スマホがない日常を考えられますか?
LINEがなければ連絡が取れないし、TwitterやFacebookがなければ情報収集が難しくなります。とても便利なツールですよね。
ただ、TwitterなどのSNSには面白い内容も転がっているので、暇になるとつい見てしまいます。たまに見る程度なら良いですが、度が過ぎると勉強など、集中しなければいけないときも、ラインやTwitterが気になり集中できません。
そういう人はスマホ依存症の可能性が高いです。
スマホ依存症とは?
『スマートフォンを常に操作していないと気が済まなくなることを意味する語。中には食事中、風呂、トイレなどでスマートフォンが手放せなくなる人もいるという。特に、SNSやオンラインゲームなどが原因として挙げられることが多い。』実用日本語表現辞典|Weblio辞書
私も1人の食事中やトイレ中についスマホを触ってしまいます。食事中にスマホを触ってる人を見ない日ないですよね。
MMD研究所の調査によると、30代以下の2割以上がスマホに「かなり依存している」と自覚しておりそのうち、の21.2%が7時間以上と回答、2割以上がスマホを1日に7時間以上使用している結果が報告されています。
あなたはスマホ依存?チェックしてみよう
スマホ依存症のリスク
1.うつ、人格障害
聞いただけでもぞっとします。えっ、スマホ依存症でうつ病や人格障害になったりするの? と思う人も多いかもしれません。
理由はラインなどの「既読スルー・未読スルー」にあります。Twitterのリプがかえってこない、ラインの返事がこなくてソワソワする人は要注意です。
そういう人はSNSに依存しすぎており、現実世界での逃げ場がないことが多いです。そして、SNSで嫌なことを言われた事がきっかけで、うつ病などが発症することがあります。
2.人間関係の悪化
相手の前でスマホをいじるということは、あなたと話しているよりもスマホを触るほうが重要だと言っているのと同じです。バージニア工科大学の研究結果では、スマホを触っていなくとも視界に入っているだけで相手との親密度は顕著に下がると報告されています。
その一瞬スマホを触る行為を繰り返すだけで、相手との溝は深くなっていきます。そこまでして、スマホを触る意味、ありますか?
3.老け顔になる
スマホを長時間見る、つまり顔を下に向けている状態が続くと顔の肉が垂れ下がってきます。垂れ下がった後の顔は想像できますよね?
また、スマホを長時間使っていると疲れ目にもなりやすいです。疲れ目は目周りの血流が悪い状態ですから、目周りのシワやたるみに影響します。
4.猫背
スマホをいじる時、基本的には手元で操作するので目線は下向き。つまり猫背になりやすいです。猫背が悪いのは知っているけれど、具体的にどんな病気につながるか知っている方は少ないです。
実は、脳梗塞や逆流性食道炎、自律神経失調症などになる可能性があります。これらの病気にかかってしまうと、死亡を免れても重い後遺症が残ります。
若いうちは、健康に対する意識が薄いかもしれません。ですが、よく考えておいた方がいいです。将来、いくらお金持ちになっても、幸せな人達に囲まれていても、不健康だと幸せとは言えません。
お金があっても、他人の言葉が理解できない、体の自由がきかない。そんな状態、幸せですか?何事も健康の上になりたちます。普段の姿勢というのは意外にも重要なのです。
5.睡眠障害
スマホの画面から出るブルーライトは体内時計を狂わせます。
ブルーライトは太陽の光にも含まれており、ブルーライトを含んだ朝日を浴びることで一日の体内時計をリセットし、太陽が沈んで夜になる頃には眠くなるのが自然な生活リズムです。
夜中にスマホを使用してブルーライトの光を浴びてしまうと、脳が覚醒してしまって眠りにつけなくなり、体内時計がずれて生活習慣が崩れていくことになります。
「熟睡できない」・「昼夜逆転してしまう」などの弊害が起きるので、「規則正しい生活を送りたい」・「快眠したい」なら夜中のスマホは控えた方が懸命です。
6.時間の浪費
上にも書いたように約20%の人が1日に7時間以上スマホを触っています。7時間ってハンパないですよね…極端な例で言うと、朝9時から夜16時までってことです。
スマホを触っている間に、優秀な人達に差をつけられていまいます。7時間もあれば、英単語500個位は覚えられますよね。そうすればTOEICの点数も上がって、就活も楽になります。
働き始めた後も役に立ちますしね。スマホに時間を使いすぎていると、将来後悔することになりそうです。
スマホ依存症の解消法
ここまで読んで思い当たる節がある人は「どうやって解消すればいいんだ!」って気持ちでしょうか? 私も色々試してきたので解消法を紹介していきます。
視界に入れない
脳は無意識に様々な情報を処理しており、その90%以上は視覚からの情報を処理していると言われています。
実際に自分では意識していなくても、スマホが視覚に入るだけで「スマホで友達から連絡は来ていませんか?ゲームの続きをしたくありませんか?」といった情報が無意識に入り込んできます。
なので、勉強の時はもちろん、夜中などスマホの利用を軽減したい時にはスマホをカバンや机の引き出しに隠して視界に入れないことが非常に重要です。
電源を強制オフ(つける時間を決める)
これが一番気楽にできます。テスト期間中などは朝9時・12時・19時の3回だけ電源をつけて、ラインの返事を返す…という風にしてました。
テスト期間中などはこの方法が一番良いと思います。電源が入ってる状態で通知オフにしても、ラインがきてないか気になりますよね。だから、スマホはいっその事オフにしたほうがいいです。
ガラケーにする
なかなかハードルが高いですが、いっそのことスマホをやめるという手です。重度にスマホ依存症になっている人は一回環境をガラリと変えるために、ガラケーにしてみるのもいいです。
ネットはPCでのみ使用する。そうすれば、ネットは基本的に家でしか使えませんから、不必要に時間を消費することはなくなりそうです。
予備バッテリーを持たない
予備のバッテリーのおかげでスマホを触れる時間は3倍になったと言っても過言ではありません。旅行先で電源できない問題があるので必須かもしれませんが、普段は持ち歩かないようにしましょう。
画面の色を反転させる
画面の反転が以外にも一番効果ありました。ラインで連絡がきたら、返事した後についついtwitterなどを見ちゃいませんか?そのままズルズルツイートを眺めてネットサーフィンして…
そこで画面の色を反転させる設定をオススメします。この設定にすると、美人女優ですら不気味に見えます。文字は普通に読めるのでラインの返事などには師匠がありません。私は普段、この設定にしています。
まとめ
スマホは便利で、情報収集には欠かせないツールです。ですが、使い方を間違えると人生を棒に振る可能性すらあります。
スマホ依存の生活が悪いとは言えませんが、身体や生活に支障をきたすのは良くありませんよね。
依存症のリスクをしっかりと理解して、スマホに使われるのではなく、スマホを使えるようにしましょう。