【友達の作り方】大学生でも友達作りで失敗しないためのコツまとめ

【友達の作り方】大学生でも友達作りで失敗しないためのコツまとめ

大学生になると、友達作りで上手くいく人と失敗する人が明確に分かれます。

人によっては何百・何千という知り合いを作って幅広い人間関係を楽しむものの、友達がほとんどできずに学校でぼっち飯を食べている人もいます。

では、その違いは何なのか。

今回は、友達作りのコツについて徹底解説していきます。


友達の作り方は2種類に分けられる

友達の作り方には、主体的な方法受動的な方法の2種類あります。一般に友達作りと言うと前者が語られることが多いですが、受動的なやり方でも友達は作れます。

「自分から話しかけよう」「積極的にイベントに参加しよう」と言われても、それができないから友達作りで失敗しているわけで、他の方法も知っておきたいですよね。それぞれ説明していきます。

主体的な友達の作り方

自分の意思で積極的に他者へアプローチして友達を作る方法です。もともと対人コミュニケーションが好きな人はこうした手法を用いることがおすすめです。

1.行動を起こして出会いを増やす

イベント型の出会い(単発)
・新歓に参加する
・隣の席の学生に話しかける
・勉強会や交流会に参加する
・Twitterで同じ大学の学生をフォローする
・ご飯を一緒に食べる
・イベントに積極的に参加する
コミュニティ型の出会い(継続的な交友)
・学内サークルに加入する
・学生団体に加入する
・社会人サークルに加入する
・バイトを始める
・インターンシップを始める
・大学のLINEグループを探す
・習い事を始める

出会いには、単発で次の出会いへとつながるイベント型の出会いと、所属することで継続的な出会いが生まれるコミュニティ型の出会いがあります。活動のベースとなるコミュニティに所属しつつ、イベントに積極的に参加することで安定した出会いのエコシステムを作ることができます。

友達が欲しいなら、最も手っ取り早いのはコミュニティに所属することです。

大学生であれば、「サークルに所属する、バイトやインターンシップを始める、学生イベントに積極的に参加する」といった活動をしていけば、必然的に友達ができてくるはずです。

2.自分から話しかける

「気になっていたけど、話しかけられずに終わった」なんて経験のある方は多いはず。せっかくの出会いを無駄にしないためにも、仲良くなれそうな人には自分から積極的に話しかけていきましょう。

話しかける際のコツ
・挨拶を忘れない
・会話のバランスを考える
・共通項を見つけやすい自己紹介をする
・会話では相手の情報を聞き出す
・共通点と共感を探し出す

話しかける際のポイントは、自己開示・質問・共感の3点です。

例えば、交流会で初対面の人と仲良くなりたければ、「はじめまして、こういった交流会は初めてですか?」と聞いてみて、「そうなんですね、私も〇〇なんですよ。因みに、今日はどこから来たんですか?」など、まずは情報収集から始めて自分との共通項を探っていってください。

見つけやすい共通項
・通っている大学
・学部
・趣味
・参加の目的
・出身地
・年齢
・所属サークル

好きな漫画が同じなど、相手に自分との共通点があれば、自然と会話は弾むものです。特に、趣味や価値観が近い人だと一気に距離が縮まりやすい傾向があります。

また、話しかけた時に相手が嫌がらないようにする配慮も大事になってきます。服装や言い回し、顔の表情など、良い印象を与えられるように工夫していきましょう。

印象を良くするコツ
・自然な笑顔で振る舞う
・テンションを合わせる
・服装を寄せる
・清潔感を出す
・自分のことよりも相手のことを機にする

「郷に入っては郷に従え」という言葉があるように、相手に良い印象を持ってもらいたければ、相手のルールに反しないようにコミュニケーションをとることが求められます。

大人しい人に対してテンションマックスで話しかけたら確実に引かれるものの、逆にテンションの高い人に静かな口調で話しかけたら嫌な顔をされてしまいますよね。

あえて他人に合わせずに話しかける方法もありますが、基本的に話しかける側は相手の立場に立って相手に合わせたコミュニケーションをとるようにした方が効果的です。

何はともあれ、相手の特徴を踏まれた上で話し方や会話の内容を臨機応変に調整していきましょう。この点は話しかけているうちに慣れてきます。

3.知り合ったらイベントに誘う

会話をして仲良くなるだけでは、友達と呼べる仲にはなれません。そこで、食事や遊びに誘って交流を深めること関係を深めていきましょう。

誘いやすいイベント
・エンターテイメント
・食事・飲み会
・遊びや勉強会

人間関係は何度も交友を重ねていくことで深くなっていくものです。関係性を築くためにも、様々なイベントに誘って一緒に行動する回数を増やしていきましょう。

イベントは二人きりではなく集団による活動である方が誘いやすく、参加してもらいやすいです。よって、遊び仲間のLINEグループやサークル等のコミュニティ内のメンバーを誘う形だと低リスクでイベントに招待できます。

