大学生のうちに身につけるべきスキルを既にお持ちですか?
大学生活を社会に出る前の準備期間だという考え方をするなら、大学生といえど社会に出る前にやっておくべきことは山ほどあります。その中でも今回は、大学生のうちに最低限身につけておきたいビジネスの現場で役に立つスキルを紹介します。
それぞれのスキルを最低限使えるレベルまで引き上げることができると、社会に出た時に大学生での経験が役に立ちます。実際に社会人の話も聞いた上でのスキルとなるのでぜひ参考にしてみてください。
- 大学生のうちに身につけるべきスキル
- 大学生活を過ごす上でのポイント
大学生が社会に出る前に最低限身につけたい13のスキル
ひとまず一覧にまとめておきます。今の自分がどのレベルのスキルを持っているかぜひ考えてみてください。
- コミュニケーション力
- マーケティング
- プレゼンテーション力
- 企画力
- 情報収集力
- 情報整理力
- 論理的思考力
- 本質的思考力
- 目標設定
- セルフマネジメント
- 自己分析力
- 問題発見力
- 問題解決力
これらのスキルは社会に出てから身につければ良いと思うかもしれませんが、実は違います。こういったスキルを持つ人が希望する会社に就職でき、成果を出していくのです。
1.コミュニケーション力
企業が就活生に求める能力で常に上位に入るのが、このコミュニケーション力です。仕事は人のコミュニケーションの間で生まれます。身近な学生間のコミュニケーションだけでなく、社会人との繋がりも意識し良い人間関係を築けるコミュニケーション能力を身につけましょう。
勘違いしがちですが、ビジネスの現場でのコミュニケーション力は、ただ誰とでも気軽にたくさん話せる能力ではありません。「人との良い人間関係を築く能力」です。おしゃべりな人=コミュ力があるという認識は間違いです。
2.マーケティング
ここでいうマーケティングは「市場が何を求めているのはを知ること」とします。人や企業がどのようなことに問題を抱えていて何を求めているのかを知るスキルは社会で重宝されます。このスキルの高さによってアクションプランの質が変わってきます。
人とのコミュニケーションの中で相手のニーズやウォンツを知るなどのマーケティングのスキルがあれば、ビジネスの現場はもちろん、私生活でも非常に応用の効くスキルになります。人の求めているものや欲しているものを知る力がなさ過ぎると見当違いの的外れな行動をしてしまうので抑えておきましょう。
3.プレゼンテーション力
「伝えるから伝わるへ。」とは良く言われることですが、自らの伝えたいことはきちんと人に伝える技術は就職活動でも役立ちますし、言ってしまえば、どこにいても役に立ちます。
思っていることを相手に伝わるように伝えるのは意外と難しいことです。相手に伝えたいことを伝えられないのであれば、生産的なコミュニケーションもとれませんし議論以前の話になってしまうので、最低限のプレゼン力は高めていきましょう。
4.企画力
事業において最も難しいのはゼロからイチを生み出すことですが、イベントなどの企画を行うことで小さくですがゼロイチの大変さややりがいを感じることができます。小さくでもゼロイチを生み出すスキルはぜひ身につけておくと良いです。
企画は企業活動の核となる活動です。社会に出て全くのゼロから学ぶのではなく、企画を自ら生み出す経験をしていきましょう。
5.情報収集力
質の高い情報を短時間で素早く効率良く収集する技術があれば、新たな行動を起こす際の知恵を授けてくれます。本を読む、ネットで調べる、人に聞く、新しい場に足を踏み出すなど、大学生のうちに幅広い情報を取り入れるスキルがあると役立ちます。
情報化社会では情報で溢れており、どのような情報を取捨選択するかで見えてくるものが全然違います。情報の集め方は多種多様ですが、社会に出る前に価値ある情報を多く集めて、人生の選択肢を広げていきましょう。
6.情報整理力
情報を上手く整理できなければ、いくら価値ある情報を持っていたとしてもまさに宝の持ち腐れです。人と話す、情報を資料にまとめる、頭を整理するためにも情報整理力は大切です。
大学生活は、様々な授業や活動を抱えたマルチタスクな期間になるので、多様な情報をきれいに整理していきましょう。膨大な情報を整えることができなければ、仕事に精神を押しつぶされてしまいます。整理と言えば、部屋の整理や時間の整理など色々な所で使われますね。
7.論理的思考力
物事を筋道立てて論理的に考える力は社会で使われる思考の基本になります。行動する際には何をするにしても根拠を持ち、話す時には理論立てて話すことが大切です。
社会では人との関係にどうしても利害関係が絡んできてしまいます。その中で何が何故起こるのかや誰に何が何故必要なのかなどを考えられる論理的な考え方の基礎だけでも身につけておきましょう。でないと感覚でしか話ができない人になってしまいます。
