吊り橋効果と近いですが、暗い場所では男女の距離が縮まり恋愛感情を抱きやすくなる心理効果を暗闇効果といいます。暗闇は危険な環境ですから、お互いの距離を近くして安心したいという心理が働くと考えられています。
お互いの距離を縮めたければ明るい所よりも暗い場所で二人きりになれるよう考えましょう。夜に待ち合わせするのも良いですし、映画館やお化け屋敷といった暗い場所に出かけるのも効果的です。
5.黄昏効果
夕暮れ時には人間の判断能力が著しく低下する心理的傾向を黄昏効果といいます。夕食前・夕暮れ時には仕事の疲労がピークを迎えるのに加えて外が暗くなり始め、体が休息モードに移行し始めます。
すると相手の話にいちいち反論するのが面倒になり、思考停止して説得されやすく暗示にかかりやすい状態になります。つまり、告白などの大切な提案は朝ではなく夕方にした方が成功確率は高まるということです。
逆に大切な話は朝にはしない方が良いというのも分かりますね。
6.認知的不協和理論
人間が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた場合、不快感を感じて無意識にその矛盾を解消しようとします。これを恋愛に応用することは非常に効力を発揮します。
例えば気になる異性に「コンビニでお弁当を買ってきて」と少しだけ面倒な頼み事をします。すると相手は面倒だと感じますが、後になって「相手に好意があるから頼み事を聞いてあげた。喜んだ姿を見れて嬉しい。」と勝手に解釈して矛盾を解消しようとするのです。
7.ミラーリング効果
自分と同じようなしぐさ・表情・動作を行う相手に好感を抱いたり、好意を寄せている相手のしぐさ・表情・動作を無意識に真似てしまう心理効果をミラーリング効果といいます。
人間は他人に対して警戒して接します。ですが、相手の行為に対して同調して同じことをすると、相手はあなたを自分とリンクさせてしまい警戒心を和らげます。
相手が笑ったら自分も笑う。相手がコーヒーを飲もうとしたら、自分もコーヒーを飲む。相手の発言に同調する…。ミラーリング効果の活用は簡単に実践できる心理テクニックの一つなので覚えておきましょう。
8.ペーシング
ミラーリング効果を利用したコミュニケーション手法の一つです。相手のペースに話すリズム・スピード・動作・呼吸などを合わせていくことで、相手から好感を得ることができます。
普段ゆっくり話す人に対して、ペラペラと早口で話しては相手を困らせてしまいます。また、普段早口の人にゆっくり話を進めていてはイライラさせてしまうかもしれません。
ペーシングによって相手との波長を合わせ、慣れてきたら自分のペースに誘導することで相手の心理操作を行うこともできます。
9.類似性の法則
人間は自分と似たものに好感を抱く心理的傾向を類似性の法則といいます。初対面の相手であっても、出身地が一緒だとすぐに親近感が湧いたりしますよね。
相手との共通点を見出すことで互いの距離を一瞬にして縮めることができます。共通点の数は多いほど良く、恋愛においては価値観が共通していると感じてもらうことが大切です。
相手と自分の共通点を探って、相手に認識させましょう。出身地が同じ・同じスポーツを経験していた・好きなお笑い芸人が同じ・好きなブランドが同じ…共通点があると話が弾みますし、普段はできないようなコアな話ができれば好感度をかなり高めることができます。
10.希少性の法則
ありきたりなものは価値が低く、珍しいものほど価値が高いと考えてしまう人間の心理的傾向を希少性の法則といいます。需要に対して供給過多のもの、数が限定的であるものほど価値が高いと感じます。
恋愛においては、モテる人ほどさらにモテますし、普通の人よりも個性的な人の方がモテます。希少性のない量産型女子がモテないのはこういうことです。みんなに合わせるだけではなく、自分の個性を大事にすることが大切です。
11.ウィンザー効果
直接言われるよりも第三者から間接的に言われたほうが信憑性・信頼性が増す心理的効果をウィンザー効果といいます。これを恋愛に活用すると非常に強力な武器になります。
例えば、まだ距離のあるAさんに直接「好きです」と言うのではなく、Aさんの友人のBさんに「○○君がAのこと気になってるらしいよ」とさり気なく伝えてもらいます。
この例だとAさんは中途半端にあなたが好意を寄せていることだけを知るので、あなたを見るごとに「○○君、私のこと本当に好きなのかな?」と気になってしまいます。すると、好意の返報性によってあなたのことを好きだと勘違いして好意を寄せてもらえるようになります。
すると、告白した時の成功確率は劇的に向上しますし、相手から告白されるなんてこともあります。
12.スリーセット理論