なお、イベントに誘う際は、グループ内で告知する方法と個別に連絡する方法があります。ぜひ参加して欲しい人がいる場合は、個別連絡もするようにしてみると参加率が向上します。

4.プレゼントを渡す

旅行のお土産や誕生日のお祝い、ジュースを奢るなど、見返りを求めずにプレゼントを渡すようにすると、返報性の法則が働いて自然と関係性が深まっていきます。(ただし、高価過ぎるプレゼントなど、相手が受け取りにくいものは逆効果になることがあるので気をつけてください。)

あなたが友人からプレゼントを受け取ったらどうでしょうか。

嬉しい気持ちとともに、恐らく「今度は、私の方から何かしてあげないとな」と思うものの、それは面倒事というよりは今後の楽しみの一つとなっているはずです。

恋人関係では想いを形にすることは大切だと言いますが、それは友人関係でも変わりません。良いことがあったのに何も祝ってもらえないと、逆に不安になってしまうことすらあります。

言葉にするだけでも良いので、良いことや悪いことを共有して楽しんでいきましょう。

5.自分のコミュニティに招待する

大学生になってくると、毎日のようにはしゃぐような友達は少なくなって来ます。お互い講義は違うしバイト等で色々と忙しかったりするので、いつの間にか関係が遠ざかっていることも良くあります。

そこで、同じコミュニティに所属することをおすすめします。

例えば、バドミントンサークルで週一で活動していれば、自然とそこで会う習慣が生まれ、活動後に飲み会に行ったりと交友が生まれますよね。なので、仲の良い友達がいたら、「一緒にバドミントンしない?」とサークルに誘ってみてください。

コミュニティの活動は人間関係の維持に非常に役立ちます。

受動的な友達の作り方

積極的な人がいるわけなので、受動的であっても友達を作ることはできます。「自分から話かけるのが苦手…」という方は焦らずに以下の方法を試してみてください。

1.積極的な友達とともに行動する

自分から行動するのが苦手な人は、行動するのが得意な友達と一緒に行動してみるのが良いです。一緒に行動していれば、友達を紹介してもらえることはもちろん、自分一人ではやらないようなことができて面白いです。

今はまだそうした友達がいなかったとしても、積極的な友達ができた時に遊びについていってみると新しい発見があります。

2.話しかけられるのを待つ

自分から話しかけられなくても、話しかけられやすい空気感を作ることはできるはずです。一人だからといってスマホに夢中になるなど、話しかけられにくい雰囲気を出してしまっていませんか。

話しかけられやすい人の特徴
・話しかけても嫌な顔をしたり怒ったりしなそう
・スマホ等を熱心にいじっていない
・姿勢が良い(背筋が伸びている)
・清潔感がある
・明るい表情をしている
・TPOに反しない格好をしている
・話かけやすいネタがある
・自己開示してくれる
・他人と対等に接する
・近くに人がいても嫌な顔をしていない
話しかけにくい人の特徴
・怖そう(暴力的・ヒステリック感がある)
・別の作業に没頭している
・姿勢が悪い(猫背でうつむきがち)
・清潔感がない(髭がもじゃもじゃ・臭い・汚いなど)
・暗い表情をしている(目が死んでいる)
・TPOを逸脱した格好をしている
・話しかけるきっかけがない
・自己開示をしたがらない(秘密主義)
・他人を見下しているような態度をとってしまう
・すぐ人から距離をとってしまう

例えば、真面目そうで他人に話しかけるのが苦手な人でも、学校の教室でマンガを読んでいたら「○○さんてマンガ好きなんだ。意外だね。他にはどんなマンガを読むの?」といった感じで話しかけてくれる人が何人かいるはずです。

その他、入学式であれば大学のサークル一覧資料を見ていれば、同じようにサークル選びで悩んでいる人が話しかけたりしてくれます。ストラップ等のアクセサリーやパソコンに張っているステッカーなども、話のきっかけになることがあります。

他人の興味を引けるネタを用意すれば、10~100人に1人程度はあなたに話しかけてくれます。ただし、他人を見下しているような態度をしてしまったり、猫背でゲームに没頭しているなど、話しかけづらい雰囲気を作ってしまうのはNGです。

大事なのは、嫌そうな表情をしないことと、他人と距離を作り過ぎないことです。暗い感じの人は、「あの人は一人が好きみたいだから、話しかけないでおこう」と親切心で話かけてもらえないという状況が発生します。

