大学生になると、麻雀が好きになる。
そういうものだと思ってましたが、最近では麻雀をする大学生はかなり減ってきているようです。
こんなデータがありました。
『■あなたは麻雀のルールを知っていますか?
知っている 107人(26.2%)
知らない 301人(73.8%)』現役大学生に聞いた、麻雀のルールって知ってる? 7割以上は知らない「相手がいない」「博打はイヤ」|livedoor NEWS
母数少な過ぎますが、「知らない」が「知ってる」を圧倒的に突き放していることから、麻雀を知らない大学生が多くなっているのかなと思います。
それにしても4人に3人が麻雀のルールを知らないなんて…(愕然)
この記事の目次
なぜ麻雀をやりたがらないのか?
今の大学生が麻雀をやらない3大理由はこれです。
- ルールが難しそう
- 賭け事をやりたくない
- やる機会がない
ルールが難しそうってのはただの食わず嫌いなので、麻雀アニメを観たりすれば興味を持つのではないかと思います。
ただ、麻雀はヤンキーみたいなガラの悪い人たちが集まってお金をかけてるイメージもあるので、取っ付きにくい面もありますね。(タバコ吸ってる人の割合が多いのが個人的には嫌い。)
今はスマホで暇つぶしできたり、色んなゲームがありますが、昔は麻雀くらいしかやることないといっても過言ではありませんでした。要は、昔の人間の娯楽に成り下がっているわけですね。
というわけで、学生の麻雀人口が減るのは納得。とはいえ、それはちょっと勿体ないなと思います。
というのも、麻雀をやることによって、ビジネスの現場で役立つ感覚が結構学べるからです。
麻雀をするとビジネススキルが身につく
大学生が麻雀をやるメリットを箇条書きします。
- 状況判断力が身につく
- いざという時の決断力が身につく
- リスクを取ることが学べる
- 我慢することの大切さを学べる
- 勝負強さが身につく
- 人生が学べる
このように麻雀は、ソシャゲなんかよりも実社会で本当に役立つスキルが学べます。しかも、遊びながら学べるというのだから、なんとも嬉しいものですよね。これは嘘じゃないです。
サイバーエージェント創業者の藤田晋さんは、学生時代に雀荘に通って起業して成功するためのマインドを学んだらしいです。AbemaTVのような事業に打って出ることができるのは麻雀で学んだ決断力が役に立っているのかもしれません。
ホリエモンもギャンブル好きで麻雀もやるようです。麻雀をすれば事業が上手くいってると話が直結するわけではありませんが、少なからず影響は与えているのではないかと思います。
麻雀をしていると、「ここでリスクをとって勝ちを狙いにいくか、それとも安全牌を捨てて勝負を降りるか」の決断を頻繁に迫られます。
これは事業運営において、「ここで資金を投入してマーケットシェアの奪いにいくか、それとも今は別の事業に力を入れていくべきか」といった状況によく似ています。(麻雀を知ってる人は納得な話。)
リスクを取らなければビジネスで勝つことはできないのと同じように、麻雀もリスクを取らなければ勝つことはできません。また、時の運にも左右される点など、実際の経営判断と似た状況を味わえます。
Twitterを見てみても、麻雀やってる人は少ない
大学のサークルに入ったら麻雀は避けて通れないのかなって思ってたけどそういうサークルじゃなかったし結局麻雀わからないままだ
— IoN (@cation04) 2016, 2月 17
結局この大学生活麻雀全くしなかったな
— メジロ・小林・小豆 (@mejiroazuki) 2016, 2月 13
大学入ってから麻雀できる大学生に殆ど遭遇してないし麻雀はコミュニケーションツールとは何だったのか
— あオ (@aoblueoa) 2016, 2月 13
もちろんハマってる学生もいる
大学生が大学に行かなくなる理由TOP3に麻雀が入る理由がなんとなくわかった気がする
— やくも (@iunarihs555) 2016, 2月 11
いま僕の大学のサークルは麻雀の合宿に行ってます。
ハブられ者の僕は行きません。— ぽいぽい教徒@天鳳 (@piromon4649) 2016, 2月 11
大学の寮に入る理系大学生の半分以上は必修科目に麻雀とポケモンが加えられる
— ぶるーしゃん (@REDsss4) 2016, 2月 8
大学時代に麻雀にハマる危険性
麻雀は「徹マン(徹夜麻雀)」することがほとんどで、深夜から明け方まで遊ぶことになります。
すると、昼夜逆転し、大学の授業に欠席がちになり、単位が危うくなります。麻雀によって単位を落とす人は結構いるようです。
また、違法ですが、ギャンブルとしてお金をかけて勝負すると思います。
刑事告発される可能性は極めて低いですが、ハマってしまうと生活資金がなくなることや、人間関係のトラブルにも発展することがあります。
生活習慣が乱れて、留年して、借金を抱えて、路頭に迷うのが麻雀廃人学生の成れの果ての姿です。
麻雀は人間関係構築に役立つ
大学生が麻雀をやろうと思った場合、大学生同士の相手はなかなか見つかりません。
そこで雀荘に通うことになると思いますが、雀荘には様々な社会人が集まります。
不動産関係の営業担当や銀行員、商社マン、公務員、経営者など、本当に様々です。(場所によって人の属性はかなり変わってくると思いますが。)
麻雀をしていると必然的に仕事やプライペートについて様々なことを話すことにもなるので、そうした社会人との出会いは大学生にとって非常に価値のあるものになります。
スマホゲームはルールを覚えるのに使う
スマホの麻雀ゲームをやる人もいると思いますが、スマホでぽちぽちやっていても得られるものはほとんどありません。リアルの場での対人勝負であるからこその緊張感があるので、ゲームで満足しないように。
【ゲームで強い=リアルでも強い】という構図は必ずしも成り立たないので、ゲームで勝てるようになったら麻雀の打てる友人や、雀荘で社会人と勝負してみると面白いと思います。
やるとしても、賭け事はほどほどに…
雀荘に行って手だれの社会人と勝負するのであれば、自己責任でいくら賭けても良いですが、友人同士の麻雀は半チャンで万単位のお金が動くような勝負はやめた方が良いです。
お金に大きな余裕がある者同士なら問題ありませんが、場合によっては人間関係が崩壊することになります。
特に、奨学金で大学に通って毎月の仕送りを宛にした生活を送ってるなら、遊ぶ金は自分で働いて稼いだ金を使うようにしてください。
賭け事して生活できなくなったとかいう話は滑稽過ぎるので、気をつけるように。