姿勢ブサイクを卒業しない?猫背を改善すると人生が好転する3つの理由

猫背を改善すると人生が好転する

猫背は身体に様々な影響を及ぼします。その影響力は腰の痛みや首の痛み、さらに、ぎっくり腰の原因にも。世界から見ても日本国民の猫背の割合は世界でもトップクラスです。

また、背中が丸くならないように気をつけている人でも実は猫背予備軍だったりします。家でゆっくりしているとき、電車に揺られている間、ご飯を食べているときなど、いつもスマホが片手にある、なんて人は多いのではないでしょうか。

スマホを見るときは画面に目を近づけるため頭も同時に前に出て、姿勢はうつむき状態になりやすいもの。これでは肩や首に負担がかかり、あげく猫背になってしまうのは当たり前ですよね。スマホの登場で、日本人の猫背傾向はさらに加速化したのは言うまでもありません。

猫背人口がいくら増えても、猫背はデメリットだらけです。例えば、初対面で会ったときは、他に判断材料が無いがゆえに特に見た目で判断されすいので、猫背は最初の印象で120%損をします。

また、体調の面でも得する部分は1つもありません。ブサイクの始まりである猫背。今回は猫背を改善すると人生が好転する3つの理由をお伝えします。


日本は猫背天国。国民の約6〜7割が猫背

猫背は日本人特有のものではなく、全世界に猫背の人は存在しています。ですので、ちゃんと英語表記もあり、日本語の「猫背」を英語では「hunchback」や「stoop」などと表します。過労死を「karoshi」と表記するのとは違い、「nekoze」なんて表記はありません。

しかし、日本は世界のなかでも特に猫背文化です。街中を歩いていても、猫背の人を見つけるのなんて簡単なくらいです。自然科学雑誌「NOITER」に発表した米国のカリフォルニア州のDALA大学の教授によると、猫背は圧倒的にアジアに多く、特に日本は全世界の約60%にもあたるほど猫背の国民が多いといいます。

主な原因はまず、日本人が農耕民族だったこと。田植えや畑仕事、座布団など生活の中で腰を曲げる機会が多かった日本人は、現在良いとされている背筋を伸ばす姿勢とは真逆の生活スタイルであったことが歴史的・文化的背景からみても理解できるでしょう。また、日本人の食事のマナーである、食べるときは器を手に持つことや、うどんなどを前かがみになって食べるこのスタイルも猫背の原因になります。日本はスマホが登場するもっと前から歴史的に猫背になりやすい民族なのです。

猫背がもたらすデメリット

1.姿勢ブサイクをつくりだす原因に

猫背になると背中が曲がっている状態のために背中の筋肉だけでは頭(5〜6kgほどの重さ)を支えきれない状態になります。となると、首や肩周りの筋肉までも巻き込んで頭を支えるしかありません。この支え方をすることで、肩こりを感じやすくなるのです。

あなたは肩こりをただの肩の痛みなだけと思っていませんか?肩こりは顔周りの血流の悪さに繋がり、肌のくすみなどの原因に繋がります。また、猫背は頭が前に倒れている状態なので、首やデコルテの皮膚のたるみ、しわのもとに。肌のくすみやデコルテのしわ、加えて猫背なのですから、老けて見えてしまう可能性は大いにあります。

実際、全国の20〜50代の女性600名に行った姿勢に関するアンケートでは猫背の女性を「老けて見えると感じる」、「やや老けて見えると感じる」と答えた人は91%。猫背の老け印象の怖さを痛感しますよね。(参照元:株式会社ソシエ・ワールド「女性の姿勢に関する調査」

2.肉体的な悪影響

肉体的な影響としてはまず猫背により、首周りや脇の下のリンパの流れを滞らせてしまいます。リンパの流れが悪いと老廃物の排出がスムーズには行かなくなり、代謝も悪化、特に脇の下のリンパが滞るとむくみや冷えの原因になります。

また、肩こりや胴体が丸まることで内臓機能の低下にも繋がります。それだけではなく、猫背で背中に持続的な痛みが起こったり、姿勢の悪さによる気道の圧迫から呼吸が浅くなり疲れやすくなったり、ギックリ腰になりやすくなったりと身体の様々な部分に悪影響を及ぼします。

