自分の感覚に正直になれていますか? 毎日同じことを繰り返していたり、自分の意見をないがしろにして他人任せに行動していると、感性はどんどん衰えていってしまいます。
- もしかしたら自分は間違っているかもしれないと思う
- 相手に簡単に説得されてしまう
- 自分の感性を信じることができない
こんな不安から周囲の雰囲気に簡単に流されてしまったりしてないでしょうか。
今回は、感性を磨く時に大事にしたい感覚をまとめてみました。もし「最近、新しいことなくてつまらないな。」とか「クリエイティブな感性を磨いていきたいな。」と思ったら、この後紹介する5つの感覚を大事にして行動に移してみてください。
若いうちに恋愛やギャンブルなどに熱中し過ぎると、大切な経験やスキルがずっと身にならないことがあります。できたら、社会的に価値ある目標を見つけて突き進んでいきましょう。
感性を磨くために大事にしたい5つの感覚
1.好奇心
人の好奇心はチャンスを呼び込みます。情報社会においては選べる行動の選択肢は無数にあり、その中から何を選ぶのかは好奇心が最初のキッカケになるもの。人は興味のないものを見ようとはしないので、まず興味を持つことは大切なことです。
「思い立った日が吉日」とは良く言われますが、始めようと思えること自体が非常に価値のあることとして捉えることができます。この世のほとんどのものは、そもそも始めようとなんて思いません。
なので、好奇心の幅が広いほど選択肢の幅も広がります。多くのことに興味を持ち、視野を広げ、その時々の自分に合った最高の行動をとっていくことができれば幸福度の高い生活を送れると思います。
知ったかぶりは好奇心の天敵です。世の中の出来事を自分の価値観に当てはめるのではなく、多様な価値観を知ることで自分の世界を広げていくことが大切です。
2.執着心
執着するものを持つことは将来の自分のキャリアを確立する上で必要になってきます。何にこだわりを持って生きていくのかがあると、将来のライフスタイルや仕事や今すべきことが見えてきます。
「根拠のない自信」を持っている人はこの執着心がとても強いです。何を手放しても得ようとするものがあって、求める結果に対して執着して時間を費やしていけばたいていのことは成し遂げられます。
何事も1万時間かけるとプロレベルまで能力が引き上がるという「1万時間の法則」というのがあるのですが、何かに1万時間以上も執着しようと思えるものがあると良いですね。
一人の異性に執着してストーカー行為を繰り返すような、歪んだ執着心は抱かないように気をつけましょう(笑)
3.柔軟性
時間の経過によって世の中は大きく変わっていきます。なので、以前考えていたことが実現できなくなってしまったり、必要とされなくなることは良くあります。
例えば、甲子園に選手として出場しようとしても高校を卒業したら実現できませんし、ガラケーの時代にしか成り立たないようなビジネスを今更やっても中々成果がでないと思います。
何かに執着して夢や目標を実現しようとしても、社会の変化によって実現できなくなることは否応にしてあります。
そんな時は柔軟に夢や目標を再設定して逆境をチャンスに変えていくことが必要です。「甲子園に出場できなかったら、大学野球で全国優勝しよう。」「スマホの時代が来たからチャンスだ!新しいビジネスを始めよう。」こんな感じに考えることができれば良いですね。
物事は考え方次第で善くも悪くも捉えることができます。バランス良く柔軟に物事を考えることができれば、絶望や不安や危機感に襲われたとしても、その逆境をチャンスに変えることができます。
内定もらえなかったから人生終わりなのか? と言われてもそんなことはありません。むしろ、1年間プラスに時間的猶予をもらえたことはチャンスにも変えられます。大学受験に失敗して留年した人が「受験に失敗したおかげで、辛かったけど人生を考える良い期間になった。」と言ってるのは良く聞いたりしますよね。
就活に失敗するのも、退職しちゃうのも、リストラに遭うのも、失恋するのも、実はチャンスかもしれません。
世界は自分の思った通りに動いてくれるわけではありません。思った通りにいった時よりも、思いがけない方向に物事が進んだ時の対応の方が圧倒的に大切です。
4.楽観主義
「失敗したから人生もう終わりだ。」「三度目の正直すら成功しなかったからもう何をやってもダメだ。」このように「もう無理だ。」と思って行動をしなくなった瞬間にチャンスはなくなっていきます。
