大学受験といえば、1人5,6校受けるのが普通ですよね。
記念受験や、滑り止め、いろいろあるとは思いますが、高校受験とは異なり倍率の高い大学受験では、第一志望の大学、学部に受かる人は少数派と言えるのではないでしょうか?
大学とは、中学高校とは違って、1つの肩書として一生ついて回るものです。そのため、惜しくも第一志望の大学に合格できなかった人は、それが挫折となり、コンプレックスに感じてしまうこともあります。
これが俗にいう、学歴コンプレックスというものです。
私自身も学歴コンプレックスを抱えていた時期があり、始めは大学生活を楽しむことができませんでした。しかし、それではいけないと思い、いろいろなことにチャレンジをし、大学1年を終わるころには、学歴コンプレックスは解消してました。
そこで今回は、私の経験を活かしつつ、学歴コンプレックスを解消する方法を紹介します。
なぜ学歴コンプレックスに陥るのか?
まずは、そもそもなぜ学歴コンプレックスに陥るのか考えてみましょう。学歴コンプレックスに陥る学生の特徴としては、それまでの人生で大きな失敗をしたことがなく、周囲からも大きく期待されているような優秀な学生が多いとされています。
学歴コンプレックスを抱く大学生は2つのタイプに分けられます。
- 1.東大や京大、早慶など、高学歴志望の不合格組(MARCH以上、早慶未満)
- 2.他人と学歴比較によって生じる、MARCH未満の低学歴組
前者は、「もう受験勉強なんてしたくないし…」と割り切りやすいものの、MARCH未満の学生は「もっと勉強すれば良かった」と学生の質の違いを実感して後悔しがちです。
今まではすべて自分の思い通りの人生を歩んできたのに、自分の納得のいく大学に進学できなかった、その事実が自分への失望、周囲の期待への裏切りと感じられ、学歴コンプレックスに陥ってしまうのです。
俺とお前の違いは、学歴
同じように生きてきたお前と俺の大きな違いは何だろう?と壁に囲われた中で焦る低学歴は考えます。視程10mの中で。必死に考えます。どこで差がついた?違いはなんだ?そこで思い当たるのです。進学した大学の違いに。そうだ、あいつは高学歴だ。俺は名もないFラン大学だった、と。
だからきっと、高学歴だったなら俺はこんな苦労しなくて済んだのだ。全部学歴が悪い。高学歴になりたい。高学歴こそ至高。それ以外は全部ゴミ。
こうやって、学歴コンプをこじらせた学歴厨が誕生します。|学歴コンプレックスになる本当の理由と克服方法をFラン大卒が解説するよ
学歴コンプレックスを克服するには、失ってしまった自信や自己充実感を取り戻す必要があります。それらは、下記のような方法で取り戻すことが可能です。
学歴コンプレックスを解消する方法
1.知り合った友人に相談してみる
まず、大学に入学したら、サークルに入るなどして友達を作りましょう。そして、学歴コンプレックスを感じているなら、その悩みを友人に打ち明けてみましょう。
そうすると、自分と同じ状況の人が多くいることに気が付くはずです。むしろ、自分が目指していた大学よりもずっと上のレベルの大学を目指していた人に出会うこともあることでしょう。
最初に記載したように、大学受験では第一志望の大学に受かる人はごくわずかです。そのため、ほとんどの大学生が何かしらの妥協をして入学をしています。
このようにして、周囲の友人と話してみると、学歴コンプレックスを感じているのは自分だけではないという事実に気が付くことができるので、大分心が軽くなります。
そして、信頼できる友人たちができることで、学歴が気にならなくなってきます。
また、第一志望の大学に入学できなかったからといって、みんながみんな卑屈になっているわけではありません。それぞれが大学生活を楽しもうとすでに気持ちを切り替えています。
めちゃくちゃ明るく過ごしている学生でも、「早慶落ち」は結構います。そういったポジティブな友人と過ごすことも、学歴コンプレックスを解消する1つの方法です。
2.好きなこと・やりたいことを見つける
大学で熱中できるものを見つけるのも学歴コンプレックスを解消する有効な方法です。
