持っておきたい!大学生に必要な4つの左脳スキルまとめ

大学生に必要な左脳スキル

大学生は学問や就職活動など、困難な問題を解決することが求められます。

間違った選択をしない、効果的に問題解決を行う時に大事になるのが左脳を活かした論理的に考えて、問題解決を導き出すスキルです。そこで、大学生が困難な課題に直面した際に必要な4つの左脳スキルをまとめてみたので、ぜひ参考にしてみて下さい。

今回のポイント!
左脳は論理的な思考を司ると言われますが、効果的に活用するためには質の高い情報をインプットする必要があります。その上で複雑な問題に対して考え抜いて答えを出す習慣を付けると左脳スキルが高まっていきます。

1.情報収集

情報収集スキル

まず始めに情報収集に対する考え方についてです。決断する際に情報が不足すると、浅い考えで物事を決定することになります。その結果、決断にミスが生じる可能性が高くなります。

今の社会は情報が散乱しており、どの情報が正しいのかを判断する情報リテラシーが求められています。そして、いかにして大切な情報を選び取るのかが現代社会を生きていく上で重要になってきます。

例えば、テレビ番組を見ていて得る情報をいくら知っていても社会に出て使えるかといったら、テレビ業界で働かないのであれば、ほんの少しの雑談のネタにしかなりません。いくらテレビに詳しくても99%無意味です。

しかし、社会で生きる上で必要な情報は知っていれば知っているほど、社会人生活で生きてくることはもちろん、就職活動の際の企業選びなどで役立つはずです。

本当に必要な情報を集める技術

必要なのは単なる情報収集ではありません。今の自分に本当に必要な情報を集めていく技術です。本や人やネットなどから情報を収集するのは基本のきです。デジタルネイティブ世代は情報を集めるのは得意だと思うので、質を高めることを考えてみて下さい。

ここがポイント!
情報の質という面では、やはりWebよりも書籍の方が圧倒的に高いと思います。広く情報収集したい場合はWebで、深く情報収集したい場合は書籍で、といった具合に手段を使い分けるのが得策です。

2.情報整理

情報整理スキル

いくら価値ある情報を持っていたとしても、情報が頭の中でごちゃごちゃした状態ではその情報を元に考えていくことが困難です。考えをまとめる、資料にまとめるなど、情報を活用していくためにはまずは情報を整理することが重要です。

集めた情報を整理していき、どんな情報があって何が正しいのかを見ていくことができれば、必然的に自らの問題点に気づくことができます。そして、間違った選択をしてしまう可能性が下がります。

大学生の抱える情報は授業やバイトや団体活動などでかなり幅広くなります。そんな中で情報をきちんと整理してまとめていくことができれば、精神的にもだいぶ楽になるのではないでしょうか。

ここがポイント!
複雑な情報を視覚的に整理できると、自分だけでなく周囲の人間の理解を得やすくなります。混沌とした社会では非常に大切なスキルです。

3.論理思考

論理思考スキル

情報を整理する際にも必要ですが、情報収集・整理しても、論理的に考えることなくしては情報から得られるものが本当に正しいかどうか判断することができません。

例えば、グラフや数値データがあった時に、そこから何を読み取るのか。答えのない社会では、人の意見をただ鵜呑みにするのではなく、自ら何が正しいのかを判断しなければなりません。

論理的に考えることで、社会問題や自分自身の問題など様々な問題を発見することができます。そして、その問題を筋道立てて適切な解決策を導くのも論理思考です。

何がどのように構造化されているのかを知るには情報の質が命です。価値のない情報を論理的に考えることからは何も生まれません。論理的に考えることで集める情報の質も上がるので、論理思考は思考の基本です。

学歴不要論もありますが、大学生で論理思考のできる人は高学歴であることが多いです。学歴の高い人に論理的に考える力があるのは必然で、数学は特にですが、難しい問題ほど論理的に考えられなければ解けないからです。

社会では、論理的でない会話は相手を疲れさせてしまう

理解力にも繋がりますが、論理的に考えられずに感情でしか物事を考えられないような人との会話は相手を疲れさせてしまうだけです。

話は噛み合ないし言葉が抽象的だったり言葉足らずな場合が多くて、何を言ってるのか理解するのにも苦労します。文面だと聞き直すのも手間がかかります。それに、こちらが言ってることを良く間違って捉えられてしまいます。なので、言葉選びはもちろん、理解してるかの確認もしないといけなくなってしまいます。感情が論理になってしまうと、議論の余地がないです。

正直、学歴の高い人ほど論理的に考えられる傾向はかなり顕著に出ますし教養もあって言葉が通じやすいので、企業の人事が学歴で足切りするのは理に適っていると思います。

ただ、勘違いしないで欲しいのは、高学歴でも論理的に考えられない・話せない人はいますし、低学歴でも論理的に考えられる・話せる人はいますし、そういう方もたくさんいます。要は確率の問題ですね。

ここがポイント!
感情的な話は、たとえそれが正しくても相手を納得させることは難しい。逆に、論理的な話は、たとえそれが間違っていても相手を納得させる力があります。感情を大切にしたいのなら、論理思考ができなければなりません。

4.本質思考

本質思考スキル

実は、本質的に考えることができなければ、どんなに情報があっても・どんなに論理的に考えられたとしても、結論がズレてしまうことが多いです。頭の良いはずの政治家や経済人が的の外れた発言をしてしまうのは、社会問題の本質が見抜けていない場合が多いです。

例えば、増税することに対して「増税することで低所得者層の生活がより圧迫されてしまうので、増税すべきでない。」というのはどうでしょうか。テレビやニュースでは良く騒がれていたと思います。

確かに、一つの意見として世論のデータを引用したりして論理的に発信してます。

しかし、そもそもなぜ増税をするのか? しなければならないのか? を考えたらどうでしょうか。日本の財政状況を考えたらそんなこと言ってられないですよね。また、世界の先進国の消費税率を見てみたら「たかが10%」とも言えます。

増税に賛成かどうかは置いておいて、ここで知って欲しいのは、ここで本当に大切なことは何なのか? を考えることです。国の財務問題なのか今の国民の生活なのかそれともまた別のものか。

ここで本質的に考えることが問われてきます

  • 本当に大切にしなければならないことは何か?
  • 問題の根本的な原因は何なのか?

筋道立てて考える論理思考ももちろん必要になってきますが、どんな主張にも論理は練り上げることができます。なので、論理的だから必ず正しいわけではありません。

本質的だから必ず正しいというわけでもないのですが、本質を捉えられているとシンプルで適切な答えを導きやすくなります。本当に大切なものは何かを考えてより正しい答えの方向性を導くことこそ、本質思考の本質です。(本質は人の考えによって違ったりします。)

ここがポイント!
表面化した問題は、根本的な原因を解決できなければ再び発生します。問題の根本を理解し、正しい解決へと導くのが本質思考の役割です。

まとめ

今回は、困難な課題に直面した際に必要な左脳を使かった、間違った選択をしない・進まない考え方について書いてみました。

これら4つのどれか一つでも欠けてしまっていては、正しい行動判断ができません。無知で何も考えられない人が情報を全く持たずに本能だけで行動し続けたらどうなるのかを考えると、とても怖いですよね。

左脳的で論理的な人間ほど頭でっかちで行動に移せない傾向にありますが、論理が万全ではなくても動かなければならない時もあります。そんな時は感性が大切です。

考え過ぎも良くないし、考えなさ過ぎも良くありません。バランスを大切に。

*この記事は【右脳編】大学生が将来を考える上で大事にしたい5つの感覚(リンク)と合わせて読むことをオススメしています。

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