人間関係に縛られる大学生が続出!今の環境を変える3つの方法

今の環境を変えよう。

今の環境から抜け出したい。新しく何かを始めたい。明日から頑張ろう。そんなこといくら考えたところで、いざ行動に移せなければ無意味です。考えるだけで行動しない習慣を終わりにしませんか?

今回は、「やりたいことはある。でも、実際に行動に移せない。」そんなあなたに役立つ情報をお伝えします。

注意事項
社会人でも良く勘違いしていますが、自己啓発系の本を読んだりセミナーに行くことだけでは何も変わりません。

自己啓発にハマってしまうとモチベーションが上がったところで行動しない習慣がつくことはもちろん、おかしな宗教団体の信者のようになってしまうので気をつけましょう。まぁ、「良い話を聞いたな。」で人生満足な方は別にいいのですが…(笑)


「何か変えたいなー。」と思った時には何をすればいいのか?

日本屈指の経営コンサルタントの大前研一さんは自らの著書『時間とムダの科学』で次のように述べています。

大前研一
人間が変わる方法は3つしかない。

1番目は、時間配分を変える。
2番目は、住む場所を変える。
3番目は、つきあう人を変える。

この3つの要素でしか人間は変わらない。最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。

人間が変わる方法なんて言ってしまえば無数にあるわけですが、行動しなければ意味がないといった考えを前提とした時にはこの考え方は非常に的を得た意見だと思います。時間配分・住む場所・付き合う人…これら3つの要素をただ無心で変えれば良いのではなく「最適な状況に置き換える」と考えて下さい。

決意を新たにすることほど無駄なことはない。

そこら辺の意識高い系大学生が何を言ったところで「あっそ。」って感じですが、早稲田卒→東工大の院で博士号取得→マッキンゼーを経てUCLA総長教授、スタンフォード大学客員教授を歴任し、多数の企業や組織の会長、社長、取締役を勤める等しているような圧倒的な経歴を持っている方が言う言葉は重みがありますね。

ただ、それとこれとは別問題だと言う方もいるかと思うので、ここで実際にこの方法を行動に移してみた結果どうなるのかをほんの少しだけ話していきます。人間が変わる方法を実際に行動すると何が変わるのか?

人間を変える3つの方法を実践してみたらどうなる?

1.時間配分を変えてみる

大学生制作の時間配分

遊びや飲み会やゲームに使っていた時間をビジネスの勉強をする時間に充ててみたらどうなるのか。例えば、生活の多くをサークルでの非生産的な遊びや飲み会に費やしていた学生が、社会に目を向けるようになったら…。

とりあえず、遊びの時間はとことん削ることが手始めです。周囲の友人には、「ちょっと本気出してみるわ。」などとバカみたいなこと言って少し距離をおけば問題ありません。すると、間違いなく相当な時間が余ることになります。

その次に、新しいことに挑戦してみましょう。ビジネスに興味があるならマーケティングの勉強とか、研究したい分野があるならとことん突き詰めてみたりと、時間を有効に使ってみましょう。

当たり前ですが、時間配分を変えると、得られる経験が変わります。得られる経験が変われば、必然的に得られる結果も変わってきます。英語の学習に時間を充てれば英語が上達するし、ご飯食べてばかりだと太るといった感じです。

とても単純なことですが、どのような行動がどういった結果を生んでいるのかを正しく理解し、自分の中にある課題を解決していくことが大切です。早起きをする、睡眠前に読書するなんてのも良いかもしれません。

ここがポイント!
新しいことを始める前に、今やっている無駄なことをやめる。すると、強制的に「何かやらなきゃ」という気持ちで動き出せるので、おすすめです。

2.住む場所を変えてみる

大学生の組織環境

実家暮らしから一人暮らしにしたり、田舎から東京に出る、日本から海外へ飛び立つ…少し想像してみると分かりますが、住む場所が変わると生活そのものがガラリと変わります。

大学生の場合、長期留学などで人生の転換点を向かえる方もいると思いますが、今回は住む場所=生活する環境と捉えてミクロな視点でみていくことにします。遊びや飲み会に毎日明け暮れるようなサークルを離れ、別の組織に所属するようにしてみるとどうなるのでしょうか。

インターンシップもそうですし、社会人の団体に参加したり、外部のスクールにも通ってみたり、学生団体も面白いと思います。インカレや大学内で別のサークルに入ってみるのも良いでしょう。

環境には文化が生まれ、その環境にいる人に大きな影響を与えます。例えば、1日5食まんぷくに食べる人のいる環境と1日1食の食料制限を行っている人の中にいるのではあなたのとる行動は確実に変わってきますよね。

良くも悪くも人は環境によって変わっていきます。なので、成り行きで入った居場所に振り回されたくなければ、あなたのいる場所を最適な環境にしていくことが大切です。できたら自分が理想とする人間のいる場所に身を置いてみましょう。

遊びや飲み会に明け暮れて学問も何もかも中途半端にやってたら、いくら単位はとれても就職活動で希望の企業に就職できず、ど壷にハマるシナリオに陥る可能性が高まります。行動し始めるのが遅ければ遅いほど、時既に遅しな状況になりやすい。