サークル活動やボランティア活動やゼミなどに参加するなど、新しいことを始めてみてはどうでしょうか。また、好きなことを極めてみるのも良いと思います。
重要なことは新しい仲間と共に最高の時間を過ごすことです。そして、この仲間と出会えてよかった、と思えた時に、その大学に入学してよかった、と感じることもできます。
その時にはすでに学歴コンプレックスは消えているはず。また、大学時代の友人とは、卒業後も付き合いが続くほど親しくなることができます。
一生付き合えるような友人を手に入れることは、大学名以上に大事なことであり、それ自体がその大学に入学した価値となります。
とはいえ、学歴コンプレックスを抱くような学生は、ぼっちになりがちです。
そんな時は、上位校の学生が集まっている学生団体などに所属してみると良いかもしれません。学生団体の多くは、いわゆるFラン大学の学生と東京大学や早慶といった上位校の学生が一緒になって活動しています。
そこでは学歴差別はほとんどないので、学歴コンプレックスが自然と解消されていきます。
3.背伸びして偏差値の高い大学に留学する
学歴コンプレックスのせいで、なかなか学生生活を楽しめないのであれば、思い切って留学をしてみてはどうでしょうか。この際に、なるべく偏差値の高い大学に留学をしてみましょう。
日本の大学には世界のトップレベルの大学と提携をしているところも多くあり、そういったハイレベルな大学で学ぶことは、自信へもつながります。
また、一度世界に出てみると、日本の大学名で判断されることはありません。
世界で優秀な人、面白い人、変わった人など多くの人と出会うことによって、「人の価値は学歴で人は測れない」という事実に気がつくことができます。
留学をして世界を見ることで、視野が広がり、新たな夢や目標を見つけることもできます。そのようにして、自分自身のモチベーションを上げていくことで過去の失敗にとらわれない、前向きな自分になれるはずです。
4.非日常体験に足を踏み出してみる
学歴不要論は世界的に広まってきています。そんな中で、学歴に悩むのは価値観が凝り固まっている証拠です。
そこで、インターンシップや海外旅行、海外ボタンティア、海外インターンシップのような、大学に通うだけでは体験することのできない世界に足を踏み出してみてはどうでしょうか。
例えば、「武者修行プログラム」のような海外インターンに参加して、外の世界に足を踏み出してみると価値観がガラッと変わります。
海外ビジネス武者修行プログラムは、大学生がベトナムで現役の戦略コンサルのサポートを受けつつ、「自分で考えた企画を実践する」実践型海外インターンプログラムです。
2週間で「圧倒的な成長を求める」「挑戦する環境がほしい」「将来は海外で活躍したい」そんな大学生にぴったり。
過去200名以上が参加し、大学生向けの海外プログラムとしては、実績No.1・満足度No.1の海外インターンプログラムとなっています。
参加時の英語・ビジネススキルは一切不問で誰でも参加が可能です。お客様は欧米人観光客、スタッフはベトナム人という環境の中ビジネス経験をすることで強制的に実践的な英語が身に付けることができます。|大学生向け実績No.1海外インターンシッププログラム
武者修行プログラムは、ベトナムで現役コンサルタントの元、企画立案から実行までを実際に体験する海外インターンです。実際にやることは「ベトナム人相手に商売をして、利益を上げる」ことです。
海外ビジネスという普通の学生では味わえない非日常で刺激的な体験ができ、費用もかなり格安なので、おすすめです。
5.社会に出てから自分に復讐する
大学で失敗をしてしまったのであれば、就職活動や就職後の成果で挽回しましょう。多くの人が良い大学に入学したがる理由は、一流企業に就職をしたいからです。
ですが、トップレベルの大学に入学したからと言って一流企業に就職をできるわけではないですし、思い通りの大学に入学できなかったからといって、希望の就職先、一流企業に就職をできないというわけでもありません。
大学時代の自分の頑張り、就職活動への取り組み方で、いくらでも希望通りの企業に就職をすることは可能です。大学名に頼らずに、自分自身の価値を高める努力を継続してみましょう。
