これで完璧!日本にいながら外国人と友達になる5つの方法

日本にいながら外国人と友達になる5つの方法

昨今グローバル人材の育成が声高に叫ばれています。では、なぜこんなにもグローバル人材が必要とされているのでしょうか?

グローバル人材には様々な長所がありますが、そのうちの一つとして物事を多角的に見ることができるという点が挙げられます。日本は島国で他国との交流が少ないため、どうしても物の見方が固まりやすくなりがちです。海外で経験を積むことで、いろんな方向から物事を捉えることができるようになった人材が、閉塞感のある現在の日本では必要とされています。

しかしこのような視点は日本国内で身につけることはできないのでしょうか?

そんなことはありません!日本国内で外国人と友達になると、彼らから新しい視点や考え方を学ぶことができます。「そんな考え方があったのか!」と目からうろこが落ちるような思いをすると共に、自分の人生がより豊かなものに変化していくのを感じることができるでしょう。

そこで今回の記事では、日本にいながらどうやったら外国人の友達ができるのか、その方法をご紹介します。


外国人と友達になる方法1.留学生に話しかける

留学生に話しかける

留学生には積極的に声をかけよう〜日本人と友達になりたい留学生

皆さんがもし留学先を選ぶとしたらどのような国を選びますか?もちろん自分の興味のある国を選ぶと思います。自分の興味のある国に滞在するならば、もちろんその国の人と仲良くなりたいのではないでしょうか。

日本に来ている留学生も全く同じです。彼らも日本に興味があるから日本に来日し、日本人と友達になりたいと思っています。しかし、実際留学生はなかなか日本人と友達になることができません。

逆に言えばこの状況はあなたにとってチャンスです!留学生を見かけたら積極的に話しかけて仲良くなりましょう。このとき、できるだけ自分のことをオープンに話すと彼らとの距離が縮まります。

観光案内をしてあげる、休日遊びに誘う、また引っ越しや不動産屋さんの契約など留学生が困っていたらすすんで助けてあげるととても喜んでもらえます。

留学生ネットワークはすごい

さて、前述で留学生は日本人となかなか仲良くなれない、と述べました。では、留学生たちは普段どうしているのか。実は留学生は留学生同士で付き合っています。日本人は海外に行くと日本人とばかり付き合う、とよく言われますが、全く同じ現象が日本にいる留学生の間でも起こっています。

この留学生ネットワークはかなり強力なものです。季節ごとに留学生同士でパーティーをしたり、お花見に行ったりと留学生のイベントが行われています。留学生だけのLINEのグループまであり、そこで日本人学生も知らないような情報が流れていたりします。

前述しましたが、留学生は日本人と友達になりたいと思っています。そして、留学生と一度友達になると、友達の一人として扱ってもらえ、留学生ネットワーク内のイベントにも誘ってもらえるようになります。イベントにはたくさんの留学生が参加していますから、外国人の友達が芋づる式に増えていきます。

また、大学には英語や外国語を教えてくれるネイティブの先生がいると思います。日本人の感覚では、先生とプライベートで仲良くすることにはなんとなく抵抗がありますが、海外出身の先生たちはあまり気にしていませんし、母国を離れていて友達も多くないので歓迎してくれます。留学生が少ない大学だと、ネイティブの先生のネットワークに入れてもらうのもいいでしょう。

外国人と友達になる方法2.自治体の国際交流事業に参加する

自治体の国際交流事業に参加

学内で留学生と知り合いたいけれど、なかなか出会えない、という人もいるでしょう。そのような場合は、自治体の国際交流事業に参加して外国人と友達になるという手もあります。

各自治体には国際交流協会などの組織があり、日本語や日本文化を教えるボランティア活動や外国人との交流を目的としたイベントが行われています。自治体の活動を利用する外国人は長期滞在している場合が多いので、その後日本国内で長期間お付き合いすることができます。

また実家暮らしの人は家庭の事情が許されるのならば、ホームステイの受け入れをすることもお勧めです。ホームステイは滞在する側にとってはかけがえのない思い出になりますし、滞在した子が自国に帰った後も一生連絡を取り続ける仲になれます。

