大学生になってサークルに入ると、飲み会が定期的に開かれます。
飲み会は楽しい場のはずですが、大学生のサークル飲み会は、なぜか楽しくないことが多いですよね。実際、私も大学生だったころ、お酒が苦手なこともあり、サークルの飲み会は苦手でした。
今回は、飲み会が苦手な大学生のあなたに向けて、サークル飲み会の乗り切り方を5つ紹介します。
サークルの飲み会には、どんな種類がある?
大学生のサークル飲み会には、様々な飲み会があり、各サークルによって飲み会の頻度や開催時期も異なります。その種類は、大きく分けて4つです。
1.新入生歓迎コンパ(新歓コンパ)
サークルに新入生が入ったときに行われる「歓迎会」のことです。新入生にとって、サークルには興味あるけど、どんな人がいるか、またはどんな雰囲気なのかということは、説明だけ聞いてもわからないですよね。
新歓コンパは、歓迎会でサークルの人と触れ合い、実際にサークルの雰囲気を知ってもらい、お互いの中を深めようという飲み会です。自己紹介がメインの話題になります。
2.イベントなどの打ち上げ
サークルのメンバーと同じ目標に向かって活動すると、一体感が生まれますよね。その目標が達成されると達成感を得られ、一緒に頑張ってきた仲間との絆が強くなります。
イベント後のお互いの努力を労うために、イベント後には飲み会が開催されることが多いです。サークルによっては、月に何回も打ち上げをします。そうすると飲み代だけで月数万円かかることも。
3.忘年会・新年会
一年の振り返りや活動報告などをサークルメンバーで共有し、サークルの年納めでもある「忘年会」。また、新しい一年の始まりをサークルメンバーで祝い、新しい一年の目標を共有する「新年会」。これらも多くのサークルで開催されます。
年季のあるサークルほどこうしたイベントを大事にする風潮があるような気がしますが、年末年始は大学も休みでハメを外しがちになるので、注意が必要です。
4.追い出しコンパ
先輩メンバーがサークルを引退し、サークルの責任者などが次の代のサークルメンバーにシフトするときに「追い出しコンパ」が行われます。追い出しコンパは、お世話になった先輩を気持ちよく送り出すための飲み会です。
追い出しコンパは、最も断りにくに飲み会といっても過言ではありません。お酒が苦手な人にとっては、いくら大事な飲み会でも、なかなか楽しめないのが辛いところです。
以上の4つが主な大学生のサークル飲み会の種類です。こうやって見ると、大事な飲み会が多く、面目もあり、参加しないといけないという強制感に駆られてしまいます。
では、お酒が苦手で飲み会の誘いを断れない時はどうすれば良いのでしょうか。
お酒が苦手な人は、サークルの飲み会をどう乗り越えるべきか?
お酒が苦手な人にとっての飲み会は、お金を払って苦痛な時間を過ごすようなものですよね。そんなお酒が苦手なあなたにもできる、サークルの飲み会の乗り越え方は大きく分けて5つあります。
1.お酒が飲めないことを正直に伝える
飲み会の場では飲酒を強制されることがあります。大学生のサークルの飲み会では、飲酒を促す「コール」などもあり、飲めない人も飲ませようとする悪しき風習があります。ですが、それは間違いなく「アルコールハラスメント」です。
お酒が飲めないことは体質であり、あなたが悪いことは何一つありません。その為、お酒が飲めないなら、予め幹事の人や席の周りの人に伝えるようにしてください。
お酒を飲むとすぐ顔が赤くなるような人は周囲に守ってもらいやすいですが、肝臓が弱くて「ただ気持ち悪くなる」「何日も具合の悪い日が続く」ような飲酒の影響が出る場合もあります。
無理にお酒を飲んで身体を壊してしまっては元も子もありません。あなたの身体はあなた自身が一番わかっているので、自分の体は自分で守ることが大切です。
もしお酒好きの先輩やサークルの同期に絡まれることが多いなら、ウーロン茶やノンアルコールドリンクなど、見た目ではわかりにくい飲み物を飲むこともお勧めです。お酒を飲んでいるように見せかければ、相手も何も言ってこないでしょう。
2.お酒がダメなら料理を楽しむ
大学生の飲み会は、金銭的な問題から、コースで注文することが多いです。その為、お酒が飲めないのでしたら料理を楽しみましょう。もし注文してあるコースが食べ放題も入っているのでしたら、自分の食べたいものを遠慮なく食べてください。
3.苦手な人の隣には行かない
飲み会ではお酒が入る為、ハメを外してしまう面倒な人がたくさんいますよね。もしあなたがゆっくりと過ごしたいなら、自分と波長やペースの合う人、仲のいい人の近くや隣に行きましょう。
また、尊敬している先輩の近くに行き、いろいろと話を聞いてみるのも面白いかもしれません。お酒が入っている場では、もしかしたら普段話さない面白い話が聞けるかも。
相手に勘付かれたとしても、苦手な人には近づかない(ちょっと挨拶だけして去る)ことが大切です。激しく酔う人ほど飲み会の内容を覚えてないので、多少あからさまにしても問題ないです。
4.幹事の人の手伝いをする
大学生のサークルの飲み会は、ハメを外す人が多いです。その為、幹事一人で飲み会をまとめることは大変なので、幹事の人の手伝いをすることは飲み会を乗り切る効果的な方法の一つです。
酔ってつぶれた人の介抱や空いたグラスや皿の片づけ、グラスが空になった人にメニュー表を渡して注文を聞くことや、お会計徴収やお店退出時の手伝いなどを手伝うといいでしょう。
幹事の手伝いは、飲み会を楽しむ方法ではありませんし、実際楽しくないことも多いです。とはいえ、幹事の手伝いを率先して行うことで、幹事の人や周りの人から、「気が利く人という評価」を得ることができます。
お酒を飲んで騒いでいる人と、みんなに気を配っている人とでは、後者の方が圧倒的に好かれやすいですし、就職してからの会社の飲み会でも、先輩や上司に重宝されます。
5.そもそも参加しない・途中退出する
飲み会を乗り切る最も効率の良い対処法は、参加しないことです。「その日バイトがあって…」などと適当な理由を作って行かなければ、「今日の飲み会、どう乗り切れば良いんだろう。」と不安を抱える必要はありません。
また、参加せざるを得ないとしても、1,2時間経った頃に「すみません。このあとバイトがあって…」と言えば、「予定があるのに、よく来てくれたね。」となります。よほど体育会系のサークルでなければ、怒られることはないでしょう。
相手はあなたの予定を知っているわけではないですから、参加するのが嫌なら適当な理由を作って退出してしまった方が良いかもしれません。(たいしたイメージダウンにはならないので安心してください。)
まとめ:サークルの飲み会は参加する必要があるの?
今回はお酒が苦手な大学生の、サークルの飲み会の乗り越え方をお伝えしました。
私は、「行きたくない飲み会にお金を払ってまで参加する必要はない」と思っています。もちろん体裁上参加しなければいけない飲み会もありますが、大学生はお金に余裕がありませんよね。
お金も時間も、もっと使うべき場所があるはず。
高いお金を払って、無理して楽しくない飲み会に参加する必要はないです。人に振り回されないで、あなたの意思を大事にしてください。