学生全般に言えることだけれど、スマホ依存の大学生が多い。
では、大学生はどれくらいスマホを利用しているのでしょうか。また、スマホ依存になるとどのような危険があるのでしょうか。
今回は、各種統計データを元に大学生のスマホ事情について探っていきます。
- 大学生はどれくらいスマホを利用しているの?
- スマホを利用する用途は何がある?
- 私はスマホ依存なの?
大学生のスマホ事情
なんと大学生は毎日3時間近くスマホを利用している
大学生のスマホ利用時間
年代・性別 | 1日のスマートフォン利用時間 |
---|---|
男子学生 | 152.3分 |
女子学生 | 177.8分 |
参考:第50回学生生活実態調査の概要報告|全国大学生活協同組合連合会
大学生の多くが1日3時間近くスマホを利用しています。意外にも平均時間は女子177.8分に対して男子152.2分と、女子が男子を25.6分上回っていました。
1日2.5時間利用するということは月75時間、年900時間、4年で3,600時間利用するわけなので、どのような活用をしていくかはじっくり考えるべきです。
英語をマスターするのには2,000時間必要という話があるくらいなので、活用の仕方によっては価値あるスキルを身につけることができます。
1時間〜3時間の間利用している大学生が39.0%
■1日にスマホを平均何時間ぐらい使ってますか?
1日のスマートフォン利用時間 | 割合 |
---|---|
1位 | 1時間以上2時間未満(21.6%) |
2位 | 2時間以上3時間未満(17.4%) |
3位 | 3時間以上4時間未満(14.2%) |
4位 | 30分以上1時間未満(10.4%) |
5位 | 4時間以上5時間未満(8.7%) |
参考:【学窓総研】スマホ依存に注意! 大学生の一日のスマホ利用、最多は1~2時間|マイナビ学生の窓口
日本学生支援機構の平成26年度学生生活調査では大学生の73.0%が大学の授業の予習・復習などに費やす時間が5時間以下(1週間で)なので、ほんの少しで良いからスマホに費やす時間を学業に充てれば単位を落とすことは激減するでしょう。
スマホの利用時間を減らして学習時間に充てるのは、大学生にとっては大きな命題ではないかと思います。
スマホは多機能で利用の目的もいろいろ
スマホの利用目的は?
スマホの利用目的 | 割合 |
---|---|
メール | 94.3% |
電話・チャット | 93.9% |
テレビ電話・ウェブ電話 | 39.3% |
調べもの・情報収集 | 93.7% |
コミュニテイサイトへの参加 | 91.1% |
ショッピング・オークション・オンライン予約 | 69.6% |
バンキングサービス | 35.4% |
スケジュール管理 | 56.9% |
地図・位置情報 | 81.2% |
写真撮影 | 90.6% |
映像鑑賞・市長 | 81.3% |
動画・画像編集・管理・ダウンロード | 53.2% |
音楽鑑賞 | 73.3% |
音楽編集・管理・ダウンロード | 45.4% |
ゲーム | 70.1% |
電子書籍の閲読 | 42.7% |
他エンタメ | 94.3% |
検証・クーポン利用 | 43.7% |
参考:大学生の実態調査2016」|就職みらい研究所
スマホは多機能で1台あればあらゆる活動ができてしまいます。この利便性があるおかげで毎日何時間もスマホに費やすことができてしまいます。
何となくスマホを使っているといくらでも時間を使えます。大事な活動とそうでないものを決めておく必要性がありそうです。
スマホ依存はどこから?
実用日本語表現辞典によると、スマホ依存症とは以下を意味します。
スマートフォンを常に操作していないと気が済まなくなることを意味する語。中には食事中、風呂、トイレなどでもスマートフォンが手放せなくなる人もいるという。特に、SNSやオンラインゲームなどが原因として挙げられることが多い。|実用日本語表現辞典
要は、四六時中スマホが気になって利用してしまう人のことを指しますが、1日3時間も利用しているのであればかなりスマホに偏った生活をしていると考えられます。
そこで、Doctors Meというサイトに「スマホ依存度」チェックというものがあったので、ぜひこれでどの程度あなたがスマホ依存かチェックしてみてください。
あなたのスマホ依存度を要CHECK↓↓
20代の4人に3人はスマホ依存を自覚
年代 | スマホ依存を自覚している割合 |
---|---|
10代 | 73.0% |
20代 | 77.3% |
30代 | 78.2% |
参考:10~30代の2割以上がスマホに「かなり依存している」と自覚している|MMD研究所
MMD研究所の10~30代の2割以上がスマホに「かなり依存している」と自覚しているによると、20代の77.3%(4人に3人)はスマホ依存であると自覚しています。
もはやスマホ依存であることを問題視するのではなく、スマホの活用方法と生じる弊害を解消していくことに注力すべきですね。
スマホ依存の危険性
スマホ依存になると以下の弊害が発生します。
- 依存症状、禁断症状
- うつ病やパニック障害
- 肩こり、頭痛、血行不良
- ストレートネック
- 不眠症
- 視力低下
- 小指の変形
参考:急増するスマホ依存症が与える7つの健康被害|楽天
スマホを利用していく際にはこうした精神・身体的問題に関しては、意識しなければなりません。
例えスマホが便利だとしても、それを利用することで健康でいられなくなったら元も子もないですから…
因みに、スマホを利用しすぎると、このように↓小指が変形するかもしれません。(テキスト・サム損傷と言います。)
あなたはまだ大丈夫ですか?
まとめ
スマホが便利であることは皆がわかっていることですが、どのように活用するかは真剣に考えなければなりません。
いつも何となくスマホを利用してLINEやSNSの情報をチェックし、それでも暇になったらゲームをし、飽きたらまた別のアプリを開いて…なんてサイクルになってはいないでしょうか?
スマホに費やしている時間は、他のことにも費やすことのできる時間です。好ましいスマホの通知が来るとドーパミンが発生して快感を得ることができますが、依存的にもなりやすいです。
スマホを賢く活用しましょう。