外国人と友達になる方法3.外国人と関わるアルバイトをする

外国人と関わるアルバイト

アルバイトを通じて外国人と関わるのも友達ができる一つの方法です。外国人と交流できるアルバイトとしては、海外の人が多く宿泊するホテルや観光地のガイドをするアルバイトなどがありますが、拘束時間が長かったり知識が必要だったりして気軽く始められない人も多いと思います。

意外と知られていないのですが、国際会議の運営スタッフのアルバイトというものがあり、これは気軽く始めることができるのでかなりお勧めです。

会議運営会社に登録後、会議中だけの短期の仕事なので、長期休みの間に数日だけ働くことができ、学業に支障もありません。来られる方は、国際会議に参加する人なので、社会的地位の高い人が多く、身元が保証されていて安心です。

運営中、近くにオススメのバーやレストランはないかなどと尋ねられたら友達になるチャンスです。回答した後に、”Where are you from?”などの質問をして積極的に話しかけましょう。

実際、あまり来日経験のない参加者だと日本人と会話するのを楽しんでくれます。仲良くなると、自分の国に来たときは連絡してなどと言われて連絡先を渡されることもよくあります。また、このようなアルバイトに来ている日本人スタッフも帰国子女だったり海外経験が豊富な人だったりします。彼らに外国人の友達を紹介してもらうのもいいでしょう。

外国人と友達になる方法4.外国人観光客を見かけたら話しかけよう

外国人観光客を見かけたら話しかけよう

最近では外国人観光客が大変多くなりました。首都圏だけでなく、地方都市でも簡単に外国人の姿を見かけることができます。留学生は日本人と仲良くなりたい、と前述しましたが、これは外国人観光客にも当てはまります。彼らは日本に興味があるから日本に観光に来ていますし、せっかくなら滞在中に現地の日本人と交流したり、日本の生活を体験したいと思っています。

外国人観光客を見かけたら積極的に話しかけてみるといいです。特に電車やバスの中などしばらく話す時間がある場所で声をかけると話もはずみます。連絡先を交換しておけば、彼らが帰国した際連絡をくれるかもしれません。

その程度で連絡先を交換するのは少し怖いと思うかもしれませんが、入国に空路がメインの日本に観光に来ることができるのはある一定以上の収入のある一握りの人たちですので過剰な心配は要りません。

外国人と友達になる方法5.国内のホステルに宿泊する

国内のホステルに宿泊

日本国内ではホステルでの宿泊はそれほどメジャーではありませんが、海外では一般的です。そのため海外からの観光客の多くは日本でもホステルに宿泊しています。ホステルではホテルと違い宿泊客同士の交流が非常に盛んです。オーナーさんが食事会を開いてくれるようなところもあります。

ホステルに宿泊し観光客の人たちと交流するのも友達の輪を広げるためにはうってつけです。日本人でありながらホステルに宿泊するのは少し違和感があるかもしれませんが、実はホステルは国内にいながら世界中に友達を作るためには最高の場所です。

留学生の友達作りを阻む壁~外国人と付き合うときのアドバイス

留学生は日本人となかなか友達になれないと前述しました。ここではその理由を紹介するとともに、外国人と付き合うときのアドバイスをお伝えします。

留学生が日本人と友達になりにくい理由として、次の三つのことか挙げられます。

1.言葉の壁

外国人にとって、アルファベットを用いずしかも単語も語順も英語とは全く異なる日本語はどうしても習得が難しい言語です。一方で日本人も決して英語が得意な国民ではないため、両者が話をする場合どうしても言葉の壁が生じてしまいます。

2.日本人があまり外国人慣れしていない

日本は島国で外国との交流が他国ほど多くはありません。日本中どこにいってもある程度の共通認識が通用します。外国人と話をする上で日本人が持っている共通認識は通用しないことが多々あります。

慣れてしまえばそれほど苦に感じなくなるのですが、多くの日本人は外国人と付き合う機会が多くないため、外国人がいてもどうしても共通事項の多い日本人と付き合おうとしてしまいます。

3.日本人には引っ込み思案な性格の人が比較的多く、外国人にはそれが理解できない

欧米人や東南アジアの人たちは日本人に比べるとオープンな性格の人が割とたくさんいます。自分のことをオープンに話すことが当たり前な彼らにとって、日本人の引っ込み思案な性格は、逆に自分たちが嫌われているのではないかと誤解させてしまいます。