8.本質的思考力
論理的思考力を活かすためにも物事の本質を捉えることが大切です。問題の本質が分からなければいくら論理的に考えられたとしても、解決の方向性が定まらないので根本的な問題解決ができません。
社会に出たら行動の全ては自己責任になります。表面上の問題に囚われて周囲に流されないためにも、本質的な問題は何なのかを常に考えて行動し、より良い思考・より良い問題解決の習慣をつけましょう。
9.目標設定力
目標ならどう立てても良いと思うかもしれませんが、適切な目標設定を行うことは意外と重要で目標をどう設定するかで目標を達成できるかに大きく関わってきます。大きな目標から小さな目標への細分化を行い、達成しやすい目標を常日頃から設定していくことで目標を達成できる確率を上げていきましょう。
また、どのような目標を設定するかで人生は大きく変わります。弁護士を目指すかプロサッカー選手を目指すかでは何もかもやることが違いますよね。さらには、異なる目標の優先順位を決めていかなければならないなど、意外と奥が深かったりします。
10.セルフマネジメント
社会に出ると自己管理能力が問われてくることが多くなります。体調管理・時間管理・タスク管理・・・など管理することはたくさんです。生活も不規則になりがちで時間も少なくやることも多い社会人生活で自己管理ができなければ精神的に追いつめられてしまうことも多いでしょう。
大学生のうちにどれだけ自己管理能力をつけておくのかによって就職活動もしかりですし、社会人生活の出だしが大きく変わってきます。これからの生活を円滑に勧めるためにもセルフマネジメントをしっかりと心がけることはとても大切です。
11.自己分析力
社会に出てからは周りが優しく仕事やプライベートに関して気を遣ってくれるわけではありません。自分の生活は自己責任で自分で決めて考えて行動しなければならなくなるため、自己管理はもちろんのこと、自己分析も自らできなければなりません。
自己分析を自らできなければ、精神的な問題が起こりやすくなります。何をしたいのかはもちろんのこと、何をするとストレスが溜まりどうすれば解消できるのかなど深く自己分析していきましょう。
12.問題発見力
人に言われてから問題に気づくのか。人に言われる前に問題に気づけるのかは結果に大きな差が出ます。問題は発見した時点で半分は解決していると言われるように良い問題を気づける人間はとても価値があります。逆に、問題を指摘されても治せないことや最低限の問題に気づけないのは致命的な欠点となります。
本質的な良い問題を発見することができれば良い問題解決の足がかりとなり、大きな成果を残すことができます。そのためには本質的・論理的思考力や感受性・先見性など、左脳と右脳の両方の働きが必要となってきます。
13.問題解決力
いくら問題発見力が優れていても解決できなければ意味がありません。大学生は社会に出る前にあまりにも問題となる部分があるので、大学生のうちに自分の問題発見と問題解決に時間を注ぐことが必要です。
大学生のうちに本質的に問題を発見し、良いソリューションを導く思考・行動プロセスを定着させることができれば、社会で壁に打ち当たったときに大きく役立ちます。主体的に問題解決を行う意思と行動がないのが習慣化されてしまうと非常に危険です。
最後に
これらのスキルの必要性を認識した上で大学生活で意識して欲しいポイントがいくつかあります。何をするにしてもきちんと向き合って考えていかなければならない部分となるので、最後までぜひ抑えておいて下さい。
大学生活で意識して欲しい4つのポイント
- 自分を知ること
- 相手を知ること
- 思考すること
- 行動すること
自分の癖を知ることで行動をする上での軸ができてきます。行動の軸がないと先の見えないブレのある人生になりますが、軸を作ることができれば明確な判断軸をもとに目標・目的意識を持った行動ができます。
相手を知った上での行動は後だしジャンケンのように勝負に勝ちやすい状況を創り出すことができます。知らないことも知らずに何も知ろうとせず行動することが一番怖いです。関わる人や問題については常に知ろうとすることを心がけましょう。
その上でとにかく考える
自分を知り、相手を知った状態で論理的・本質的に考えていくことができれば、これから何をすればいいのかが明確に見えてきます。行動する前の思考準備の段階で結果はほぼ決まります。思考力を鍛えて質の高い思考を繰り返すことが大切です。
そして行動する
思考を実際に行動に移すことができなければ、どれだけ優れた思考も無意味です。考えるだけなら誰にでもできるので、アクションを起こしていくことを忘れてはいけません。行動には例外なく結果が伴います。より良い結果を残すためにも軸を明確にし、情報を集め、深く考えた上で行動していきましょう。
大学生活の中でこれら4つのことを意識していれば、13のスキルは自然と身につくのですか?
