大学生期間は1年の半分以上が休日です。春休みで2ヶ月・夏休みで2ヶ月・冬休みで半月、そして学期期間も週2,3日は休みですよね。
アルバイトなどをする日もあると思いますが、大学での勉強よりも休日や学外でどのような活動をするかの方が大切なのが分かると思います。
今回は、長期休業期間に大学生におすすめする過ごし方ことについて自己投資・仕事・娯楽・その他の4つのカテゴリーに分けて解説していきます。
- 大学生におすすめの長期休業期間の過ごし方
- 長期休業期間にすべきでないこと
- 長期休業期間を有意義過ごすポイント
自己投資編
最も費用対効果の高い投資は自己投資です。読書は絶対的におすすめですが、他にもためになりそうなことはやってみることをおすすめします。
1.手当たり次第に読書
大学生は社会との接点が少なく、社会の仕組みをまだ全然知りません。「サラリーマン=満員電車で毎日嫌そうに出勤して仕事に向かう人たち」といった印象を持っている人も少なくないと思います。
本を読んでいくと自分がどれだけ無知なのかが分かってきます。世の中の不完全さも見えてきて、様々な問題意識が芽生えてきます。本を読んでいると、そんなこんなで新学期に知りたいこと・やりたいことが出てきて楽しみが増えます。
Point!
本を読むのが苦手な人は本を5冊ほど購入して長期休業期間の課題図書として読んでみてはどうでしょうか?
※自己啓発本を読みがちな人は意識して様々なジャンルを読むことをおすすめします。読書が苦手な人は話題の書籍や新書といった読みやすい本を中心にするのが良いと思います。
2.自動車免許の取得
社会人になってから車の免許を取る時間はなかなか取れません。まだ自動車免許を持っていないのであれば、長期休業期間を利用して免許取得合宿に参加することがおすすめです。
Point!
通学での免許取得は早くても1ヶ月かかりますが、免許取得合宿なら2週間程度で免許を取得できます。通学より費用も抑えられるので、長期休業期間を利用した免許合宿に参加は効率が良いです。
3.海外短期留学で異文化体験
海外留学は語学力の向上はもちろん、留学先の文化を知る上でも価値があります。長期留学前にはホームシックになるか不安だったりすると思いますが、長期休業期間の短期留学で海外生活の耐性をつけることもできます。
Point!
大学によっては単位が得られるものもあります。また、最近では留学を経験する大学生の数が増えており、その背景として格安の短期留学サービスが普及してきたことがあります。海外は意外と身近なのでぜひ経験してみてください。
参考サイト:NILS
4.オンラインで語学学習
大学生のほとんどは社会のグローバル化を認識しており、多文化理解・第二言語習得の大切さを感じています。留学となると少し敷居が高いかもしれませんが、オンラインなら安価に海外の人とのコミュニケーションを実現することができるので、長期休業期間にぜひ一度試してみてはどうでしょうか?
Point!
語学に自信がなくて外国語でのコミュニケーションを避けてしまうのは慣れの問題です。もし海外の人との仕事・コミュニケーションに興味があるなら、ぜひ試してみましょう。
5.プログラミングの勉強
現在、採用市場においてプログラミング人材が世界的に不足しており、この人材不足は今後さらに加速していくことが予想されています。よって、今プログラミングを身につけておけば就活に困らないだけでなく、高い給与も期待できます。
Point!
プログラミングはエンジニアとして就職する場合だけでなく、業務効率化を進めていく上で誰しもが身につけるべきスキルとなっていきます。社会人になってからでは中々時間がとれないので、時間のある長期休業期間に集中して取り組むことで新たな将来が開かれていきます。
参考:現役エンジニアのオンライン家庭教師【CodeCamp】
6.社会との接点を作る
自由な時間がたくさんある学生期間に在籍する大学の中にこもって外部の人との接点を作らないのはもったいないです。長期休業期間を使って社会人の集まる勉強会・セミナー・ボランティア活動などに参加してみるのもおすすめです。
Point!
バイトだけではなく、社会人のコミュニテイに参加してみると仕事の話など聞くことができて価値観が広がります。将来何をしたいか迷っているなら役に立つ生の情報を集めることができるかもしれません。
仕事編
1.インターンシップ
時間のある長期休業期間にインターンシップに真剣に取り組んでみるとリアルな社会人経験ができるので非常におすすめです。この経験は就活時期には自信となって役に立ちます。
Point!
