新しいことを始めたは良いものの、「すぐに内部の人と打ち解けることができない。」「なかなか続ける習慣が身に付かない。」という方は多いのではないでしょうか。
大学では、サークル・ゼミ・ボランティア・アルバイト・学生団体・インターンシップ・ビジネススクール…様々な活動を始める方がいますが、最初は緊張して見知らぬ人と仲良くなるには時間のかかるものです。すると、そういった環境に馴染めずに苦労してしまうことがあると思いますが、大抵は”慣れ”で克服できます。
数をこなすことで人間関係の構築には慣れてきますが、初対面の人と話すのはそれでも緊張してしまうのは仕方ありません。今回は、その初めて人と会う所からその場に慣れるにはどうすれば良いのかを考えていきます。
新しいことを始める時に挫折しないための5のコツ
1.目的意識を明確にする
今の行動が何故・何のために必要なのかを明確にすることで、行動の必然性を認識することができます。恐らく、新しいことを始めようと思った時は何かしらの目的や理由があるはずなので、それを常に頭の片隅に置いておきましょう。
現在の点と少し先の未来の点を繋げることを意識すれば、今の行動が過程でしかないことが分かります。その過程を越えなければ先へ進めないと分かれば「やらないとなぁ。」と少し面倒に感じた時も気持ち的に前向きに考えて行動することができます。
ただ何となくで始めたことほど続きにくいです。目的意識を持って、最初はダメでも続けることで成長することができます。
2.友人を作る
いざ新しいことを始めようと思って行動しても、一人だけで行動すると意外と続かないことが多いです。また、周りに人がいる中で一人は単純に辛いです。なので、気軽に話し合える知り合いを作るのが新しいことを始める時のセオリーとしてありますが、慣れていないとそう簡単にはいかないことが多いです。
ただ、知り合いを作る方法はこの2つだけ
- 自分から人に話しかけるか
- 人に話しかけてもらうか
人から話しかけてもらいやすくすることも大切ですが、それだけでは運任せの人間付き合いになります。また、話しかけてもらうのを待っている人は、悪意のある人間からするとカモになります。どのような環境にも対応できるようにするためには自分から人に話しかけることが必要であり、話しかける力を身につけましょう。
最も簡単に人と仲良くなる方法は、お互いの共通点を見つけて話することです。出身が一緒とか、やってたスポーツが一緒とか、好きなマンガの話でも構いません。
3.目標を見える化する
先ほど目的意識を持つことが大切だと言いましたが、その先の目標を設定することも大切です。目標がなければ目的がどれだけ達成されているのかが分かりません。例えば資格の勉強がしたいなら、「何を?」「いつまでに?」「どれだけ進めるのか?」をステップに分けて明確にしましょう。
また、目標を立てる際には最初は小さな目標を設定して、そこから目標を達成する癖をつけること・行動の習慣化を行うと良いです。小さな目標を立てて目標の最適化を行っていけば、大きな目標を立てて上手くいかない精神的なストレスを軽減できます。
目標はなるべく高く設定しましょう。「それは無理でしょ。」と言われるくらいが調度いいです。
4.最初は我慢する
新しいことを始める時には不慣れな環境に身をおくことになるので、不安や不満など居心地の悪さを感じるのは人間の性質上仕方のないことです。しかし、いつまでも自分にとって楽な環境にしか身を置かないのでは成長することはできません。
何を始めるにしても、最初は上手くいかないことばかりで精神的にめちゃくちゃ疲れるし、三日坊主になることもあります。趣味の活動であればそのままやめて好きなことだけすれば良いですが、仕事やスキルアップのためなど、やらなければならない活動であれば少し我慢して続けることも必要です。
何事も最初が肝心と良く言いますが、一番辛いのは最初の数ヶ月〜1年ほどです。それを乗り越えれば、段々と楽になってきてステップアップしていくことが可能です。
5.習慣化させる
新しいことを始める時には、歯磨きのように無意識の領域で行動を習慣化させることがひとまずの目標です。行動心理学上ではインキュベートの法則というものがあるのですが、これによると『行動は21日で習慣化される』ということが統計的に現れているそうです。
習慣化までは平均で66日かかるという話もありますが、とりあえずこのインキュベートの法則を活用して21日を続けられなければ話になりません。何としてでも21日を続けることを目標して誰かと我慢して一緒に続けることができれば何を始めるにしても応用できるはずです。
21日毎日続けるのは難しいこともあるので、途中で止まってしまっても、諦めずに再開すること。
まとめ
新しく何かを始めた時は誰しもが居心地の悪さを感じて、習慣化させるのに苦労するのは当たり前です。なので、必要だと思ったことには自ら進んで辞めづらい環境を作り、とにかく続けることが大切です。
しかし、やる意味がないと感じた時にはやめるべきです。無理に続ける必要はあまりせん。習慣化させるとやる意味がない行動も無意識にやってしまいます。サークル活動はその典型例で意識せずとも続けることができてしまっているはずです。
ネットビジネスやマルチビジネスを始めると、中の人と仲が良いから辞められないという話も良く聞きます。日本人は特に仲間意識が強いため、一度環境に長居してしまうと辞めようにも辞められなくなる傾向にあります。なので、環境選びには気をつけなければなりません。
新しいことは何を基準に選ぶのか
新しく何かを始める際には、それが単なる趣味で終わる活動でないのなら、興味を持ったことややりたいことだけをやっていればいいと思います。趣味に関しても生産性などは考えても良いですが、考えすぎるのは良くないです。
しかし、自らの成長を考えている場合は
- これからの社会に必要とされているのか
- ビジネスの現場で役に立つのか
- 自分が本当にやりたい活動に繋がっているのか
を考えていくことも大切です。
もしそれらを踏まえた上で必要でないと感じるならばやる必要はありません。自己成長のための活動であるほど論理的かつシビアに考えていくことが望ましいです。金銭的・時間的リスクのかかるものほど違和感は可能な限り解消してから始めましょう。
真剣に新しいことを目的意識を持って始める時には「なんとなく。」で行動していくのはとてもリスキーです。自らの意思で視野を広げて様々な視点から本質的に考えていくことが大切です。新しい活動を始める時にはぜひ参考にしてください。