人は初めて会った人の印象や評価を、 初対面から3回会うことで固定化してしまう理論のことをスリーセット理論といいます。この固定化された印象を変えるにはゲインロス効果を利用して認識を書き換えるなどするしかありません。
とにかく、何をするにしても最初の3回が大切だという話です。
13.ゲインロス効果
既存のあなたに対する印象を裏切るほど、相手に新たな印象を与えることができる心理効果をゲインロス効果といいます。第一印象を覆すのは難しいですが、ゲインロス効果を利用すればマイナスの印象をプラスに変換することも可能です。
要はギャップ萌えの要領で、ツンデレなんてのは代表例です。普段怖い人ほど優しい一面を見せたときに心がときめきやすくなります。
これを利用すれば、今までは「不真面目でだらしのない人」という印象だったのを、「本当は真面目で誠実な人」という印象に変換することもできます。
※相手に新たな解釈を与えることがポイント
14.ランチョンテクニック
飲食をしている最中の提案を好意的に解釈してしまう心理を利用したコミュニケーション手法をランチョンテクニックといいます。人は食事に快楽を感じ、人間の脳はその快楽と会話の内容に対する評価を結びつけてしまうことで、錯覚を起こします。
どうしても通したいデートの誘いや告白といった提案など、食事中にすると成功確率があがります。
15.リフレーミング
既存の枠組みに今までと違った見方を取り入れることで、その意味を変化させて認識を書き換えることをリフレーミングといいます。これを恋愛に上手く活用すると、相手にとってあなたは特別な存在となるでしょう。
全ての物事には二面性があり、短所は長所に・長所は短所になり得ます。相手が短所だと思って恥じていることに対して、それを長所に変換してあげましょう。きっと相手は自分が認められて気がして心を開いてくれるはずです。
例えば、おとなしい人に対して「あなたは誠実で人をとても大切にする性格なんだね」と評価して接してあげてみてください。また、おとなしい人も面白い部分があるので、「本当はとても面白い人なんだ」とバーナム効果を利用することで、あなたはその人の理解者として好感を得ることができるでしょう。
※相手が普段言われない心の底で言われたいと思っていることを言うのがポイント
16.カリギュラ効果・二人だけの秘密効果
禁止されると逆にやってみたくなる心理効果をカリギュラ効果といいます。また、二人だけの秘密を共有することで強い仲間意識と関心を得ることができる心理効果を二人だけの秘密効果といいます。
相手の秘密(他人には知られたくない弱み)を知ることができれば、秘密を共有した関係として恋愛関係に近い印象を与えることができます。相手の秘密でなくても、自分の秘密を共有することでも大丈夫です。
例えば、「相談があるんだけど…」と人間関係や仕事についての相談をして、「○○さんに、相談して良かった。このことは内緒にしておいてくださいね。」だけでも距離はぐっと縮まります。
※秘密であることが重要です。他人にばらす・ばらされた時点で効果は減少します。
17.ツァイガルニック効果
達成したもの・完結したものよりも中途半端・未完成のものの方が記憶・印象に残る心理効果をツァイガルニック効果といいます。気になる相手の連絡にはすぐ返信せずに、時間を置いてから返信することで相手の気を引くことができます。
待ちわびたLINEの通知は脳に大量のドーパミンを発生させ、快感を与えます。この通知をあなたへの印象と結びつけることであなたの好感度を高めることができます。
気になる異性との返信はあえて焦らして相手の気持ちをあなたに引き寄せましょう。
恋愛心理学を活用した提案手法
これまでは異性とのコミュニケーションの中でどのようなシチュエーション・動作・発言によって好意を得るかについてまとめましたが、ここではデートの誘いや連絡先を聞き出す際に活用できるテクニックを3つ紹介します。
1.ダブルバインド(二者択一話法)
どちらを選ばれても自分が得する2つの選択肢を並べ、相手にどちらかを選ばなければならない状況を生み出すコミュニケーション手法をダブルバインドといいます。これはシンプルですが大変強力な手法になります。
YESかNOで答えることができる質問ではなく、AかBかで選択肢を示すことで相手の心理を自分の都合の良い方向へと誘導することができます。会社の営業マンが好んで良く使う手法です。
恋愛では、デートの誘いのときに「今週の土曜日か日曜日に○○のパンケーキ食べに行ってみない?」と提案することで、簡単に「忙しいから」と断ることはできなくなります。当たり前ですが、提案内容は相手にとって魅力的なものを用意するのが好ましいです。