>>ユタリさん、コメントありがとうございます。
そうですね。人との関わり合いの中で目的を持って主体的に思考し行動していく(自分を知り、相手を知り、思考し、行動していく)と、この記事で紹介したようなスキルの基盤ができてくると思います。
社会生活では、人との繋がりなくして生きていけません。
・周囲に流されるだけではなく、目的を持って自分の課題を克服していくこと
・自己中心的な行動で周囲に迷惑をかけるのではなく、周りの人達に価値を提供すること
(今回紹介したスキルでできることの例)
こういう働く上で基本となる習慣を学生のうちに身につけて(高いレベルでこなせるようになる)れば、会社に入った後もやるべきことに集中して仕事ができ、会社でも重宝される人財になりやすいです。
まぁ、何も考えずに遊びほうけたりせずにやりたいことを見つけて学んでいけば、4年制の大学なら自然と必要なスキルは身についてくるはずです(笑)
こういう不安あおって金稼ぐの楽しいっすか?
なんでもできるスーパーマンになれですむ話ですね。
そんな人みたことないけどw
学生だと分かりにくいのかもしれませんが、これらのスキルって社会人としてはごく当たり前にできて当然のものです。
社会人になって数年もすると「お前はもっと論理的に考えれるようになった方が良い。」なんていちいち言われないですし、スキルではなくアウトプットした内容の質を問われます。
特にホワイトカラーの職業であればなおさらです。
もちろん、こういったスキルを持たない社会人もいますが、言われた通りに仕事をするのではなく自分の頭で考えて仕事を作っていく立場になりたければ、最低限のレベルは学生のうちに身につけることをおすすめします!!
全て抽象的で具体性が全く無い。社会人100人にこの13の能力を持っているかと訊いても、全て備えていますと答える人間なんて殆どいないだろう。
「私には本質的思考力と問題発見力と問題解決力が有ります」なんて奴がいたらそれはただの酔っ払いだ。
『ぼくのかんがえたすごいしゃかいじん』をただ書き殴ったかの様な空疎さ。
最低限のスキルが必要というのは、全て自信を持って「持っている」と答えられるほど備えている必要はありません。
今は抽象的に見えてしまうかもしれませんが、遅くとも就職活動の期間になってきたら、これらのスキルがなぜ重要なのかが分かってくるかと思います。
現に働いている人の何パーセントの人がこれらのスキルを使える状態で持ってるか?何よりこれらのスキルは仕事をする上で周りと協力して発揮するものだ。学生をバカにしてる。
就活時期になると、企業の就活セミナーなどで「マーケティングの基礎を学ぼう」だとか「論理思考のスキルを学ぼう!」みたいなの沢山ありますよね。人気企業ほど学生に本記事で取り上げたようなスキルを求めているのを、私は就活時期にかなり実感しました。
「就活してどこかの企業が拾ってくれればそれでいい。」と思っているのであれば、エントリーの数で勝負して運良く内定をもらう努力をすれば良いですが、誰しも望んだ企業に就職したいと思っているのではないでしょうか。
であれば、「学生の内は何もしなくて良い。」わけではなくて、望んだ結果を得るために何が必要なのかを考えて身につけていくことも大切だと思っています。
スキルの名前をビジネススキルっぽく表現したのが良くなかったのだと思うので、学生の方は少し噛み砕いた解釈をしていただいて参考にしてください^^
この記事に書かれていることは間違っていないと思いますし、ビジネス面に寄せて情報がよく整理されていると思います。ただ、抽象的なものが多く多くの大学生はこれを読んだ後具体的にどうすればいいか分からないように思います。もう少し具体的な中身をつけ足して社会を知らない学生にも実感を持たせられるよう一つ一つのスキル内容に厚みが増すと、よりありがたい記事になるのではと感じました。この記事だけで全てを解説するのは難しいと思いますが、ステップを踏んでスキルを養成する具体的方法などにも言及があると大学生にとって嬉しい記事になると思います。長文失礼いたしました。
就職活動を終えた大学院生です。これらの能力の必要性を就職活動を通じてとても感じました。「具体的にどう行動したらいいんですか?」なんて聞いて誰も教えてくれるわけないじゃないですか。自分で考えて行動しましょう。
確かに身につけたら、周りから重宝されそうです。そこで本記事ではこれらのスキルを最低限は欲しいと書かれてますが、最低限がどのくらいかが記載されてないので、何をどこまですればよいのかがわかりません。上記を補填するコメントをお願いします。