週5勤務で働いてみると正社員と同じ仕事に関わって仕事ができます。色々とアドバイスを受けられて、結果が出ればインセンティブが出て結構な金額も入ってきたりするので、有給・インセンティブ有りのインターンシップは人気が集まります。
2.アルバイト
長期休業期間はいつものバイトのシフトを増やすのではなく、新たなアルバイトを始めて経験を増やすのもおすすめです。
Point!
リゾートバイトなんかはお金のない学生でも旅行気分で楽しく働けて、遊びもできるしお金も貯まることで人気を集めています。短期なら少し特殊な仕事を選ぶと面白いと思います。
娯楽編
1.国内旅行
日本にある47都道府県のうち何県訪れたことがありますか?もし10以下しか経験がないのであれば、自転車やバイクで日本を回ってみるなど、長期休業期間に日本国内を旅することをおすすめします。
Point!
その土地の観光名所や文化を調べた上で訪れると、旅行の質を高めてくれます。日本人として日本のことを知るのは国際交流をする上でも大切なことなので、時間のあるうちにたくさん旅しましょう。
2.海外旅行
学生の内に海外で異文化体験をしておくと、視野が広がって今までよりも多角的な視点から物事を考えられるようになります。学期期間中はなかなか旅行には出かけられないので、長期休業期間を活用するのがおすすめです。
Point!
実際に経験したことがないというのは、「噂では聞いたことあるけど本当に存在するか分からない」状態です。
海外についての知識だけではなく、長期休業期間を活用してじっくり体験しましょう。
3.恋愛・デート
長期休暇の大きな楽しみといえば恋人とのお泊まりデートです。二人で旅行プランを考えて観光地に出かけ、一緒の宿に泊まる。学生時代のこうした経験は一生ものなので、恋人がいる人はもちろん気になる異性がいるなら早めにアタックしてみてください。
Point!
一般の人が休暇をとらない2月や9月なら旅行者が少ないので、宿を比較的安く借りれます。観光地も混まないので、待ち時間にイライラすることもなく旅行を楽しめます。
夏休みにしかできないこと
4-1.マリンスポーツ
夏といえばやっぱり海。美しい海でダイビングを楽しんだりとこの時期にしか体験できないアクティビティーがたくさんあります。時間を作って友達とマリンスポーツに出かけてみてはどうでしょうか。
Point!
ただ海で泳いだりするのではなく『フライボード』に挑戦してみたりと、自分たちで面白いと思う企画を考えて楽しみましょう。
5-1.各種イベントへの参加
夏休みは『夏フェス』など、たくさんの熱いイベントで盛り上がります。人ごみが苦手な人はあまり興味ないかもしれませんが、夏休みほどイベントの盛んな時期はないので盛大に楽しみましょう。
Point!
イベントのチケットを手に入れると、イベントまでの時間もドキドキして楽しいです。退屈な夏休みを過ごしがちな人は興味あるイベントを探し出して参加しましょう。
冬・春休みにしかできないこと
4-2.ウィンタースポーツ
3月になると雪もなくなってきますが、2月はまだスキーやスノボーといったウィンタースポーツにちょうど良い時期です。ウィンタースポーツが好き/興味があるなら、長期休業期間を利用して遊びに出かけましょう。
Point!
2月・9月は家族客はほぼいないので混むことがなく、自由に楽しめておすすめです。
5-2.各種イベントへの参加
夏休みと違って冬・春休み期間はイベントで盛り上がる時期ではないですが、それでもたくさんのイベントが各地で開かれているので参加して楽しみましょう。
Point!