友達を作りたいなら、他人に嫌な顔をしてしまっていないか気にしてみてください。

3.イベントに誘われるのを待つ

仲良くなるには、食事や遊びに誘ってもらうことが大切になってきます。日常的に顔を合わせる人を友達を呼ぶのであればコミュニティに所属しているだけで良いですが、そういうわけにもいかないですよね。

であれば、誘われやすい人物になって、イベント事に参加してみてはどうでしょうか。

誘われやすいイベント
・集団・団体活動
・人数が多い方が楽しいこと
・食事・飲み会
・遊びや勉強会
イベントに誘われやすい行動
・自分が何に興味あるのかを知らせておく
・誘いはなるべく断らない
・普段から所属コミュニティに顔を出すようにする
・遊び相手やコミュニティのLINEグループに参加しておく

イベント事は、何度も断っていると誘われなくなっていきます。もし友達が欲しいのであれば、イベントに誘われたらなるべく参加するようにしましょう。

最も楽な方法は、友達同士やサークル等のコミュニティのLINEグループに参加しておくことです。そうしたグループでは、「x月y日にzしますが、来れる人いませんか?」といった連絡が交わされます。「行きます」と返事するだけなので、簡単に参加者を交友を深めることができます。

なお、悪い友達に当たってしまうと、イベント事に強制参加させられたり、毎日のように飲み会やギャンブルに行かされることで時間・お金・労力・精神的な疲労が生じてしまいます。

そうした人とは距離をとることも大事になってきます。

4.受け取ったものは返す

相手にしてもらって嬉しかったことなど、与えられるだけではなく、相手に何かしてあげてください。

友達とは利害関係にあるわけではないので強制ではありませんが、見返りを求めずに自然と感謝の気持ちを形にすることで信頼関係が生まれていきます。

やられたらやり返した方が良いこと
・遊びに誘われたら誘い返す
・お土産を貰ったらあなたもお土産を渡す
・誕生日を祝ってもらったら祝い返す
・奢ってもらったらおごり返す

お互いに与え合う関係になれれば、例えあなたが受動的であったとしても「どちらが最初だったか」は忘れ去られていき、対等で楽しい関係を築くことができます。

5.アンカーを仕掛ける

アンカリング効果を活用した心理誘導を行うことで、あなたは何もしなくても勝手に友達が増えていく仕組みを作ることができます。

アンカリング効果とは
事前に提示された情報が意思決定や判断に影響を及ぼす心理的傾向のこと。

例えば、フットサルサークルに入っている学生であれば、「フットサルに興味ありそうな人がいたら教えて」と友達に知らせておくことで、以下の条件を設定することができます。

フットサルに興味ありそうな人がいたら教えて
条件 友達にフットサルに興味ある知り合いがいた場合

結果 友達を紹介してもらえる

また、「アニメ好きだから、アニメ系のイベントとかあったら教えて」と友達に知らせておくことで、以下の条件を設定することができます。

アニメ好きだから、アニメ系のイベントとかあったら教えて
条件 友達がアニメ系のイベントまたはそれに付随する情報を発見した場合

結果 イベントを紹介、誘ってくれる

※これらは必ず実行されるわけではない

この方法では、友達が多い人がより多くの友達を作ることが可能です。また、イベントに誘われやすい環境を整えることができ、受動的な人であっても充実した日々を送りやすくなります。

少し上級者向けの方法になりますが、戦略的に交友関係を増やしていきたいのであれば、こうした技術を使うことで効率良く友達を作ることができます。

友達作りの本質は積極性にあるのではない

友達作りの話になると「積極的に話しかけることが大事」だと言う人がいます。確かに一理ありますが、受動的な人でも友達を作ることは可能であり、その本質は別の所にあります。

友達作りの本質は「コミュニケーションを嫌がらないこと」です。

友達作りで大切なこと
・話しかけられた時に嫌な顔をしない
・誘いをむやみやたらに断らない
・他人を見下したような態度をとらない
・他者を威圧するような態度・格好をしない
・他人を遠ざけようとしない

こうしたことが大切であり、世の中には積極的な人も大勢いるわけなので、あなたが受動的でも問題なく友達は作れます。

友達ができてくれば、あなたがしてもらって嬉しかったことなどを他者に反映させることで、人間関係における積極性は後天的に身についていきます。なので、受動的な人間だからとって落ち込まずに、自分のできることから始めてみてください。

まとめ

後は全力で楽しむ

友達作りについて解説してきましたが、こうしたことを考えるのは最初だけで良くて、後は他者とのコミュニケーションを楽しめば良いと思います。

人間関係構築のための理論はたくさんありますが、実際に経験していかないと友達ができるわけありません。まずは人と話す機会を増やすことを考え、コミュニティに所属したり、様々なイベントに足を運んでみてはどうでしょうか。

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