※これで強制的に提案を通そうとする人がいます。この手法を知らないと無意識に2つの選択肢から選ぼうと考えてしまいがちなので、相手の誘導に引っかからないためにも覚えておいてください。
2.フット・イン・ザ・フェイス
最初に無理難題を提案して断らせて罪悪感を抱かせた後に、小さな要望を提案をすることで自らの提案を通しやすくするコミュニケーション手法をフット・イン・ザ・フェイスといいます。
例えば、気になっている相手の連絡先を知りたい場合、以下のように話を進めれば提案が通りやすくなります。
- 「付き合ってください。」→「ごめんなさい。(いきなり何?)」
- 「友達から始めてもらえませんか?」→「考えておきます。(別に友達になるくらいなら…)」
- 「じゃあ、連絡先だけでも教えてもらえませんか?」→「はぁ。(仕方がないわ)」
少し度胸は必要ですが、非常に有効なテクニックです。
3.フット・イン・ザ・ドア
フット・イン・ザ・フェイスとは逆に、断られないような小さな要望を提案し、徐々に要望のレベルを上げていくことで提案を通しやすくするコミュニケーション手法をフット・イン・ザ・ドアといいます。一度相手の要望を聞いてしまうと次の要望も聞いてしまう、人間が持つ一貫性の心理を利用したテクニックです。
同様に、連絡先を知りたい場合には、以下のように話を進めることで提案が通りやすくなります。
- 「少しお話いいですか?」→「何ですか?」
- 「進路についての相談をしたいのですが、聞いてもらえませんか?」→「いいわよ。(面倒だけど)」
- 「ここでは少し話辛い内容なので、メールとかでも大丈夫ですか?」→「分かったわ。(いいって言っちゃったし)」
- 「ありがとうございます。そしたら、電話番号かLINE ID交換してもらえますか?」→「はい。(もう仕方がない)」
※非常に強力なテクニックで、これを恐喝的に使用したり集団行動で行うと犯罪級の代物になります。
4.イエスセット話法
一貫した性質のものを好む一貫性の原理を利用して、提案を通しやすくするコミュニケーション手法をイエスセット話法といいます。人間は何度も同意を重ねていると、途中で「いや、それは違う」と反論することを無意識で嫌います。
これを恋愛に活用してご飯に誘うとすると、以下のような会話が考えられます。
- 「おはようございます。今日も暑いですね。」→「そうだね。」
- 「これだけ暑いとアイスでも食べたくなりますね。」→「確かに。」
- 「汗かいちゃいますね。」→「もう汗でベトベト。」
- 「そういえば、近くに冷麺のお店できたの知ってます?良かったら今度行きませんか?」→「いいよ。」
小さなYESを繰り返すことで相手が反論しづらい状況を作れば、こちらの提案は簡単に通ります。
異性のしぐさから心理を読み解く方法
単純に相手の言葉を鵜呑みにしていては相手の気持ちを読み解くことは困難です。異性のしぐさから相手の心理を読み解く方法を少し紹介します。
パーソナル・スペースを調べる
他人に近づかれると不快に感じる空間をパーソナル・スペースといいます。人間は相手によってパーソナル・スペースを使いわけ、親密な関係であるほど近づくことを許容します。
個人差も大きいですが、見知らぬ他人であれば3.6m〜7m、知人には1.2〜3.6m、友人なら45cm〜1.2mの範囲までの距離を許容し、これ以上近くなると不快に感じます。恋人同士であれば0距離でも心地よいと感じるようになります。
お互いの距離を50cm程度まで近づけたときに相手がどのような反応をするかで、自分がどのような印象を持たれているかが分かります。
ボディタッチをしてくる
男女ともにボディタッチをしてくるのは相手に近づきたい・仲良くなりたいというサインです。もしボディタッチをして近づいてくる異性がいたら、自分に気があるサインだと考えても良いかもしれません。
まとめ
行動から感情が生まれたのか、感情から行動が生まれたのか
最初にも述べましたが、人間の脳は、行動から感情が生まれたのか、感情から行動が生まれたのか判断できません。よって、こうした恋愛テクニックを使用した場合、相手は行動から生まれた感情を直感的に感じたものだと錯覚します。
恋愛が得意な人や、社会人で営業が得意な人は、今回紹介したテクニックをふんだんに盛り込んで話を進めてきます。
悪意を持って近づいてくる人も多いので、人間の基本的な心理については知っておくことが大切です。知っていれば、相手の心理誘導に気がつくことができますし、逆に逆手にとることもできます。
今回の記事は、恋愛にはもちろん、社会に出た後も役立つ内容だと思いますので、ぜひ参考にしてください。
※内容的には既に知り合っている異性に対してどのようなアプローチをすると好意を抱いてもらえるか・告白やデートの誘いが通るかといったものです。知り合う段階までは以下の記事を参考にしてください。