調べてみると学生主催の小規模イベントも色々とやっているようなので、イベント情報を検索してみてください。
長期休業期間にすべきでないこと
自分でも何となく分かっているとは思いますが、せっかくの休みにすべきではないこともいくつかまとめておきます。
家でゴロゴロ
自宅で寝ているだけでは、自分は何も変わりません。その時間に周囲の学生は様々なことに取り組んでいます。休みの時間の過ごし方は人それぞれだからこと、あまり時間を無駄にしないように気をつけましょう。
対策
ついつい自宅で何もせず過ごしてしまう原因は、その日の予定を何も決めていないからであることが多いです。その日ごとにやることを考えるのではなく事前に予定を決めておくことが大切です。
いつもの友達といつでもできる遊び
せっかくの長い休みなのにいつもの友人といつもと変わらないことをしていては、もったいないです。遊ぶのも良いですが、長期休業期間に新しいことに挑戦してみましょう。
対策
長期休業期間にも関わらず通常通りの遊びにふけっているならば、恐らくみな退屈しているはずです。新しいことを見つけて提案してみましょう。
テレビ/ネットゲーム
もしプロゲーマーを目指しているのでなければ、長期休業期間の貴重な時間をいつでも一人でできるゲームに費やすのはやめましょう。
(もしゲームを熱心にやりたいのであれば、
- YouTube・ニコニコ動画に実況動画をアップしてお金を稼げるか試してみる
- オフ会に参加して人との繋がりを作る
など新しいことに挑戦してみましょう。)
対策
ゲームはいつでもできるので、仕事などゲーム以外の予定を決めて取り組みましょう。
学年ごとの過ごし方の違い
1年生→2年生
経験を積む
大学生になって最初の春は、とにかく様々なことに挑戦して経験を積むことが大切です。今後の大学生活を充実させるためにも狭い価値観の中で生活するのではなく、多様な価値観を取り入れて本当に取り組むべきことを見つめ直しましょう。
2年生→3年生
将来について真剣に考える
来年は就活の時期に差し掛かるので、社会に触れて自分が今後何をしていきたいのかについて考えてみましょう。どんな仕事をするか決めるかではなく、就活前に一度きちんと考えてみた上で次の1年間をどう過ごすのかを考えることが大切です。
3年生→4年生
就活に向けてやるべきこと
3回目の長期休業期間は就活を有利に進めていく上でやるべきことを実行していく時期です。説明会への参加はもちろん、インターンシップなどにも積極的に取り組んでいきましょう。
4年生→社会人
大学最後の思い出作り
社会人になってからだと友人と同じ時期に数ヶ月間の長期休暇があるなんてことはありません。定番ですが、大学最後の思い出作りで海外旅行などして大切な時間を大切な友人と過ごしましょう。
長期休業期間を過ごす上でのポイント
1年間の見直し
年度の振り返りをして課題を見つめ直し、次の年度に向けてやるべきことを再確認していきましょう。ここで何も考えないと、前年度と同じような大学生活を送りがちです。
目標を決めること
目標がなければやるべきことが見えてきません。次年度の目標を明確にして、そのために何をすべきかを決めましょう。
この記事では長期休業期間のおすすめの過ごし方をまとめていますが、具体的に成し遂げたいことがあるなら、それを達成するためにすべきことは何かを逆算して行動に移すことが大切です。
事前に予定を立てること
いくら目標を立てたとしても、事前に予定を立てておかなければ中々行動に移すことはできません。目標を決めたら、達成のためのスケジュールも必ず埋め込むようにしてください。
遠くにでかけること
長期休業期間を利用してなるべく遠くに出かけ、色々なものを見て・聞いて・触れて世界の広さを知りましょう。狭い環境に埋もれがちな人ほど行ったことのない遠くへ出かけてみることが大切なように思います。
主体的に行動すること
大学生ともなれば何をするにしても自己責任です。他人に言われたことをやるかどうかも最終的には自分の判断で実行するものです。他人に流されて受動的に行動するのではなく、自分で考えたことを自分の責任で実行する習慣をつけましょう。
新しいことに挑戦すること
長期休業期間はとにかく時間があるはずなので、新しいことに挑戦してみてください。新しいことに挑戦してみると、また新しいことに興味が出てきます。その繰り返しで自分の道を模索していきましょう。
失敗すること
失敗しない人間はいません。失敗してもその経験は次の挑戦の糧となり、成功確率を上げてくれます。失敗し、それを成功に結びつける方法を身につけることができれば、人生を通してずっと役立ちます。
長期休業期間にもたくさんの失敗経験を積みましょう。
まとめ
この記事で取り上げたことのように、大学生活を豊かにする・人生に役立つ知識や経験を得るためにできることはたくさんあります。
大学生のうちは愛する異性と恋愛を楽しむことも良いですが、愛する人を探すよりも愛せる何かを探すことの方が重要です。
やってみたいことは無数にあるはずなので、長期休業期間という長い時間を活用してそれをたくさん実行に移してみてください。