大学とはあくまで通過点にすぎません。社会には、高卒で活躍しているビジネスマンはもちろん、経営者や投資家として成功している方もたくさんいます。
成功者となるには学歴はほとんど関係がないとも言われています。
仕事の現場では、大学名はほとんど価値を持たないのですから、学歴にとらわれる必要はありません。より良い将来のために、今できることに集中して取り組むことをおすすめします。
6.仮面浪人・再受験・編入して学歴を上書きする
どうしても学歴コンプレックスを解消できない、という人は、仮面浪人や再受験、編入をして学歴を上書きしましょう。大学の授業を受けつつ、受験勉強をするというのは簡単なことではありません。
しかし、どうしても第一志望の大学への思いが断ち切れないという人はもう一度チャレンジをしてみるのもいいでしょう。
実際に私の友人は仮面浪人をして、第一志望の大学に合格をしていました。それからは、学歴コンプレックスに縛られることもなく、充実した大学生活を送ることができていたようです。
しかし、この方法はお金も労力もかかりますし、必ず成功するというわけではありません。更に、再受験の結果もう一度失敗してしまうと、より強い学歴コンプレックスを抱えてしまう可能性もあります。
再受験をしたせいで、楽しめるはずだった貴重な大学生活を無駄にしたことにもなります。なので、この方法は最終手段と考えましょう。
もしくは、失敗をしても、チャレンジするだけで何かしら満足できる、諦めがつく、という人だけこの方法を選ぶのがいいでしょう。
小さな成功体験を積み重ねていく
最初に引用した記事には、以下のようなことが書かれています。
低学歴でもできる学歴コンプを克服する方法は、小さなハードルの超え方を知ることです。
低学歴は、小さなハードルも大きなハードルも皆一様に飛び越えることのできないハードルとしてしか認識できていません。
だから、成功体験を持っている人間でさえ飛び越えることが困難であろう高さのハードルを、何の脈略もなく設定します。そして玉砕します。その繰り返しで、自分はハードルを飛び越えることなどできないと思い込みます。
まず、自分の飛び越えられるハードルの高さを知るべきです。
ほんの些細なちいさなちいさなことから挑戦してみましょう。|学歴コンプレックスになる本当の理由と克服方法をFラン大卒が解説するよ
学歴コンプレックスの本質は、「自分は何も成し遂げられない人間なんだ」という思い込みです。
大学に合格するためには、受験勉強。プロのサッカー選手になりたければ、サッカーの練習。プログラマになるには、毎日コードに触れること。
学業成績を除けば、東大生もFラン大学の学生も大差ないわけですが、東大生は「頑張ればできる」という成功体験があり、学歴コンプレックスを持つ学生には「頑張れない、頑張ったところで上手くいかない」という失敗体験があります。この差が大きいです。
全ての成功は、失敗を繰り返した先にあります。この感覚を理解することが、学歴コンプレックスを解消する最大のコツになります。
まずは、できることから。何度失敗してもめげずに挑戦し続けること。そして、その過程を楽しいと思えるものを見つけることです。
最初から上手くいく人はいません。小さな一歩がやがて大きな一歩となるということを覚えておきましょう。
まとめ
学歴コンプレックスを解消する方法はいくらでもあります。
学歴コンプレックスを感じていて大学生活を楽しめないのであれば、とにかくいろいろなことに没頭して、今この瞬間を充実させるようにしましょう。
そうすれば、一度は失敗だと思っていた大学受験もステップへの一部とポジティブにとらえることができるようになるはずです。
私が社会人になった今感じることは、学歴とはそこまで重要ではないということです。それ以上に、人間性、何ができるか、ということの方がずっと社会人としては重要です。ですので、学歴に縛られることなく、充実した大学生活を送るようにしましょう。
Many of life’s failures are people who did not realize how close they were to success when they gave up.