環境に流されていると「何か変えた方が良いな。」とは思いつつも何も行動に移すことはできない学生になちがちですが、自分の頭で社会に出た後のプランを考えて逆算して行動できると良いと思います。

ここがポイント
日々進歩している世界では、成長のない現状維持は退化同然です。満足な成長ができていないのであれば、変化が必要です。

3.付き合う人を変えてみる

大学生の一つながり

組織内、同世代のみの人間関係を組織の外に広げてみるとどうなっていくでしょうか。

『類は友を呼ぶ』という諺がありますが、心理学でいう類似性の法則で人は自分と似たものに共感を持つようです。初対面でも同郷だったり趣味が同じだったりすると共通点があると親近感が沸きますよね。

大学生はチャラい人達や意識高い系など、同類が集まって騒いで活動してます。確かにそれは楽しいし、ずっと一緒にいたいと思うかもしれません。ですが、それで良いのでしょうか。

似たような人間で集まると視野が狭くなり、何が正しくて何が間違っているのかなど判断することなどできません。また、他人を偏見で判断するので、脅迫観念が強くなりがち。あまり良いことはありません。

他大学間の多様な学生と付き合う。社会人の多い環境に足を運ぶようにする。外国人とも知り合えて遊んだりできたら楽しいですね。視野を広げるためには本を読んだりして知見を広げることももちろんですが、人との繋がりを増やしていきましょう。

ここがポイント!
付き合う人が変わることで見えてくる世界が変わってきます。優秀な人に出会うと自分の無力さに悔しくなったりします。ですが、そういった苦しみを味わって乗り越えていくことで成長していくことができます。

変えようと思っても変わらない日々を過ごしている時は…

飽き症で3日坊主の人間が思ったことを行動に移すたった一つのコツは強制的に行動に移させることです。気づいたかと思いますが、時間配分を変えること・住む場所を変えること・付き合う人を変えることはそれぞれが独立しているわけではなく、関係し合っています。

時間配分を変えて得られる経験やスキルが変われば、その後の環境やつきあう人が変わります。住む場所を変えれば、強制的に時間の使い方やつきあう人間関係が変わります。つきあう人が変われば考え方や時間の使い方やいる環境が変わります。この変化の幅が大きいほど人は大きく変わっていきます。

今の状況を本気で変えたければ、コンフォートゾーンを変える

コンフォートゾーンを変える

居心地の良い環境のことをコンフォートゾーンと言うのですが、人は無意識の中で居心地の良い環境を変えたいとは決して思いません。なぜなら、今の環境を変えると辛い思いをしてしまうかもしれないから。しかし、今の居心地の良い環境にいる限りは人は成長しません。

「変わりたいのに変われない。」そう思っている方は、一歩踏み出さずに恥ずかしくて何も行動していない「変わりたいのに変われない。」「変わろうと思っている自分に満足している。」状況が今のコンフォートゾーンになっている可能性があります。

コンフォートゾーンを変えるには、少し気遅れするようなことに挑戦的になってみましょう。参加したことのない交流会や勉強会やイベントに参加する。行ったことのない場所にいってみる。新しいことに挑戦してみる…。少し恥ずかしいと思うくらいの行動がちょうど良いです。何もしていない時は誰しもが活動的な人たちの中に飛び込むのはとても億劫な気持ちがするものなので、気楽に捉えてみるのも良いと思います。

補足
コンフォートゾーンの3つの空間の簡単な説明をしておきます。
Comfort Zoneは、快適空間という意味で、居心地が良く心理的不安のない空間を指します。とにかく楽ですが、未知の出会いや挑戦することもなく、成長することはありません。Stretch Zoneは、背伸び空間という意味で、様々な未知のものに出会い、そこへの適応や対処を求められる空間です。Growth Zone(成長空間)やLearning Zone(学習空間)とも呼び、挑戦を繰り返して成長していきます。

Panic Zoneは、混乱空間という意味で、複雑で難易度の高いカオスな環境で文字通りパニックになってしまう空間です。失敗する恐怖やリスクで包み込まれ、パニックに陥ってしまいます。学びどころではありません。

自らに適度なストレスを与えて成長していくことが大切です。

最後に

変わろうと思っても行動できない一番の理由は「人間が本能的に現状維持を望む」性質を持っているからです。「今のままでも生きていけているのに、何で行動を変えていかないといけないの?」と無意識に脳の奥底で考えてしまい、行動できないわけです。なので、自分の頭だけで何かを変えようとするのは極めて難しいです。できる人は天才です。

もしあなたが新しく何か変えようと思った時は、ぜひとも他人を利用してみてください。友達に行動を宣言する、今とは違う別の組織に入ってみる、信頼できる優秀な人の話を聞いてみるなど手段はいくらでもあるはずです。始めのうちは意識して強制感を出すのはとても重要です。

というわけで、今後新しく何かしようとしてるのに「あれ、動けてないなぁ。」と思ったら、この話を思い出してみてください。本もたくさん読みましょう。

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