大学生のサークル事情|何割が加入するの?人気のサークルは何?

大学生のサークル事情|何割が加入するの?人気のサークルは何?

新入生が入学する頃にはサークルの勧誘で賑わい出す大学。

壁一面にはサークルのポスターが貼られ、たくさんのチラシをもらい、新入生は「どのサークルに入ろうか」と胸を躍らせます。

ところで、どれくらいの大学生がサークルに所属しているのでしょうか。

今回は、様々なデータをもとに大学生のサークル事情を分析していきます。


サークル加入率

大学1年生の5人に4人以上はサークルに加入している

大学生のサークル加入状況

  • 1年生:82.8%
  • 大学生全体:70.5%
  • 19歳〜23歳の3人に1人は大学のサークルに加入している
データからの考察
大学1年次にとりあえずサークルに加入し、そこから徐々にアルバイトや他の活動に精を出す人が出てくると考えられるので、大学1年次時点でのサークル加入率が最も高いと考えられます。サークルにアプローチできれば、19歳〜23歳へのマーケティングはしやすそうですね。

参考:電通報『「団体人格」をマッチングする。~大学サークルと企業のビジネスクリエーション~

サークルの加入率は年々増加している

大学生のサークル加入状況の推移

  • 2002年:56.2%
  • 2004年:58.3%
  • 2006年:62.2%
  • 2008年:63.3%
  • 2010年:65.0%
  • 2012年:69.2%
  • 2014年:70.5%
データからの考察
大学生のサークル加入率は年々上昇傾向にあり、今の大学生にとってはサークルに加入することは当たり前になってきています。携帯やスマホの普及とは関係なく順調に増加しているのが面白いですね。

参考:電通報『「団体人格」をマッチングする。~大学サークルと企業のビジネスクリエーション~

90.6%の大学生がサークル等に所属

あなたは、サークル・部活に所属していますか?

  • 学内サークル:55%
  • インカレ:10.1%
  • 部活:32.2%
  • 学生団体:8.7%
  • 所属していない:9.4%
データからの考察
大学生の90.6%がサークル・部活・インカレ・ 学生団体といった大学生が中心となって運営している団体に加入しています。学生間の結びつきは強いですが、社会との繋がりは広くないように見えます。

参考:eole『大学生の5割は交友関係が広くなることをサークルのメリットと感じている

サークルを3つ以上掛け持ちするのはレアケース

いくつのサークルに所属してる?

  • 1つ:65%
  • 2つ:30%
  • 3つ以上:5%
データからの考察
サークルの掛け持ちをしている人もいますが、3つ以上のサークルを掛け持ちするしている大学生はかなり少数なようです。3つ以上のサークルに顔を出していると、授業にバイト、サークル活動だけで相当忙しそうですね。

参考:電通報『「団体人格」をマッチングする。~大学サークルと企業のビジネスクリエーション~

サークルの重要性とそれ以外の活動

一応勉強が一番大事

大学生活の重要点

  • 勉強第一:27.4%
  • サークル第一:15.4%
  • 豊かな人間関係:12.3%
データからの考察
サークル活動を重要視している学生は7人に1人程度います。大学生は授業の自習等をほとんどしませんが、サークルよりも勉強の方を重要視している学生の方が多いことが分かります。勉強よりも単位が重要ということだと思います。

参考:電通報『「団体人格」をマッチングする。~大学サークルと企業のビジネスクリエーション~

サークル以外では学びよりも娯楽が大事

サークル・部活以外にあなたが、今一番熱中していることはなんですか?

  • 1位:趣味・習い事:17.0%
  • 2位:アルバイト:16.3%
  • 3位:友達と遊ぶ:16.2%
  • 4位:恋愛:14.8%
  • 5位:勉強:8.1%
  • 6位:ゲーム:5.9%
  • 7位:インターン:3.1%
  • 8位:ボランティア活動:3.0%
  • 特になし:12.6%
データからの考察
このデータを学びと娯楽で分類すると、学び(趣味・習いごと+勉強+インターン+ボランティア活動)は31.2%、娯楽(友達と遊ぶ+恋愛+ゲーム)は36.9%となります。全体としては学びのある活動よりも娯楽に時間を割いている学生が多いようです。

参考:eole『大学生の5割は交友関係が広くなることをサークルのメリットと感じている

サークルに入る一番のメリットは人間関係構築

あなたが、サークル・部活に入るとしたら一番のメリットはなんだと思いますか?

  • 交友関係が広くなる:47.5%
  • 友達や恋人ができる:16.1%
  • 先輩、後輩関係を築ける:10.1%
  • 就職活動に有利:5.4%
  • コミュニケーション能力がつく:5.4%
  • 忍耐力がつく:4.7%
  • メリットを感じたことがない:3.4%
データからの考察
大学生がサークルに入る一番のメリットは友人・知人が増えることのようです。同じ教室で講義を受けているだけでは関係を深めることにはあまりならないので、サークルは人間関係の構築をするのに有益な場と考えられます。

参考:eole『大学生の5割は交友関係が広くなることをサークルのメリットと感じている

人気のサークル・部活ランキング

一番人気は何故かテニスサークル

人気のサークル・部活ランキング

  • 1位:テニス(8.7%)
  • 2位:軽音楽(6.6%)
  • 3位:サッカー(4.7%)
  • 4位:バスケットボール(3.6%)
  • 5位:野球(3.6%)
データからの考察
大学生に最も人気のサークルはテニスサークルです。テニスを経験したことのある人口はサッカー・バスケットボール・野球に比べて圧倒的に少ないにも関わらず、大学生にとっては不思議と1位に輝いています。どれだけの人がテニスをしているかは分かりませんが…

参考:スタディサプリ『大学生に人気のサークル&部活ランキング <大学生実態調査>

まとめ

大学には様々なサークルがあります。みんなが入っているからという理由でなんとなくサークルを選んでしまいがちですが、どこを選ぶかによって大学生活は大きく変わってきます。

サークル選びでは、一度入ったサークルを続けなければならないと考えるのではなく、もし活動内容等に違和感があるなら柔軟に他のサークルを見ていきましょう。

また、学生主体の団体に所属するだけではなく、社会人の活動しているサークルや勉強会なども選択肢として入れてみるのも良いかもしれません。

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