では、外国人と友達になる際どのようなことに気をつければいいのでしょうか?上記で外国人とは日本人同士共通認識と思っていることが通じにくい、と述べました。私自身外国人と話をするときに一番苦労するのがこの点です。

例えば、ヨーロッパ人に長時間労働について説明しようとしても、上司のプレッシャーというものが理解してもらえません。このハードルはなかなか高いのですが、お互いの視野を広げるためだと言い聞かせて説明していると、いずれ慣れます。このようなコミュニケーションのとり方に慣れておくと、将来海外と関わる仕事に就いたとき必ず役に立つでしょう。

また、外国人と友達になる方法1でも少し触れましたが、できるだけ自分のことをオープンに話すよう心がけると相手も打ち解けてくれます。日本人は他国の人と比べて友達や近所の人の話あるいはテレビの話など自分以外のことを話すことがあります。

これに対して、日本以外の国の人は国にもよりますが、あまりこういったことを話題にはしません。彼らにとっては自分や自分の家族のことまたは自分の考えを述べることが会話の目的です。最初は少し戸惑うかもしれませんが、自分のことを深く知ってもらえるため、最終的にはとても仲良くなることができます。

更に、ヨーロッパや東南アジアでは、助け合いが非常に盛んです。しかしこの文化の差もまた誤解が生まれやすいポイントになります。留学生は自国の助け合いの文化(引越しも友人が手伝いに来てくれるのが普通です)が普通だと思っています。昔の日本にもそういう文化がありました。

「となりのトトロ」でカンタのおばあちゃんがよくサツキたちを手伝ってくれるシーンをイメージしてもらったらいいと思います。

ところが、現代の日本ではそのような光景を見ることが減ってきました。現代日本流の接し方をすると、留学生に日本人は冷たいと誤解されてしまいます。少し負担は大きくなりますが、助けを頼まれたら気持ちよく手助けしてあげるといいです。自分の国の常識が通用すると安心しますし、相手に対して親近感が湧いてきます。

最後に~外国人の友達とのやり取りはFacebookが基本!

今回の記事では日本にいながら留学生などの長期滞在者から観光客などの短期滞在者までの外国人と友達になる方法をまとめました。最後に、友達関係が長続きする方法をお伝えします。

せっかく苦労して日本国内で友達を作ったり連絡先を交換しても、その後一度連絡が途絶えてしまうとそれまでになってしまいます。友達関係を長続きさせるコツは、自分の生活の節目、例えばお正月だったり就職したりといったときや相手の誕生日には必ず連絡することです。

日本ではLINEがメジャーとなってきましたが、海外では未だにFacebookが人気です。タイムラインに投稿することは少なくなってきましたが、多くの人がメッセンジャーを使ってLINEのようにやりとりを行っています。また、メッセンジャーだとメールとは異なり、すごく単純な質問でも気軽く送ることができます。「気軽さ」も長続きの秘訣です。

外国人と連絡先を交換するときはFacebookが一番お勧めです。もちろん、日本での滞在が長い人はLINEを使い慣れているので、どちらがいいか聞いてみた方がいいかもしれません。

また、家の住所を交換できるほど仲良くなれば、季節のグリーティングカードや旅先からポストカードを出して近況を報告すると更に交流が深まります。

余談になりますが、人生、いつ誰に助けてもらうことになるかわかりません。私が海外で就職活動をした時に就職活動を助けてくれたのが、主に最初は日本国内で出会った外国人の友人たちでした。

昔、駅で切符を買うのを手助けしたことで仲良くなった観光客の人や、引っ越しや通訳をして手助けした留学生が今、推薦状を書いたり履歴書を添削してくれて、本当に助けてくれています。

私自身、決して下心を持って手助けをしていたわけではないのですが、結果的に数年後彼らにとても助けられることになりました。将来的に留学を視野に入れている人もたくさんいると思います。

留学先を探すときも、友人がいるに越したことはありません。ぜひ日本国内にいても積極的に外国人と友達になって、たくさんの経験をしてみてください!

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