新学期が始まり、良いスタートが切れた新入生もいれば、出遅れてしまった新入生もいるのではないでしょうか。
大学生活が始まったものの、なかなか友達ができない、学生生活が楽しめない出遅れ組の学生たち。
今回は、出遅れ組にありがちなことと、出遅組を回避する施策について解説していきます。
大学出遅れ組にありがちな4つのこと
1.入学する前に何も準備していない(LINEグループ等に参加していない)
例えば、早稲田大学に入学する新入生は、入学式の前に【早稲田合格者LINEグループ】を作って2月,3月には交流を深めています。
そして入学式前に「早稲田口改札を出て右側にある広場で待ち合わせね」という連絡をして、自己紹介を済ませた上で一緒になって入学式に向かい、「今度食堂に集まってサークル検討会しよう」などと盛り上がり、その後の交流も深めていきます。
事前準備をしていない新入生は、その時点で出遅れ組です。
2.エスカレーター組と仲良くなれなれず、人間関係が広がらない
エスカレーター組は、横の繋がりはもちろん、先輩との繋がりも入学時点で持っています。
彼らと仲良くできれば、友達に困ることはありませんし、先輩から有益な情報を収集するのにも苦労しません。情報量という面で圧倒的優位に立てます。
エスカレーター組は固まって過ごしがちですが、入学当初は「転校生が来たぞ」みたいなノリなので、簡単に仲良くなれます。
怖がらずに、頑張って話しかけてみましょう。
もし附属校がある大学でエスカレーター組と仲良くできければ、新入生同士でつるんで縦の人脈を開拓していかなければなりません。ぼっちになる確率が高まり、大学生活に出遅れていきます。
3.気が付いたらサークルの新歓時期が終わってる
一人暮らしの準備を早めに済ませておかないと、サークルの新歓に乗り遅れてしまいます。
新歓は、新入生同士はもちろん、先輩とも仲良くなれる格好のイベントです。ここを逃すとみんなグループを作って行動し始めるので、後から参入するのには勇気が要ります。
一人暮らしの段ボールの片付けや、バイトの応募などやることはあるかもしれませんが、新歓イベントも優先的に参加するようにしましょう。(新歓イベントは、先輩が支払ってくれる優良サークルのものに参加すれば、食費も浮いて一石二鳥です。)
4.1学期が終わるまでにバイトを決めないと、段々気まずくなってくる
アルバイトが必要な学生は、夏休み前には仕事を決めておくようにしましょう。
1学期が終わるまでにバイトを決めないと、段々とバイトを始めるタイミングを逃し、「こんな中途半端な時期にバイトの応募なんてして良いのだろうか…」とネガティヴ思考に陥りがちです。
さらに面接に何度も落ちてしまうと、アルバイトを始める時期がどんどん後回しになり、年明けになる学生もしばしば。
バイトの募集は5月が最も多いと言われていますので、前年度のバイトが抜けた4~5月の仕事を探すのがおすすめです。(倍率は若干高めになりますが、人気の職種も見つかりやすくなっています。)
バイトで出遅れてしまうと金銭的に困り、遊びはもちろん、食費や教材費等にも気を使わなければならなくなります。早め早めの行動が大切です。
出遅れ組になるのを回避するには
1.SNSのグループに積極的に参加する
例えば、Twitterには【○○大学2018新入生】といったアカウントがいくつもあります。こうしたTwitterにフォローしている新入生をフォローしたり、メンバー募集がされているLINEグループなどにも積極的に参加しましょう。
最初から会う機会はなくても、後になって「グループいた人ですか?」みたいな話で盛り上がることもあるので、接点をいくつも作っておくことがコツです。
2.エスカレーター組を持ち上げつつ、地元の話をしてあげる
附属校から大学に入った学生は、案外狭い世界でしか生活してきていません。
そこで、「俺、沖縄から出てきてて、東京のことまだ全然知らないんだよね」みたいな話を持ち出せば、異国人を見つけたように地元について詳しく聞きたがるか、勝手に大学・地域のアドバイザーとして名乗りを挙げてくれます。
エスカレーター組と仲良くなることは大切なので、「付属校からの進学いいなぁ」と持ち上げつつ、現地での生活におけつ悩みを相談してみてください。
お互いに興味を持てるので、結果として親密度が上がっていきます。
3.新歓には必ず参加する
大学生活を楽しみたいなら、新歓には必ず参加することをおすすめします。
少なくとも3つ以上のサークルの新歓に参加し、たくさんの同期・先輩と連絡先を交換しておきましょう。このリストがあれば、最低限の情報網は出来上がるので、不安や悩みなどがあれば相談できるようになります。
ぼっちからの脱出するには、新歓はベストなイベントです。みんな最初は不安なので、恥ずかしがらずにサークルのチラシに書かれている新歓イベントに予約していきましょう。
4.バイト探しも並行して行う
地方から出てきたら入学から、健康診断・オリエンテーション・履修登録・教材購入・新歓・部屋の整理…とやることが山積みですが、バイト探しも忘れてはいけません。
今ではスマホ1台あればいつでもどこでもバイト探しができるわけですから、電車に乗っているときなど、時間を見つけてアルバイトを探し、応募しましょう。
必ずしも面接に1度で受かるわけではないので、複数のアルバイトに応募することが必要ですし、仕事が確定するまでに遅い人は1ヶ月近くかかります。
シフトと履修科目のバランス等の調整も必要なので、その辺は先輩に聞いてアドバイスをもらいましょう。
まとめ
友達作り、サークルへの加入、履修登録、バイト探しが終われば、学生生活のはじめはひとまず安定してきます。
逆に、どれか疎かになってしまうと不安が続いてしまうので、最低限やるべきことを紙に書いておいて、それらは終わらせるように努めていきましょう。
最初はぎこちない感じですが、GWが空ける頃にはみんな昔からの友達だったかのように仲良くなっています。何事も最初が肝心です。