「失敗しても最期はうまくいく。」と楽観的に物事を捉えていきましょう。人生は失敗の連続なのは誰しも同じです。その失敗が多い人ほど、大きい人ほど多くの経験を得ています。
経験から学ぶことができれば経験を積めば積むほど成長できます。成功者のほとんどは誰よりも失敗したからこそ成功しています。失敗は成功の原点です。
「失敗しても試行錯誤して行動し続ければいつかは成功する。」失敗を重んじる偉人達の言葉は無数にありまが、こんなのは当たり前です。間違いは素直に認めて、くじけず前に進みましょう。
ただし、批判すべき楽観主義もあります。何も行動せずに「何とかなる。」と考えていることです。行動の伴わない楽観主義は、ただの現実逃避です。誰よりも問題解決のために頭をフル回転させて行動する楽観主義者になりましょう。
5.リスクテイキング
失敗することなしに成功することなどあり得ません。成功体験にはそれ以上に失敗体験があります。なので、失敗することを恐れていては何も大成することはありません。
確かに失敗は恥ずかしいものかもしれません。
正解率99%の一般常識問題を間違えるくらい簡単なものを失敗するのは恥ずかしいことです。とても恥ずかしいし、悔しい。しかし、その失敗を糧に成長する機会を得れるのは失敗した人だけです。人前で失敗するのは極力避けたいというのは誰しもが同じはずです。
リスクには、様々なものがあると思います。
- 金銭的リスク
- 時間的リスク
- 精神的リスク
- 人間関係のリスク…
ですが、リスクを犯さずには何も成し遂げることはできません。
ビル・ゲイツのように成功して世界一のお金持ちになりたいと思う人は少ないと思いますが、死ぬ時に後悔するような人生を送りたくないと思うのは共通のものだと思います。
後悔しない人生を歩むための失敗なら、たくさん失敗して良いはず。それでも失敗が恥ずかしいなら、いかに失敗しないのかではなく、どうすれば恥ずかしくない失敗ができるかを考えるべきです。
とはいえ、周りの人も皆失敗しまくっています。何でもできるように見える人は、見えない所で無数の失敗を繰り返してきたはず。質問してみると、「えっ、そんな恥ずかしい思いしてたんですか!?」と驚くような話が聞けたりします。
失敗すればするほど、失敗しやすくなります。残念なことに、最初に待ち受けているのがラスボスなんです。失敗に慣れていない頃が一番大変だし、精神的にもやられます。でも、ラスボスさえ倒せれば、後は非常に楽になります。「何事も最初が肝心」とはまさにこのことですね。
まとめ
今回は、『クリエイティブな感性を磨くの時に大切にしたい5つの感覚』ということで、これらを挙げてみました。
- 好奇心
- 執着心
- 柔軟性
- 楽観主義
- リスクテイキング
内容は心の持ち方についてになりましたが、あんまり周囲に縛られているとこういった感覚は忘れがちになってしまうのではないかと思います。
好奇心がなければ何も始まりませんし、執着心がなければ何も続きません。柔軟性がなければ環境の変化に対応できないし、楽観的に考えられなければ思い通りにいかなかった時に絶望します。それに、リスクをとらなければ、成長しません。
また、それぞれのバランスも非常に大切です。
好奇心が強すぎると何も大成しないし、執着心が強すぎて周りが見えなくなったりどうしても無理な状況になった時に絶望してしまいます。柔軟性がありすぎるとリスクから逃げがちになりますし、楽観的すぎて何も考えないでいると一生失敗だけで終わるかもしれません。リスクを取りすぎると人生が破綻します。
- プライドが高くて失敗を恐れている
- 周囲の反対意見が怖い
- 理性で感情を抑え過ぎてしまっている
このようなこともあるかもしれませんが、そんな時は今回の記事の内容をぜひ思い出していただけたらと思います。社会のレールに従ったつまらない人生を歩むのではなく、自らの感覚を大事にしてクリエイティブに、自分だけの人生を歩んでいきましょう。
*この記事は『持っておきたい!大学生に必要な4つの左脳スキルまとめ』と合わせて読むことをオススメしています。
感性というのは、周囲の環境に左右されやすく間違いやすいものでもあります。特に情報で溢れた複雑な社会では、ただ感性に従って突き進むのは良くありません。より良い道を見つけるためにも質の高い情報を収集して論理的な決断を行うことも大切です。感性と理屈のバランス感覚を持ちましょう。