3.メンタルにも悪影響

気分が落ち込んだ時、やる気が出ない時、あなたは無意識に下を向いてはいませんか?逆に、「よ〜し、頑張るぞ」とやる気に満ち、意気込んだとき、あなたは決して下を向いてはいないはずです。猫背姿勢と感情は密接に関連しています。

そして、そのなかでも猫背はうつ病や自律神経失調症など、メンタル面にも影響すると言われています。勿論、うつ病や自律神経失調症の多くは複数の原因が複雑に絡み合って発症しているので、「猫背だからうつ病になる」とは言えません。しかし、猫背という姿勢の悪さによる血流が悪さは、ホルモンバランスの乱れを引き起こすことは事実であり、その乱れは心の落ち込みを招く引き金と言えるでしょう。

このままじゃヤバいと思ったら。目指そう、姿勢美人

1.背筋を伸ばして見た目の印象アップ

背筋がぴんと伸びている女性って格好良いですよね。姿勢が悪い女性より、姿勢が良い女性のほうが「デキる女」に見えるのは、オーラや、自信があるように見えて、それだけで美人に見えます。

背筋を伸ばすことはバストアップやヒップアップにも繋がるので、プロポーションも良くなります。正しい姿勢にしようと思うとお腹に力が入りますし、そのおかげでウエストまでくびれてみえるのです。特に猫背の人は、丸まった背中を伸ばしたり、固まった肩をほぐすために回したりと今まで使っていなかった筋肉を刺激するので、新陳代謝が改善され、脂肪が燃えやすくなりますよ。ちなみに、体温が1度上がると、基礎代謝は13〜15%アップします。代謝が上がると痩せやすい身体にもなるので、嬉しい限りですよね。

また、良い姿勢を取ることで血流やリンパの流れが改善し、悪い姿勢でいるときに滞っていた老廃物や余計な水分、毒素が流されやすくなり、頑固なむくみやセルライトをも解消します。となると、当然、お肌も新陳代謝もアップ。くすみで悩んでいた肌も、女性にとって嬉しい、化粧乗りの良いツヤツヤな肌に生まれ変わりやすくなります。

また、血流の改善は内臓の動きも活発化するために体温も上がります。ですので、女性の大敵である冷え防止にも効果的です。

2.精神面

正しい姿勢は人をポジティブにさせます。心理学的にも、胸を張って上を向くことは気持ちが前向きになりやすく、ポジティブな自分に変える簡単な方法だとされています。だからこそ、猫背の改善は精神面にとても良い影響を与えるのです。

また、科学的にも猫背で前かがみの状態よりも胸を張り、背筋を伸ばした姿勢の方が痛みやストレスに耐える力が強いことが分かっています。理由は男性のホルモン「テストステロン」の増加です。胸を張った姿勢を取るとそのホルモンの値が上昇するため、自信とポジティブさの両方を得られます。調子の良い人ほど姿勢が良いのはそのためです。「心の弱さを姿勢で鍛える」のです。

3.健康面

姿勢が良くなることで、上記の猫背がもたらすデメリットにあげた身体的不調のリスクの軽減させることが出来ます。それだけでなく、便秘解消にも効果的。

例えば、わざと背中を丸めるように前かがみになってみてください。お腹が圧迫されたように感じて、とても苦しくありませんか?猫背は臓器の中でも特に小腸や大腸を圧迫しており、猫背の改善は小腸や大腸を自由にさせてあげるようなものです。腸の圧迫を解消することは便をスムーズに流すことに繋がるので、便秘解消になるのです。

さらに姿勢が良くなることで関節の伸びが良くなり、可動域が広がります。そのため柔軟性もアップし、肉離れや怪我の予防にもなります。

最後に

猫背は万病の元と言われ、老化を早める原因とも言われています。しかし、その危険性を理解している人は少ないのが現実でしょう。たとえ長年の頑固な猫背だとしても、猫背は決して諦めなければならないものではありません。

あなたの若さと魅力を奪う猫背は放っておくだけ損ですよ。今すぐ改善させて、姿勢ブサイクから卒業しましょう。

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